• HOME
  • News
  • 【カラフル現場放浪記】大江裕 15周年記念コンサート〜愛をこめてありがとう〜

【カラフル現場放浪記】大江裕 15周年記念コンサート〜愛をこめてありがとう〜

「濃い15年でした。これからは演歌を極めていきたい」

今年2月、歌手デビュー15周年を迎えた大江裕が、2月18日、大阪・岸和田市立南海浪切ホールで『15周年記念コンサート〜愛をこめてありがとう〜』を開催した。

岸和田市は、大江が生まれ育った地だ。歌手を目指して上京する際、「この地元・岸和田市でコンサートができるような歌手になるんだ」と決意。その思いを成し遂げ、5年前の10周年のときにも同ホールにて公演を行った。
現在は、その当時より40kgものダイエットに成功し、ふだんは炭水化物を控えめにした鍋中心の食生活で体型をキープしているという大江。再びの凱旋公演となったこの日は、会場を埋め尽くしたおよそ1000名の地元ファンに囲まれて、感謝と愛を込めた歌声をホールいっぱいに響かせた。

ホールに飾られていた5年前のコンサートと今回のポスター!

開演に先立ち行われた記者会見では、「先輩の皆様とお仕事させていただいたことが、たくさん思い出に残っています。でも、やっぱり北島(三郎)先生のステージ。こちらのホールにも先生とうかがっています。振り返ってみると、濃い15年でした。先輩方やお客様に感謝をしながら、これから20年、30年と歌える歌手を目指して歩いてまいりたい。そして、先生に恩返しをすること。私は演歌しか歌えません。演歌を極めていきたいと思います」と、しみじみと15年の歌手生活を振り返った。

また、岸和田市の魅力は?と問われると「やっぱり、9月10月とある岸和田だんじり祭り!と、”大江裕”ではないでしょうか。あっ、あんまりウケなかったですね、すみません(笑)」。愛する故郷を笑いを交え、PRした。

 

「帰ってまいりました、岸和田に!」

大江を力強くサポートしたのは、スタープレイヤーばかりの北島専属のバンドだった。 「”おまえたちも裕を支えてやってくれ”という、先生からのメッセージ。すごく緊張はしますけれども、先生が観てくれていると思いながら失礼のないように歌います」(大江)

記念すべきコンサートは、その師匠・北島三郎から大江への愛情あふれる激励のビデオメッセージで開演。緞帳が上がると、大江が凛々しい袴姿で手を広げ、笑顔でステージ中央に堂々と立っていた。15周年記念曲第一弾「時代の海」、デビュー曲「のろま大将」を歌い上げ、華々しいスタートを切った。

「恐れ入ります。大江裕でございます。帰ってまいりました、岸和田に!ありがとうございます。幸せでございます。19歳で、この故郷を後にして上京しました。デビューして15年。全国を回らせていただいておりますが、いつも故郷を思い出します。一番好きな場所は、岸和田でございます。最後まで、愛をこめて精いっぱい歌います!」

つづいて、先輩歌手の名曲をカバー。千昌夫の「津軽平野」、美空ひばりの「りんご追分」「人生一路」、そして「兄弟仁義」を皮切りに「歩〜山〜川」の一文字メドレー、「風雪ながれ旅」と、最も尊敬する北島三郎の作品を見事に歌い上げ、前半を締めくくった。

「僕が歌手としてデビューしたきっかけは、おじいちゃんの影響です。88歳ですが、僕が幼いころから北島先生の歌を教えてくれました。幼稚園のころに、園長先生に言われて皆さんの前で兄弟仁義を歌いました。同級生は泣きました(笑)」

 

中村美律子のサプライズ出演&デュエットに大歓声

後半の一曲目は、2月14日にリリースした「高山の女よ」のカップリング曲「ゆたかの感謝節」。今回初めて大江は舞踊家で振付師としても活躍する花柳糸之氏のレッスンを受けたという。華麗な花柳糸之社中とともに、軽快な踊りを初披露し大きな拍手に包まれた。

後半は和装からはっぴ姿に衣装チェンジ。はっぴはこのコンサートのために新調したもので白地にカラフルな鳳凰が描かれている。大江の案が取り入れられたオリジナルデザインだという

そして、「中村美律子さんの『河内おとこ節』を歌わせていただきます。同じ大阪出身で、小学校3年生のときにカラオケ大会で歌わせていただいた曲なんです。皆様もしよろしければ一緒にお手拍子お願いいたします」。すると、2コーラス目で、大先輩であり大江と同じく岸和田観光大使を務める中村美律子が歌いながらサプライズ登場。目を丸くした大江と一緒に「河内おとこ節」を歌い終えると、「大江くん、15周年おめでとうございます。自分のことよりもうれしいわ!」。優しく微笑みながら大江を祝福した。

二人に岸和田観光大使のタスキがかけられると、大江が「岸和田といえばだんじり祭りじゃないですか。美律子さん、一緒に歌っていただけますか?」。威勢の良い中村の代表曲「だんじり」で、会場は一気にヒートアップ。二人の歌声に大きな歓声が上がった。

 

代表曲の数々…そして新曲「高山の女よ」を熱唱

コンサートも終盤へ。兄弟子の北山たけし、天童よしみ、小林幸子、大月みやこ、加藤登紀子とそうそうたる先輩歌手からのコメントVTRが会場内に流れたあと、大江がド派手なスーツで再び登場。

「じつは以前、岸和田歌謡祭に出演予定をしていたのですが、体調を崩して出られないことがありました。そのときに、小金沢昇司さんがピンチヒッターで僕のステージを代わりに務めてくださいました。本当にいまも大好きなお兄さんです」

今年1月に他界した小金沢昇司の「ありがとう…感謝」をアレンジした「ありがとう…感謝2024」を歌唱。観客は静かに聴き入った。

その後は、小気味いいトークを挟みながら「ふる里はいま…」「母の声」「こゝろ雨」、デビュー10周年記念曲「大樹のように」、そしてリリースしたばかりの新曲「高山の女よ」など、オリジナル曲のオンパレードでファンを楽しませ、本編を終えた。

熱烈なアンコールが鳴り止まず、大江は再び花柳糸之社中をしたがえステージに戻ってくると、北島三郎の「まつり」を豪快に披露。「まつりだ!まつりだ!」と大合唱が起こり、地元ならではの一体感に包まれたコンサートは「またここに戻ってくる」という大江の熱い思いをファンへ届け、大団円を迎えた。

◾️セットリスト
M1 時代の海
M2 のろま大将
M3 津軽平野
M4 りんご追分
M5 人生一路
M6 兄弟仁義
M7 歩〜山〜川 一文字メドレー
M8 風雪ながれ旅
M9 ゆたかの感謝節
M10 河内おとこ節
M11 だんじり
M12 ありがとう感謝…2024
M13 ふる里はいま…
M14 母の声
M15 おんなの嘘
M16 こゝろ雨
M17 大樹のように
M18 高山の女よ
M19 愛をこめてありがとう
Enc. まつり

 

NEW RELEASE!!

2024年2月14日発売
大江裕「高山の女よ」

「高山の女よ」
作詞:さくらちさと 作曲:岡千秋 編曲:石倉重信
c/w「ゆたかの感謝節 」
作詞:かず翼 作曲:大谷明裕 編曲:石倉重信
日本クラウン CRCN-8638 1,500円(税込)
音楽配信はこちら ▶︎https://lnk.to/takayamanohitoyo

 

CHECK!!

大江裕オフィシャルサイト
大江裕公式X
大江裕Instagram

 

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。