【Colorful Interview】伊達悠太　新曲「土砂降りの雨だから」で大人のラブバラードに初挑戦

2023.08.23Interview

伊達悠太が、8月16日に新曲「土砂降りの雨だから」をリリースした。昨年発表した前作「涙のララバイ」で、女唄でありながらダンディズムが漂う新たな魅力を開花させた伊達が今回挑戦したのは、チャームポイントでもある”ビッグスマイル”を封印して挑む、切なくしっとりとしたラブバラードだ。

2023/8/28付のオリコン週間演歌・歌謡シングルランキングで1位に輝き、総合ランキングでも自己最高となる18位を獲得。印象的な声と本格的な歌唱力、ファッショナブルなスタイルで、テイチク所属の若手演歌歌手によって結成された”テイチクサムライ”のメンバーの次男、そして”歌謡界のファッションリーダー”として人気急上昇中だ。

センス抜群のセルフプロデュース力で男女問わず多くのファンを魅了し、演歌・歌謡界の次世代を担うアーティストのひとりとして期待を集める伊達にインタビュー。作品に込める思いについて聞いた。

デモテープを聴いて号泣

前作の「涙のララバイ」と同じく、新曲「土砂降りの雨だから」も作詞を朝比奈京仔先生、作曲を杉本眞人先生が手がけられています。どのような作品ですか？

伊達　今回は、初挑戦の切ない大人のラブバラードになりました。アレンジも素晴らしく、ドラマのワンシーンを観ているような、泣ける歌です。

前作はファンの皆さんにもとても愛されロングヒット！伊達さんの新たな代表曲になったのではありませんか？

伊達　はい。コロナ禍での発売だったので、まだ声が出せないこともあり振りをつけていただきました。その振りも好評で、皆さんが覚えてくださりライブでも、キャンペーンでも盛り上がる一曲となっています。また発売された年の大阪・だんじり祭りで「涙のララバイ」が流れていたことも、SNSで知りうれしかったです！僕の知らない場所で広がっているのは、ファンの方々の熱い応援があってからこそです。ありがとうございます！！

そして今作は、打って変わって切ないラブバラードになりましたが、歌われてみていかがですか？

伊達　本当に心に沁みる一曲なので、ひと言ひと言を大切に歌わせてもらっています。感情移入しないようにと思っていても感情が入ってしまって、泣きそうになってしまいます。

女唄ですが、これまでの伊達さんの作品とは少し違うテイストに仕上がっている印象です。初めてこの曲を聴かれた時の第一印象はいかがでしたか？

伊達　まず、杉本眞人先生のデモテープをいただいたときに涙しました。先生の声がスーッと心に入ってきて、あのときの号泣はやばかったです。これが自分の歌になるんだ…と思うと、うれしい反面、どのように表現したらいいのか悩みました。

歌うのではなく”語る”

歌詞についてはどう感じられましたか？

伊達　男性の目線で考えると、この女性の意地と最後までいたわる優しさにグッときますよね⁈ 杉本先生が”そういう感性が大事”だとおっしゃっていました。

今作を歌う上で心がけられた点や、今までやっていなかった初チャンレンジした部分などはありますか？

伊達　歌うのではなく”語る”ことを、杉本先生に言われました。どちらかというとこれまでの作品は、パンチのある歌で気持ちよく声の出せる歌ではありましたが、今回の作品は抑えて歌っています。感情を入れすぎず、言葉を置くことを意識しています。

前作のレコーディングでは…、憧れの杉本先生から怒号の嵐（笑）のようなアドバイスがあったとお聞きしましたが、今回はどのようなアドバイスがありましたでしょうか？

伊達　レコーディング直前に、”歌うなよ〜、言葉を置けよ〜”と言われました。そして、”サビで感情を入れろ！”と。前作に比べるとスムーズに終わった気もしますが、”言葉を置く”こと。これが難しかったですね。

おしゃれ番長の名付け親は…！

カップリング曲の「一目惚れのブルース」についても教えてください。

伊達　お酒の席で一目惚れをしてしまい、これは運命だと一生懸命口説く歌です（笑）。男性でも女性でも一度や二度あるでしょう？リズムもあり覚えやすい歌かと思います。この歌の〝ブブブブンブンブン〟が印象的で、耳に残るカッコいい曲となりました！自然と体が動いてしまいます。

今回のジャケット写真もセルフプロデュースとのこと。ファンの皆さんの間でも話題になっていますね！ “歌謡界のファッションリーダー”とも呼ばれていますが、ご自身ではそう呼ばれることについてはどんなお気持ちですか？

伊達　おしゃれ番長の名付け親は真田ナオキくんで、それがいつしか”歌謡界のファッションリーダー”になっていて驚いていますが、ファッションは大好きなのでそう呼んでいただけてうれしいです！と言いましても、家の中ではパンツにTシャツですがね（笑）。オンオフを切り替えられるのもファッションのいいところだと思います！

ちなみに、今回の衣装はどのようなことを意識されて選ばれたのですか？

伊達　あまり地味なのは自分好みじゃないですし、派手すぎるのは曲のイメージに合わないですし。見るものすべてがよく見えてしまって悩みましたねぇ〜。大人！シック！を意識して選んでみました！皆さん、いかがでしょうか⁈

「心に寄り添える歌を歌いたい」

昨年は趣味の筋トレのお話をたくさんお聞きしました。今年（最近）は、何か他にハマっていることやマイブームはありますか？

伊達　筋トレはまだ継続中ですが、肩まわりが大きくなって衣装が入らなくなってしまい困ってます（笑）。最近のブームは陶芸！以前から興味はあったもののひとつでついに始めました！陶芸教室に通ってます（笑）。体験で行ったものの、まんまと陶芸沼にハマりまして、土をコネコネしながら作品づくりしてます。いつか、格安で販売とかできたらなぁ〜と密かに企んでいます！

暑い日々が続く中、リリース前よりお忙しい毎日を過ごされていると思いますが、体調管理など日々気をつけられていることはありますか？

伊達　体調管理は筋トレです！多いときで週3回は行くようにしてます。メニューにキックボクシングも加えてもらい、体調管理はもちろんのこと、体型維持も心がけています。最近は体のラインがきれいだと言っていただけるようになってきました。あと、夏は冷房にあたり体内も冷えてしまいがち。疲れやすくなる原因のひとつですから、健康法としては『温活』を心がけています。

ありがとうございました！最後に、改めてファンの皆様へのメッセージや、今後の夢や目標を聞かせてください。

伊達　日ごろから応援いただきありがとうございます！すごくすごくすご〜く良い作品をいただきました。初挑戦となる切ない大人のラブバラード、ドラマのワンシーンのような楽曲です。ぜひ皆さんも〝言葉を置く〟ことを意識して、カラオケでチャレンジしてみてください。『心に寄り添える歌を歌いたい』。僕がつねに心がけていることです。この作品を、たくさんの方々の心に届くよう大切に歌っていきます！こまめな水分補給、エアコンの使い方も工夫して、厳しい暑さを乗り越えましょう。皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。ハッピースマイルワッショイ！！

【PROFILE】伊達悠太（だてゆうた）　1987年11月30日、北海道出身。歌好きの家族の影響で演歌・歌謡曲に親しんで育ち、小学生のころから地元のスーパー銭湯や老人ホームなどで歌っていた。2004年『NHKのど自慢』に出場したのをきっかけにスカウトされ、16歳で北海道・伊達市から上京。下積み生活を経て2012年、千昌夫プロデュース「望郷赤とんぼ」で歌手デビュー（伊達ゆうた名義）を果たす。2017年にテイチクに移籍し「聞かせてください」で再デビュー（伊達悠太に改名）。趣味はビリヤード、ゴルフ、料理。“テイチクサムライ”のメンバーとしても人気を博し、幅広く活動中。”ビッグスマイル”と呼ばれる自然体の笑顔がチャームポイント。

NEW RELEASE!!

2023年8月16日発売
伊達悠太「土砂降りの雨だから」

「土砂降りの雨だから」
作詞：朝比奈京仔　作曲：杉本眞人　編曲：猪股義周
c/w「一目惚れのブルース」
作詞：朝比奈京仔　作曲：杉本眞人　編曲：猪股義周
テイチクエンタテインメント　TECA-23055　1,400円（税込）