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【Colorful Interview】ブルース演歌こそ、青山新の真骨頂!期待の女唄第二弾「女がつらい」

デビュー5周年を迎える青山新が2月21日、女唄第二弾として新曲「女がつらい」を発売する。年下の男をあきらめきれず、街をさまよう哀しい女心を思い切り歌い飛ばすブルース演歌。前作「女のはじまり」で新境地を拓き、歌手として大きな成長を見せた青山。今作では、さらに表現力に磨きをかけて、独特の世界観で聴かせる。端麗なルックスでも人気を集める青山だが、内に秘めた思いはいつも熱い。年男でもある今年は、これまで以上の大きな飛躍を誓う。

 

この曲で、”女唄・ブルースの青山新”を定着させたい

期待の女唄第二弾「女がつらい」は、前作よりもさらにパンチが効いていますね。

青山 歌詞が歌詞だけに、パンチがないと歌自体に負けてしまうと思いました。メロディーはシンプルで、王道の“ザ・水森メロディー”という感じですが、歌い方がなかなか決まらなくてレコーディングでだいぶ苦戦しました。水森先生から「これじゃあ、まだ普通だな」と言われて、相当力強く歌い飛ばしています。これからさらに何度も何度も歌って、曲として仕上がっていくのかな。前作「女のはじまり」も、ようやく最近になってひとつの完成形が見えてきたので、やっぱり一年くらいはかかると思います。僕自身が、曲に成長させてもらっているということですね。

タイトルが“女はつらい”ではなく「女がつらい」なので、主人公の心情がより伝わってくるように思います。

青山 たしかに、“女は”と“女が”の違いは大きいような気がしますね。「女はつらい」だと、“女はいろいろなことがあって、みんなつらいんだよね”と、すべての女性を含めている。「女がつらい」は、“自分自身がこんな女だから、つらいんだわ”と、自分ひとりだけのこと。”ヒールが重たい 裏通り”(「女がつらい」より)、ここの歌詞は素敵な表現ですよね。“ヒール”という言葉だけで、主人公の女性が浮かんできます。

7つ年下のお相手をあきらめきれず、探し歩く主人公。青山さん自身はまだお若いし男性ですが、どのように表現していますか?

青山 男性目線で考えたら、年上の女性ということですよね。”世話を焼き過ぎ あなたに嫌われました”(「女がつらい」より)と、年下に尽くしすぎて愛想を尽かされちゃってというのは、 年上の女性“あるある”なのかもしれませんね。でも僕が完全に演じきってしまうと、ちょっとくどいかなと思うので、なりきり過ぎずに俯瞰して歌うようにしました。いい意味で、聴く方に解釈していただく空白を作ることも大事。サラっと歌うことで、かえって男が歌う女唄の魅力を出せるんじゃないかと思います。

 

デビュー5周年は勝負の年に!

前作「女のはじまり」が、オリジナルでは初の女唄でしたが、手ごたえはいかがでしたか?

青山 歌っていて、自分でもしっくりくるなと思いますし、ファンの皆さんの中には「これこそ青山新の真骨頂だ」と言ってくださる方もいらっしゃいます。“うなり”が入る曲も、オリジナルではいままでなかったので「初めて聴いたときは戸惑ったけど、聴けば聴くほどそこが心地よくなりました」というお声もいただきました。一番反響が大きかったのは歌手の先輩の皆さんで、山川豊さんや藤あや子さんが「今回の曲、いいよね」と言ってくださったり、ラジオでご一緒した伍代夏子さんも「いいじゃない!」と。歌手ウケする曲です。

同業者の皆さんからもファンの皆さんからも評判がよいのは、青山さんにぴったりの路線だということでしょうね。

青山 子どものころからずっと聴いてきたジャンルなので、歌の世界だけで味わってきた感覚があるんでしょうね。でも現実には、「女のはじまり」や「女がつらい」のように、“冷たくされてもあなたが好きです”という女性は多くない気がします。僕も、女性には冷たくできないですよ、嫌われるのがこわくて…(笑)。現代は男だ女だと分ける時代じゃないですが、男性よりも女性の方が強かったりしますよね? 僕もあんまりガツガツいかないし、自分に自信がないタイプだから、きっと男っぽくないところがあるんじゃないかな(笑)。今回の「女がつらい」も、「女のはじまり」に追い討ちをかけるような気持ちで、”女唄の青山新”をより皆さんに浸透させていけるように頑張ります。

カップリングの「夢の足跡」はフォーク調で、気持ちを前向きにしてくれる曲ですね。

青山 人生の応援歌ですが、自分にも重なります。明日のことは、本当にわからないですからね。何かのタイミングで急上昇したり、もしかしたら歌える環境がなくなってしまうこともあるかもしれません。これは僕らに限らず、いろいろな人に共感していただける詞だと思います。誰にでも夢はあると思いますし、夢に敗れることもあると思います。「夢の足跡」は、そういった方に「今まで努力してきたことは、無駄じゃないよ」と言ってあげる曲。わりと、素直にメロディー通りに思いきりスケール大きく、この歌でいろいろな人に勇気を与えられたらいいなという気持ちで歌わせていただきました。コンサートのエンディングで歌っても、すごくいいんじゃないかと思います。

最後に、これからの抱負と読者の皆さんにメッセージをお願いします。

青山 皆様の応援があったからこそ、こうして5周年を迎えることができました。大きな節目ですので、いままで以上に勝負にこだわって、全力で戦っていきたいと思います。いかに感動をお届けできるかを考えて、一つひとつのステージ、一曲一曲に全身全霊を込めて歌っていきたいです。「女がつらい」で、”女唄・ブルースと言ったら青山新”と、皆さんの中に定着する年になるよう、より一層精進してまいります。今年はたまたま年男でもありますから、いいことがあるんじゃないかという予感がしています(笑)。皆さんも僕の熱量に負けないくらい応援してください! どうぞよろしくお願いします。

 

【PROFILE】青山新(あおやましん) 2000年5月30日、千葉県浦安市出身。幼少のころから祖母の影響で演歌・歌謡曲に親しむ。中学2年で出場したカラオケ大会で関係者よりスカウトされ、作曲家・水森英夫氏に師事し5年間の研鑽を積んだ。テイチクエンタテインメント創立85周年・芸映創立60周年記念アーティストとして、2020年「仕方ないのさ」でデビュー。当時のキャッチコピーは「歌にまっすぐな19歳!」。演歌第7世代を担うひとりとして人気、実力とも急成長中。趣味・特技・好きなスポーツはサッカー。4月7日には東京・日本橋三井ホールで単独公演「コンサート2024〜ときめき〜」を開催。

(取材・文/夏見幸恵)

 

NEW RELEASE!!

2024年2月21日発売
青山新「女がつらい」

「女がつらい

作詞:麻こよみ 作曲:水森英夫 編曲:伊戸のりお
c/w「夢の足跡」
作詞:麻こよみ 作曲:水森英夫 編曲:伊戸のりお
テイチクエンタテインメント TECA-24006 1,500円(税込)

2024年2月21日発売
青山新「女がつらい」(DVD付)

「女がつらい」
作詞:麻こよみ 作曲:水森英夫 編曲:伊戸のりお
c/w「夢の足跡」

作詞:麻こよみ 作曲:水森英夫 編曲:伊戸のりお
「女がつらい」MV
テイチクエンタテインメント TECA-24007 1,500円(税込)

CHECK!!

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