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【Colorful Interview】フォレスタ 〜音楽の力を信じて、これからも信念とともに〜

メンバー全員が音楽大学の出身という実力派ぞろい。2003年より19年にわたりBS日テレ『BS日本・こころの歌』のレギュラーを務めている人気男女混声コーラスグループ・FORESTA(フォレスタ)が、今年結成20年を迎えた。「名曲はジャンルの垣根を越える」という思いのもと、時代を超えて愛される名曲の数々を歌い上げる彼らが、8月に全曲が新曲の書き下ろし作品という豪華な20周年記念オリジナルミニアルバム『君の道を』をリリース。いまだ不安の多い私たちの日常に、彼らの美しいハーモニーが希望の光を差し込んでくれる。今回、12名を束ねる頼もしきリーダー・大野隆と女声メンバーの小笠原優子の二人に、唯一無二の”フォレスタサウンド”のこと、思いを込めた作品たちのこと、そしてこれからのフォレスタについてじっくり聞いた。

 

無我夢中の20年。今後も一丸となって

 

今年、FORESTA(以下フォレスタ)の皆さんは結成20年を迎えられました。おめでとうございます! まず、これまでの活動を振り返られていまの率直なお気持ちをお聞かせください。

大野 最初に結成したときには想像できていませんでしたが、たくさんの皆様に支えていただき結成20年目を迎えられたことは、本当にありがたいことだと思っています。フォレスタは、ファンの皆様や関係者の皆様、そしてスタッフの皆様にいたるまでとにかくメンバーと同等、またはそれ以上の愛情を注いでくださる方々に囲まれています。この素晴らしいご縁に恵まれたことも、ここまで続けることができた理由だと思います。とにかく無我夢中で気がついたら20年目、そんなふうに感じています。

小笠原 20年って、長いですよね。フォレスタの定番曲の「荒城の月」は、約120年ほど歌い継がれてきていますが、そのうちの20年はフォレスタで歌わせていただいていることになるんですね。日本の古き良き歌をお好きな皆様が大勢いらっしゃること、そして歌っている私たちを応援してくださっている皆様のおかげで20年続けられたのだなと思います。

写真左より女声メンバーの吉田明未、財木麗子 、吉田和夏、内海万里子、小笠原優子、三宅里菜、池田史花。男声メンバーの澤田薫、塩入功司、竹内直紀、横山慎吾、リーダーの大野隆。2003年『BS日本・こころの歌』の番組オリジナルの混声コーラスグループとして結成。メンバー全員が音楽大学出身、それぞれ声楽家としても精力的に活躍中。


総勢12名のグループをまとめられているリーダーの大野さん。メンバーの皆さんについて少しお聞きしたいのですが、仲良く活動するための秘訣などがございましたら教えてください!

大野 フォレスタメンバーはグループであると同時に、それぞれがひとりの声楽家でもあり、ときには忌憚ない意見をぶつけ合い良きライバルとしてつねに切磋琢磨することが大切だと思っています。限られた稽古時間の中で自分たちの音楽創りを限界まで高め、また一度完成した曲にもつねに新しいことを取り入れていく必要があります。そんなときに楽な方に流れるのは容易なことですが、それはただの馴れ合いです。もちろん無理をしてバランスを崩すのは本末転倒ですが、現在厳しい時期にもかかわらず活動の場をいただけること、たくさんのお客様に温かい声援をいただけること、何より自分たちの好きな音楽を続けられることがいかに幸せで恵まれていることかを決して忘れず、今後も一丸となって進んでいきたいと思います。

インタビューに答えてくれたリーダーの大野隆

小笠原さんはいかがですか?

小笠原 これといったルールもないですし先輩だからとか若いからということもなく、とても仲良くいいチームワークができていると思いますね。20年やってきているメンバーもいますし、5年目というメンバーもいますから、当然年齢の幅も広いし生まれ育った場所も違います。メンバーを見ていると、それぞれが持つ音楽の感性は、年齢はもちろん生まれ育った環境などが影響してそれぞれの個性が出ているんだなと感じますし、その人らしさや感性が歌によって表現されていて、とても素敵だなと感じます。また、それぞれの想いをひとつのハーモニーにまとめるときには、奥行きが出て変化していくのも歌っていて楽しいですね。

小笠原優子

 

「君の道を」は前向きに歩み続けるすべての皆様への応援歌

 

そんな個性豊かな皆さんのひとつの集大成ともいえる記念ミニアルバム『君の道を』が8月にリリースされました。全曲新曲の書き下ろし作品というこのアルバムを制作することになった経緯をお聞かせください。

小笠原 続くコロナ禍でコンサートが延期や中止になる中で、フォレスタのコンサートの構成・演出をされている一条貴之さんの「みんなが明るく元気になるような楽しい曲を作れたらいいのでは」というお言葉がきっかけでした。そこで、レコード会社の担当者の方が、若いシンガソングライターの田村武也さんの私たちフォレスタに合う楽曲を提供してくださいました。

大野 田村さんの作詞作曲で、最初は2曲入りのシングルを出す予定でしたが、もう1曲の候補曲もとてもよかったのでなかなか絞りきることができずにいました。悩んでるうちに、候補曲をすべて入れた3曲入りのミニアルバムっぽくしようかとのご提案を頂戴し、ミニアルバムならもしよければ私たちが学んできた合唱曲に重点を置いた曲や、作曲を学んだメンバーもいるのでメンバー発信の曲も候補に入れていただけませんかとお願いしたところ、快く承諾いただきました。そして、フォレスタのアレンジを務めてくださっている小泉雄三さんのピアノ曲も加え、6曲入りのアルバムとして発売させていただくことになりました。

シンガソングライター・田村武也さんの手がけられたリード曲「君の道を」はどのような作品でしょうか。

大野 笑ったり、悩んだり、立ち止まったりしながらも毎日を懸命に、前向きに歩み続けるすべての皆様にお送りする応援歌のつもりで歌わせていただいています。この曲を聴いていただいて、少しでも皆様が元気になっていただくことができれば、これ以上ない喜びです。

小笠原 優しくもありながら歌っていて元気に笑顔になれる、楽しい曲ですね。

公開されている「君の道を」のMVも、メンバーの皆さんのチームワークのよさを感じるとても温かい素敵な映像ですね。制作時の感想やエピソードなどはありますか?

大野 制作にあたっては、カメラマンさんに撮っていただいた映像に加え、それぞれがお気に入りの公園であったり湖のほとりであったり、好きな場所で「君の道を」を歌い、それをリレー方式で編集してつなげていただき完成しました。

小笠原 メンバーに任せたら、きっと楽しい映像が撮れるだろうなと思っていましたが、想像以上に楽しい映像になってましたね。屋外や屋内の映像など、たくさんあって私も観ていて楽しかったです!

▲フォレスタ「君の道を」MV

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