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【Colorful Interview】藤井香愛、5年目の決意。新曲「夢告鳥」でさらに大きく、高くはばたく

藤井香愛が、1月11日に新曲「夢告鳥(ゆめつげどり)」をリリースする。2018年に念願だった歌手としてデビューし、今年7月に丸5周年を迎える藤井は、年を重ねるごとにその歌声、表現力、美しさに磨きがかかり、昨年リリースした4作目のシングル「一夜桃色」は、オリコンのデイリー&週間演歌・歌謡シングルランキングで自身初となる初登場1位を獲得。そして、年末の『第64回 輝く!日本レコード大賞』において日本作曲家協会選奨を受賞するなど、まさに”令和の歌謡歌姫(ディーヴァ)”としてたしかな支持を得ていることを証明した。
そんな藤井に、これまでを振り返ってもらいつつ、意欲作「夢告鳥」へ懸ける思いを聞いた。
(※インタビューは2022年12月中旬に実施しました)

 

頑張ったら夢が叶った。これからは有言実行でもっと叶えていきたい

 

2022年は5周年イヤーに突入され、『第64回 輝く!日本レコード大賞』の日本作曲家協会選奨を受賞されるなど、大躍進の1年でしたね。

藤井 ありがとうございます。2023年の7月で、ちょうど5周年を迎えさせていただきます。今年の初めくらいは、デビューしてから半分コロナ禍だし…みたいなマイナスな感じで考えていたのですが、1月に「一夜桃色」を発売して初めてオリコン1位をいただけたり、愛する地元・中野でまたコンサートもできて、締めくくりはレコ大。緊張しいなんですけれど、せっかく素晴らしいステージで歌わせていただけるんだから、楽しまないともったいない!と思っています。

レコード大賞の舞台は、ひとつの目標でもあった?

藤井 はい。でも、今年の初めにはまったく頭の片隅にもありませんでしたし、こんなに早く実現することができて、いまとても幸せです。私は大きな目標を掲げるというよりも背伸びしたら手の届く目標をつねに作るようにしていて。これまでは、”紅白”という言葉を全然まだまだ先の話だから…とあまり口に出して言ったりすることはなかったんですけれど、夢だと思っていることも、努力や運もあるとは思いますがどんどん口に出して言ったほうが実現につながるのかな、と思うようになってきました。

有言実行ですね! これまでも一つずつ夢を叶えられてきましたね。

藤井 そうですね、オリコン1位も、2021年のコンサートも頑張ったら叶った。社長に本当に無理やり開催してもらいましたけれど(笑)。そういうことの積み重ねをずっとしてきたので、5周年はそこからもうちょっと手を伸ばしたらいける!という目標や、本当に夢見ていることをちゃんと宣言して、しっかり頑張って叶えていきたいと思っています。

 

「夢告鳥」は令和の女性像を描いた、新しいタイプの歌謡曲

 

2023年の勝負曲「夢告鳥(ゆめつげどり)」ですが、現代の女性が主人公の、まさに”令和の歌謡歌姫(ディーヴァ)” の藤井さんが歌うにふさわしい作品ですね。

藤井 ありがとうございます。昭和では女性は一歩引いてという感じだったと思うのですが、この曲はいまの時代の女性像を描いた新しいタイプの歌謡曲。詞はもちろん、アレンジやメロディーからもすごくそれが伝わってきます。愛する人から自立して羽ばたいていきたいという女性の強い意志を感じる曲です。

タイトルの「夢告鳥」も意味深な感じがします。

藤井 「春告鳥」という言葉があるのですが、うぐいすのことでそこからできた造語なんです。夢に向かってはばたいていく、自立していく女性の姿を表しています。歌詞の中にはこのワードは出てこないんですけれど、ストーリーを理解できると”あぁ、夢告鳥なんだ”と、”私は夢を告げてあなたから飛び立つ鳥なんだ”とわかります。

詞について共感できる部分はありますか。

藤井 たくさんあります。たとえば、この主人公はおそらく好きな男性に従ってきた、言いなりになってきたような女性だと思うんですけれど、私ももしそういう部分があったらあまり友だちにはカッコ悪いから見せたくないし言わない。でも自分の中ではモヤモヤしていたりして…。その思いを及川眠子先生が上手に文章にしてくれているので、とても共感できます。

初めて聴いたときの印象はどうでしたか?

藤井 幸耕平先生からいただいたデモテープは、打ち込みの簡易的なものなのでヘビメタ感があって”激しい!”と思ったんですけれど(笑)、詞の内容のわりにはサビのメロディーがシンプルだなという印象がありました。でもけっこうキーが高くて…。昔のデビュー当初の自分だったら歌えなかったなと思います。たぶんこのキーは出ませんでした。そういう部分でも、幸先生のところで3年近くになりますがレッスンを重ねてきた成果が自分で身にしみています。

成長の証ですね!

藤井 上(高音)がかなり出るようになりました。幸先生のレッスンでは、いままでの私が持っていなかった部分を引き出してもらえている感じがあります。今回キーを決めるときは、”半音下げようか”という話もあったんですけれどなんかしっくりこなくて、だったらもう少し練習して高いキーで歌ったほうがいいということになって。高音の出し方だけでなく、発音の仕方やロック調のテンポの速いリズムなので遅れないように歌うなど、意識しないといけないところがたくさんあり、すごく練習しました。レッスンもたくさんしていただきましたし、家でもカラオケでも歌いまくりました(笑)。

苦心されて、ようやく完成した作品を聴いたときはいかがでしたか。

藤井 めちゃくちゃかっこいいと思いました! でも、あまりにも自分の声がいつもと全然違くてビックリしましたね。もちろんいい意味で。ちゃんと思い描いていた世界観で歌えていたなって、うれしかったです。「夢告鳥」を歌うときは、幸先生から「とっぽく」と言われているので、そこはこれからもっと歌い込んでその世界を作っていけたらいいなと思いますね。

今回は、これまでとは違ったシックな黒を基調としたビジュアルも話題となっていますね。

藤井 もともと私はクールというかきついイメージがあったので、そこをなくしていこうというのが前々作「その気もないくせに」や前作の「一夜桃色」では目標だったんですね。今度は大人なかっこいい感じの曲だから、少しそういうイメージにあった歌い方やビジュアルにしましょうと、イメチェンしました。5周年ということもありますし! 衣装はパンツにふわっとしたスカートが重なっているのですが、今回は私もデザインについて少し提案させていただいたのですごく思い入れがあります。でもいまは、正直半袖寒いです…(笑)。

風邪ひかないようにしてくださいね(笑)。それでは、最後にファンやカラフル読者の皆さんへメッセージをお願いできますか。

藤井 デビューしたときからなんですけれど、もう少し若い世代の方にももっと歌謡曲を知ってもらいたいという思いがあります。この「夢告鳥」は、歌謡曲と一緒に私のことも、若い世代の方、そして同性の方にもっと知っていただけるきっかけになれる作品だと思います。「だけど気づいたの」という歌い出しから引きつける魅力がありますし、及川先生の詞と幸先生の曲があいまってとてもかっこいい曲になりました。そのイメージをしっかり伝えながら歌えるように、そして2023年は5周年になりますので、この「夢告鳥」でさらに大きく、高くはばたけるように頑張ります。変わらず応援していただければうれしいです。

 

【PROFILE】藤井香愛(ふじいかわい) 7月26日、東京都出身。小学2年生のころより歌手を目指してダンスレッスンやボイストレーニングに通う。高校時代には雑誌「egg」の読者モデル、2008年には東京ヤクルトスワローズ公認パフォーマンスアーティスト「DDS」のメンバーとして活躍。公認サポーターソングを歌うユニット「DAD’ S」ではメインボーカルを担当した。2017年に「徳間ジャパン×ラジオ日本オーディション 歌姫、歌彦を探せ‼︎」ファイナリストに。その後、現在の事務所社長にスカウトされ2018年「東京ルージュ」で念願の歌手デビュを果たす。2022年、『第64回 輝く!日本レコード大賞』日本作曲家協会選奨を受賞。個性的な低音ボイスが魅力でデビュー以来、揺れ動く女心の機微を繊細に、スタイリッシュに歌い上げ”令和の歌謡歌姫(ディーヴァ)”として人気を集めている。

 


NEW RELEASE!!

2023年1月11日発売
藤井香愛「夢告鳥」

「夢告鳥
作詞:及川眠子 作曲:幸耕平 編曲:坂本昌之
c/w「ラストノート」
作詞:及川眠子 作曲:幸耕平 編曲:坂本昌之
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91485 1,400円(税込)

 

CHECK!!

藤井香愛徳間ジャパンオフィシャルサイト
藤井香愛オフィシャルブログ
藤井香愛公式Twitter
藤井香愛Instagram


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