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話題の新曲をPICK UP【Ask!】 Vol.2 小泉兄弟「人の世一夜の子守歌」

話題の新曲をご紹介する新コーナー『Ask!』では、楽曲へ寄せるアーティストの熱い思いやカラオケで上手に歌うコツなどをアンケート形式でインタビュー。聞きたてホヤホヤの生の声をお届けします!

 

Vol.2 小泉兄弟「人の世一夜の子守歌」

実力派の役者兄弟、堂々歌手デビュー

たつみさん、ダイヤさんお二人が兄弟座長を務められている劇団「たつみ演劇BOX」について詳しく教えていただけますか?

たつみ 祖父の代から続きます、大衆演劇の劇団です!兄弟座長で活動しております。お芝居、舞踊と幅広い年齢層に楽しんでいただける大衆演劇です。ぜひ観劇してみてください。

【PROFILE】小泉たつみ 1981年5月27日、大阪府出身。故 二代目・小泉のぼる太夫元の長男として生まれ、父と母らの指導を受け芸を磨き、わずか2歳で初舞台を踏む。「たつみ演劇BOX」は祖父・嵐九一郎が創設した「嵐劇団」が前身。その後、故二代目・小泉のぼるが「のぼる會」と改称。1997年、長男であるたつみが16歳で座長に就任し、現在の劇団名に。「綺麗に品よく」をモットーに、実の弟であるダイヤとともに兄弟座長として劇団を支える。”大衆演劇界の貴公子”。

ダイヤ このたび歌手デビューさせていただきましたが、大衆演劇という舞台俳優としても頑張っています!僕たちは年間、11カ所、1カ月ごとに場所を変え各劇場さんで公演をさせてもらっています。小泉兄弟、たつみ演劇BOX、ともによろしくお願いいたします。

【PROFILE】小泉ダイヤ 1984年3月4日、大阪府出身。父・二代目小泉のぼる太夫元や実兄のたつみの指導のもと稽古に励み4歳で初舞台。2012年、「たつみ演劇BOX」座長に就任。芸名のダイヤは「芸を磨いて輝くように」という意味が込められている。

このたび兄弟ユニットとして歌手デビューされることになった経緯と、デビューへの思いをお聞かせください。

たつみ いまから約8年前になかにし礼先生から浜圭介先生に連絡があり、すぐに先生がメロディーをつけられ、当時お二人で「こうじゃない」と何年も試行錯誤されたそうです。ついに「これだ!」と納得のいく作品が出来上がったとき、世の中はコロナ禍でエンタメ界の動きはぴたりと止まり、作品の発売を待たずになかにし先生は天国に旅立たれました。「なかにしさんの魂がこもった作品だから普通の歌手が歌う作品ではない。歌手とは違った表現力をもったアーティストに歌ってもらいたい」。というなか、光栄にも我々兄弟に、音楽関係者から推薦いただき、デビューにいたりました。突然いただきました貴重な経験で戸惑いもありましたが、せっかくいただきましたご縁です。なかなか経験できることではないので大変光栄です。大衆演劇のお客様やそうでない方々にも、もちろんお聴きいただきたく思います。また私たちの大衆演劇を知っていただくきっかけにもなればうれしいです。

基本を大切にしながら「綺麗に品よく」をモットーとした実力派の舞台で人気を集める劇団「たつみ演劇BOX」。2023年10月1日にオープンする歌舞伎町劇場のこけら落とし公演を任されるほどの人気ぶりだ。©Kaoru Inazuka

歌詞はなかにし礼氏の遺作だそうですね。詞を見たときの感想はいかがでしたか?

ダイヤ 初めて聞いたときから素晴らしいなと思っていましたが、歌の稽古のために何度も何度も聴いているうちに詞の奥深さを感じ、現代にも似たようなことがあるのかな、と思いました。

初めてこの曲を聴かれた時の第一印象をお聞かせください。

たつみ 伴奏を聴いたときに、かっこいいな、と感じました。歌詞も印象的で楽曲自体が耳に残りやすく、聴き終わっても自然と頭の中に残る曲、覚えやすい作品かなと感じました。

ダイヤ 僕たちは舞台をやっているので、この楽曲はこの衣装で踊れそうだな、とかお兄ちゃんと相舞踊(あいぶよう)できるかな、というのを一番最初に聴いたときに感じました。

©Kaoru Inazuka

 

何事も心が大事

初めてのレコーディングはいかがでしたか?

たつみ 本当に緊張しました。でも皆様の優しさとアドバイスで大変勉強になりました。何事も心が大事と改めて感じた一日でした。

ダイヤ エピソードは、正直、緊張しすぎであまり覚えていません(笑)。本当に歌手になったんや〜と思っていました(笑)。浜先生から”そう固くならずにリラックスして自分を出して歌って”と言われたときに、本当にガチガチの体が和らいで、歌というものに真っ直ぐ向き合えました。感謝です。

レコーディング風景

浜圭介先生からは歌唱について、何かアドバイスはありましたか?

たつみ 浜先生は、”「聞かせよう」や「うまく歌おう」と意識せずに、一つひとつの歌詞を心を込めて力強く歌ってくれたらその雰囲気と想いが聴いている方に伝わるから、とにかく考えずに心を持って素直に歌えばいいよ”、と。ふだん僕たちが行っているお芝居のセリフなどにも通じるものがあるなと、とても勉強になりました。レコーディングも初めて経験させていただき、舞台とは全然違う緊張感がありましたがワクワク感もありました。歌だとお客様に聴いていただく。芝居だとお客様に観ていただく。お客様に喜んでいただくようお届けするという気持ち、心を込めて表現をするところを大切にしました。

写真左より小泉ダイヤ、小泉たつみ、作曲を手がけた浜圭介氏

今後は役者として、そして歌手として活動されていくことになりますが、歌手活動においての目標や抱負などがあれば教えてください。

たつみ 大勢の方に聴いていただいて、曲を好きになってもらいたいです。歌に関してはまだまだ勉強中ですが、これからも皆様にアドバイスをいただきながら、CDで聴くよりも実際のライブで聴く方が上手いと感じてもらえるよう、精進していきたいと思います。

ダイヤ 僕たちが芝居を行うときに、”魂”や”気持ち”というものを表現するということ。そのあたりは歌と共通することなのかなと思っています。メロディーをたどりながら歌うのも歌ですが、歌に乗せて自分の真っ直ぐな想いとか、魂とかを込めながら歌うのとを比べると、伝わり方が違うと思うんですね。お芝居も頑張り、歌も歌いながらいろいろな土地に行き、公演させていただきます。この歌の良さ、素晴らしさをひとりでも多くの方に聴いていただけるよう、舞台を務めていきたいと思います。

 

 

NEW RELEASE!!

2023年9月27日発売
小泉兄弟「人の世一夜の子守歌」

「人の世一夜の子守歌」
作詞:なかにし礼 作曲:浜圭介 編曲: 矢田部正
c/w「人生の花」
作詞:やしろよう 作曲:浜圭介 編曲:矢田部正
テイチクエンタテインメント TECA-23062 1,400円(税込)
音楽配信サービスはこちら ▶︎ https://teichiku.lnk.to/koizumi-kyoudai_D964

 

INFORMATION

歌舞伎町に江戸が来る!? 歌舞伎町劇場柿落とし公演

10月1日、東京・歌舞伎町に誕生する新たな劇場・歌舞伎町劇場の柿落とし公演を「たつみ演劇BOX」が務める。本格的な時代劇と、美しい花魁や芸者姿で舞い踊る豪華絢爛な舞踊ショーがたっぷり楽しめる、新世代型大衆演劇。大型LEDビジョンやセリ、花道を使った、新感覚のエンターテインメントをぜひその目で!

日程:2023年10月1日〜31日
会場:東京・歌舞伎町劇場
詳細:歌舞伎町劇場オフィシャルサイト

 

CHECK!!

劇団たつみ演劇BOXオフィシャルサイト
小泉たつみオフィシャルブログ
小泉たつみ公式X(旧:Twitter )
小泉ダイヤ公式X(旧:Twitter )
小泉ダイヤInstagram

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