【Colorful Interview】田中あいみ ”ソウルフルボイス”が奏でるロッカバラード!〜新曲「愛の懺悔じゃないけれど」〜
昨年末、『第64回 輝く!日本レコード大賞』最優秀新人賞に輝いた田中あいみが、5月31日、3枚目のシングル「愛の懺悔じゃないけれど」を発売した。作詞に朝倉翔氏、作曲に杉本眞人氏を迎えたキレのいいロッカバラードだ。今年の春、大学卒業を機に故郷の京都から上京しひとり暮らしを始めたという田中。新曲の聴きどころと近況について、自然体の彼女らしい飾らない言葉で話してくれた。
「歌にパッションを乗せろ!」
まずは、昨年の日本レコード大賞の最優秀新人賞受賞おめでとうございます! 少し前のことにはなりますが、お気持ちを聞かせてください。
田中 ありがとうございます! ものすごい大舞台で緊張しました。まさか自分が選ばれるなんて全然思っていなかったので、選ばれた瞬間頭まっしろになりました。号泣しちゃって、動けなくなっちゃったんです。なのに、”え?この状態でもう1回歌うの?無理やわ!”と思いましたが、ほんまにうれしかったですね。
デビュー2年目に入られましたが、今回の新曲ですでに3作目! 「愛の懺悔じゃないけれど」はこれまでの作品とまた違う大人っぽい素敵なバラードですね。
田中 そうなんです。デビュー曲「孤独の歌姫(シンガー)」や前作「大阪ロンリネス」とはまた違うのタイプの楽曲で、いただいたときは”来たぁー!これこれ!”と思いましたね。バラードで聴かせる歌は最高やなあと、幸せな気持ちでレコーディングに挑みました。
作曲は杉本眞人先生。難しい楽曲だと思いますが、実際に歌われてみていかがでしたか?
田中 杉本先生の歌は、とくに難しいですね。独特の世界観があって。最初にギター1本で歌われた杉本先生のデモを聴いたとき、”先生がCDを出されたらいいんじゃないか”というくらい出来上がっていて、この世界観を越えられたらいいなと、めちゃ思いました。杉本先生は“パッション”をすごく大事にされていて、とにかく”歌にパッションを乗せろ!”と言われました。
うまく歌うテクニックよりも、情熱や心が大事だと。
田中 はい。”お前には、それがまだない”と言われて、レコーディングにはすごい時間がかかりました。とくに、「100万ドルの 夜景より」からサビの前までの部分に先生のこだわりというか気持ちがこもっていて、そのメロディーにパッションを乗せるというのがとても難しくて苦労しました。
作詞も今回初めてご一緒される朝倉翔先生ですが、ストーリーについてはいかがですか?
田中 作詞の朝倉翔先生には初めてお会いしましたが、こだわりのたくさん詰まった詞がめっちゃカッコいい! 主人公は男に未練もあるけれど、いつかは自分に戻ってきてくれるという自信も持っている女性。私はこういう経験がまったくないんですけどね…。”ダメな男を愛してしまった私ってどうなん?”という懺悔でしょうか。きっと私だったら、”あんたやろ!こっちが懺悔してほしいわ”と思いますね(笑)。
今回カップリング曲に収録されている「あんたのバラード」についてはご存じでしたか? 1977年に発売された世良公則&ツイストの大ヒット曲です。
田中 正直なところ、知りませんでした。デビューしてから、いろいろな方から”あいみに合うんじゃない?”と言われていて、それじゃあぜひ歌ってみたいと思っていました。父が”誰でも知ってる世良さんの代表曲やで。よく新人の歌手がカバーするのをOKしてくださったな”と言っていました。歌わせていただくことが決まって、当時の世良さんの映像を拝見しましたが、パンチがすごい…!! ”少しでも近づくことができるのか?”と思うくらい、ハードルが高かったです。
こちらも相当難しかったですか?
田中 はい。出だしの「あんたに」という部分からとてもインパクトがありますよね。キーがすごく高くて、しかもハスキー。この世界観をくずしたらあかんなと思って、だいぶ練習しました。「愛の懺悔じゃないけれど」と「あんたのバラード」を続けて聴くと、どっちもええ曲やな〜と思っていただけると思います。おススメです♡
次はもっと大きな賞で、もう一度あのステージに立ちたい
今年の春からひとり暮らしを始められたそうですね! 初めてのひとり暮らしはいかがですか?
田中 いや~、大変です! 東京は土地勘がないし、所属している事務所の近くやったら、どこのお弁当屋さんがいいとかわかるようになりましたがあとはまだまだ…。東京はにぎやかで京都との違いが激しすぎるから、まだ気持ちが追いついていません。やっぱり実家がいいですよ〜。私は“パパっ子”で、いつも父にランチに連れて行ってもらったりしていましたから、ひとり暮らしにあこがれはぜんぜんなかったですね。”家を出て行くのはイヤや!”と言っていたのを、事務所の社長に説得されて出てきました(笑)。
お料理や掃除、洗濯なども頑張られているとSNSで拝見しましたよ!
https://twitter.com/AimitanakaO/status/1665724932523974656?s=20
田中 このつめ(ネイルを施した長い自爪※)ですから、普通に米を研げなくて、泡たて器で研いでいます。料理は材料を買って、作っては残して、腐らせる…。ひとり分の加減がわからなくて、もったいないことばかりしている気がしますね。このあいだ、初めてひとりで洗濯をしたんですよ。洗濯機が届いてすぐにマネージャーに電話して、”ボタンがいっぱいあるんやけど、どうすればいい?”と聞いたら、”スタートボタンを押します。それひとつです!”と言われて、”え、ひとつだけなん?”と拍子抜けしました。洗剤も分量を計らなくていい、キューブ状の洗剤を教えてもらってポンと入れるだけ。柔軟剤を入れすぎちゃって、服がすんごい匂いになってたりします…まだまだですね(笑)。
(※あいみさんはちょうどインタビューの翌日、5年間伸ばしていたつめを切られました)
お仕事がお休みのときなど、プライベートの時間はどのように過ごされているんですか?
田中 お酒も好きなのでよく飲みますが、声帯が弱いので仕事の前日には飲まないようにしています。女性にしては強いと言われますね。好きなお酒は、ウイスキー! でも種類を問わず、いただけるもんやったらなんでもいただきます(笑)。みんなで楽しいお酒を飲むのが好きですが、ひとりだと落ち込むことの方が多くなりそうなので、家では飲まないですね。
明るく元気なイメージのあいみさんですが、落ち込むことも…?
田中 そうなんですよ…仕事のことで「ああすればよかった」という反省点がすごく多いので、飲むと余計に落ち込みそう。落ち込んだときはYouTubeで自分のMVを観て、”私は最高や!”と言い聞かせます(笑)。”できてる、できてる!”と自分で気持ちをアゲて、それから寝ます。
周りの方々が“アゲて”くださることはないのですか?!
田中 私は周りから”あいみは、褒めたらあかん。褒めたら伸びひん”と判断されていまして…。細川たかし師匠も全然私を褒めてはくれず、”おまえは褒めたらダメだ”と。褒められたら、きっと”やった~!イェーイ!!”とバネのように跳ねて、どっかに飛んでいっちゃいますから(笑)!! 今回のレコーディングでも、杉本先生から褒められることは一切なく(笑)、”こうした方がいい、ああした方がいい、どうしてできないんだ”と教えていただき、それがすごく勉強になりましたね。
皆さんに愛のある叱咤激励(?)をされて、今作もあいみさんの”ソウルフルボイス”が炸裂する作品が完成したんですね! 最後に、これからの意気込みを聞かせてください。
田中 今年は田中あいみデビュー2年目になります。もちろん、いつかは紅白にも出てみたいと思いますし、もう一度レコード大賞のあのステージにも立ちたいとめちゃ思っています。今度は、もっと大きな賞で! 頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします。
NEW RELEASE!!
2023年5月31日発売
田中あいみ「愛の懺悔じゃないけれど」
「愛の懺悔じゃないけれど」
作詞:朝倉翔 作曲:杉本眞人 編曲:佐藤和豊
c/w「あんたのバラード」
作詞:世良公則 作曲:世良公則 編曲:佐藤和豊
日本クラウン CRCN-8570 1,400円(税込)
CHECK!!
田中あいみファンクラブ「STAR CLUB」が発足!詳細はこちらから!
田中あいみオフィシャルサイト
田中あいみ公式Twitter
田中あいみInstagram
田中あいみ公式TikTok
(取材・文/夏見幸恵)
▶︎田中あいみと原田波人が浅草神社で新曲ヒット祈願&歌の奉納 。そして「夢を叶えるための最初で最後の修学旅行」を決行!
▶︎【Colorful Interview】「夢はスーパースター!」 もっと知りたい、田中あいみの素顔 Vol.1
▶︎【Colorful Interview】「夢はスーパースター!」 もっと知りたい、田中あいみの素顔 Vol.2
▶︎【Colorful Interview】”ソウルフルボイス”田中あいみに注目! セカンドシングル「大阪ロンリネス」で日本中を明るく元気に
▶︎“日本一のソウルフルボイス” 田中あいみがついにファーストライブを開催。セクシーなミニスカ姿も初披露!
この記事へのコメントはありません。