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【Colorful Interview】 真木ことみが歌う深い愛の物語 〜あなたと結ばれているはずの「くれないの糸」〜

真木ことみが8月3日、デビュー30周年記念作品「くれないの糸」をリリースする。前作「天の糸」に続いて朝比奈京仔氏が作詞、弦哲也氏が作曲した純演歌。恋しい人と結ばれているはずの“紅い糸”をモチーフに、一途な女ごころを切々と歌い上げている。カップリングの「カナリア」は、ワルツのリズムが心地よいシャンソンテイストの異国情緒あふれる作品。シングルと同時に「30周年記念アルバム~くれないの糸・いのち川~」もリリース、8月11日にはデビュー30周年記念ディナーショーを開催する予定。精力的にアニバーサリーイヤーを駆け抜ける真木に話を聞いた。

 

主人公の想いの深さを「くれない」の色に重ねて

 

デビュー30周年おめでとうございます。記念曲の「くれないの糸」は、どのような曲ですか?

真木 ありがとうございます。前作「天の糸」は歌謡曲タイプでしたが、「くれないの糸」は演歌ど真ん中。メロディーの流れが良くて、歌いやすい楽曲に仕上がっています。いけないと思いながらも、諦めきれない愛にどんどん落ちていく女性の心情を描いた曲です。ひと口に“赤”と言ってもいろいろありますよね。「くれないの糸」の“くれない”は、紫がかったような深い赤。この主人公の想いの深さに重なる深い色だと思います。詞の中にもあるように、この女性は何度も断ち切ろうとしたし、でもできなくてまたよりを戻してきました。忘れられなくて離れられない、自分ですらどうすることもできないその気持ちって、覚悟というか深いものがありますよね。

雪の白と赤のコントラストをはじめ、陽炎(ひ)や河津桜(かわづざくら)など色彩の鮮やかさが際立つ歌詞ですね。 

真木 この記念曲を作るにあたって、ディレクターさんから「詞はどんな詞がいいですか?」と聞かれました。私からは「ストーリーが感じられる難しすぎない詞。パッと画が浮かんでくるような、シンプルな詞がいいですね」とお伝えしたんですね。いただいた詞を読んでみたら、ストレートな言葉でワンコーラスごとに映像が見えてくる。一番の詞は、艶っぽい部分を歌っていて、二番の“切れて結んで ほどいてくくる”というところは、男性から切られたのか自分からなのか…。それをあえてまた結んだけれど、それでもダメで別れて、でももう一度よりを戻してしまう。いろいろ想像もふくらみますし、簡単そうで奥が深い詞ですよね。三番も、まだ寒いのに咲いて、そして散ってしまうあたりが切なくて。納得して耐えながら想い続ける、胸が苦しくなるような感じがします。

レコーディングはいかがでしたか? 

真木 私は譜面どおりにカチッと歌うタイプだと、自分では思っています。とくにCDの歌は、カラオケの見本になる教科書みたいなものだから、ちゃんと譜面に忠実に歌うようにしているんですよね。でも今回のレコーディングでは、弦先生が「ここちょっと、こんなふうに歌ったら」と提案してくださったことがありました。たとえば、歌詞の最後は一番、二番、三番すべて“くれないの糸”なんですけれど、一番と二番は同じ譜割りで歌って、三番だけはちょっと食い気味で早めに入るんです。先生のアドバイスのとおりに歌ってみたらすごく良かった。そういう表現方法が今までの私にはなかったので、新たな発見でしたね。他にも、弦先生だからこそこんなふうに歌うことができたなと思うところがいくつかあります。うまく言えないんですけれど、しっかり“気持ちを乗せて”歌えたというかんじですね。

実際に聴きくらべてみると、歌い方の違いがはっきりとわかりますね。 

真木 “ここを遅らせて歌ってみよう”なんて、普段のステージとかではあっても、CDではありえないこと。でも挑戦してみてすごくいいって感じたときに、“すみずみまで気を配って歌えるようになった”という実感を持てたんですよね。しかもそれがごく自然にできたことで、30年歌ってきて初めて“歌手になれた”という感覚があった。これまでそれなりに勉強して成長もしてきて、そのときのもてる限りの技術と気持ちを込めて歌ってきました。もちろんまだまだだとは思います。でも「くれないの糸」は、私にとってこれまで以上に満足のいく完成度の作品になりました。

 

「カナリア」では芯の強い女性の切ない心情を表現

 

カップリングの「カナリア」はいかがですか? こちらも切ない曲ですね。 

真木 カナリアって、調べてみたらかまってもらえなくても平気な、ひとりでも大丈夫な鳥みたいです(笑)。主人公は「くれないの糸」と同じような設定ですが、好きな相手に迷惑をかけないで、“一人ぼっちでも生きていくよ”という、じつはとても芯の強い女性です。弦先生が「カナリア」の詞を見て、フランスのお宅の窓辺にカナリアがいるようなかんじがして、日本ではない気がしたとおっしゃっていました。キー合わせのときに、編曲の南郷達也先生にもお越しいただいて「どんなアレンジにしよう」「どんな楽器を使おう」などとみんなで相談したんですけれど、南郷先生が”この曲はシャンソンテイストでいこう”と。本当に少ない数の楽器で演奏して、なおかつウクライナの民族楽器でバンドゥーラという珍しい弦楽器を使っています。その音色にすごくハマっちゃって(笑)、より大好きな一曲になりました。

「カナリア」のレコーディングはいかがでしたか? 

真木 こちらの曲も最初は淡々と歌っていましたが、ある程度終わったときに先生から「“窓辺にはカナリアが”のところを、音符どおりじゃなく、ゆっくりと歌ってみて」と言われました。そのように歌ってみたら、また「うわ~!すごい」と思えるような新たな発見がありました。

先駆けて公開されているMVも素敵ですね。 

真木 MVは千葉の古民家で撮影しました。すごく立派なお宅でした。とてもお天気が良くて、お部屋の中から庭先に植えられている竹を見たら、すごく鮮やかできれいだったんですよ。着物と建物と景色が、どんぴしゃに合っていると思って! すぐに監督さんに”ここからの景色、めちゃくちゃ綺麗だよ”と教えたら、「そこを撮ろうと思っていたよ。でもことみちゃんが言っちゃったら、言われたから撮りますよみたいになるから、言わないでほしかった」って(笑)。そんなかんじで和気あいあいととても楽しく撮影ができたので、たくさんの皆さんに観ていただきたいですね。「くれないの糸」も「カナリア」も、歌ってみたくなる作品だと思いますので、まずはぜひ聴いてみてください!

 

【PROFILE】真木ことみ(まきことみ) 1972年6月29日、神奈川県相模原市出身。演歌好きの両親の影響で、幼いころから演歌歌手になるのが夢だった。1990年、 日本テレビ『おんなののど自慢』全国高校生大会にてA賞に合格。1993年「橋」で歌手デビューを果たす。演歌から歌謡曲まで幅広く歌いこなし、「恋満月」「極楽とんぼ」「こころ舟」などのヒット曲多数。 1995年には 元・巨人の中畑清氏とのデュエット曲「ときめいて乾杯」を発売、話題を集めた。好きな食べ物はさかな、ねぎま、さくらんぼ。趣味は編み物。この日もお手製のバッグを持参してくれた。このミニバッグは、30周年記念ディナーショーで新曲「くれないの糸」&『デビュー30周年記念アルバム~くれないの糸・いのち川~』を同時購入した方にプレゼント!

 

(取材・文/夏見幸恵)

 

NEW RELEASE!!

2022年8月3日発売
真木ことみ「くれないの糸」

「くれないの糸」
作詞:朝比奈京仔 作曲:弦哲也 編曲:南郷達也
c/w「カナリア」
作詞:厚田めろん 作曲:弦哲也 編曲:南郷達也
日本クラウン CRCN-8500 1,350円(税込)

 

2022年8月3日発売
真木ことみ
『デビュー30周年記念アルバム~くれないの糸・いのち川~』

CD2枚組 全30曲収録予定(曲順未定)
日本クラウン RCN-41409 5,000円(税込)

INFORMATION

真木ことみデビュー30周年記念ディナーショー

日程:2022年8⽉11日(木・祝)
会場:東京・ホテルメトロポリタン池袋

時間:open 12:30 / 食事 13:00 / start 14:20
料金:なでしこ席 20,000円・つばき席 25,000円・すずらん席 30,000円
お問い合わせ:080-8834-0419(真木ことみファンクラブ/平日 11時〜15時)

CHECK!!

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