山口ひろみが特別出演! 笑いと涙の人情喜劇『父娘の演歌道』が浅草・木馬亭で開幕
山口ひろみが特別出演する、曽我廼家寛太郎一座創立25周年と歌謡司会者・西寄ひがしの活動30周年を記念したスペシャルコラボ企画、人情喜劇『父娘の演歌道(おやこのえんかみち)』が9月8日、東京・浅草の木馬亭で開幕した。同日に、公開ゲネプロおよび囲み取材が行われ、出演者がそろってこの公演への熱い意気込みを語った。

「誰が人気あるか知らんけど『わしの娘が一等賞じゃ!!』」
曽我廼家寛太郎一座の創立25周年、そして西寄ひがしの歌謡司会者30周年という、二つの節目を記念して実現した今回の公演は、9月8日と9日の2日間にわたって開催され、西寄が原作を手がけ、曽我廼家が脚色・演出を担当している。さらに、特別出演として山口が登場。第1部では、笑いあり、涙ありの心温まる人情喜劇『父娘の演歌道』を上演する。

公開ゲネプロでは、本番さながらの熱演が披露された。曽我廼家をはじめとする出演者たちの軽妙なかけ合いやテンポの良い笑いに加え、タイトルにもある父(曽我廼家)と娘(山口)の「父娘」と「演歌」を軸に、演歌歌手を目指す娘と応援する両親の笑いと涙の人生と、家族の絆を描いた物語。笑いの中にも人情味あふれる場面が散りばめられており、そこに特別出演として参加した山口が彩りを添え、ふだんのステージとはひと味違った表情を見せた。
縁がつないだ舞台、それぞれの思いを胸に
公開ゲネプロ終了後には、出演者による囲み取材も行われ、この後初日を迎えるにあたっての思いを語った。
原作を手がけ、自身も出演する西寄ひがしは、「今から10年近く前に、この浅草木馬亭でトークライブをやってまして、その『西寄語り』という、私が今まで出会った人を主人公にした一人語りをずっとやってたんですが、このたび人情喜劇になるということが本当に信じられない感じです」と感慨深げ。「また、そこに一緒に参加させていただける喜びを噛みしめております」と喜びを語ると、「ちょっと…味を占めましてね(笑)。これ全国巡業で回れないかな。第二弾で」と早くも今後への期待をのぞかせた。

また、歌謡ショー司会者として30周年を迎えた節目の年でもあり、「30周年に、役者として司会者をやるっていうのは、なんか不思議な感じ。司会者の役をやるのもね。どうやったらいいだろうって(笑)。格好も一緒だし」と、ユーモアを交えて語った。

原作は、西寄が出会った実在の歌手の人生をモチーフに創作されたという。一人で何役もこなす西寄の登場シーンはどれも一見の価値あり!
山口演じる「谷川広海」の母役を演じる遠藤真理子は、西寄の「西寄語り」のファンだと明かし、「今回西寄さんや山口さん、皆さんと一緒に舞台に立てることをとてもうれしく思っています。いい雰囲気の家族になるんじゃないかな」と、公演への期待を語った。

テレビ・舞台をはじめ北島三郎の劇場公演など多くの舞台へ出演してきた遠藤真理子。父と娘を温かく見守る母親を演じている
広海の弟役の田村継は、「僕は本当に舞台も関西弁も何もかも初という状態です」と、今回がさまざまな意味で初挑戦であることを告白。「関西弁のことだったり、たくさん教えていただいています」と、共演者やスタッフの力を借りながら本番に臨む思いを語った。

広海の弟・強(つよし)を演じる田村継
広海の父・谷川勝を演じ、脚色・演出を担当する曽我廼家寛太郎は、西寄の一人語りを聞いたことをきっかけに舞台化を考え始めたといい、「これを何人かの役者でお芝居したいなと、もう5、6年前から話していて…」と制作の経緯を明かした。
また、さまざまな縁が重なって実現した今回の舞台について、「この5人のメンバーで、今からこの後が初日なんですけども、いろいろとテクニカルな部分をもっと確認をしながら、どんどん精度を上げて、いい作品にしていきたいと思っております」と意気込みを語った。

娘・広海の演歌歌手になるという夢を応援し、支え続ける大黒柱。大工の父・勝(まさる)役の曽我廼家寛太郎
そして、今回特別出演する山口ひろみは、「芝居をさせていただくのは中学の演劇部以来。お芝居は私できないなと思っていて、何度か他の方にもお誘いいただいてたんですけど、断っていて」と、芝居には距離を置いてきたと明かした。しかし、今年は自身もデビュー25周年という節目を迎え、”苦手なことに挑戦する”という思いを持っていた矢先に、今回の出演オファーを受けたという。「本当に皆さんの胸をお借りするつもりで、本番も頑張ってお芝居というか、広海になりきりたいです」と、笑顔を見せた。

囲み取材では、曽我廼家から山口の演技について「セリフに書かれている通りでなくても自然にやりとりができるところは、稽古の最初の頃から感じていました。僕がボケたらすぐにツッコんでくれますし(笑)。そういうところには、お父さんやお母さんから受け継いだエッセンスがあるんじゃないかなと思っています。いい座長になられる素養を持っていらっしゃると思います」と、称賛の言葉も飛び出した。
山口自身も今回の経験を通じて、歌とは異なる芝居の表現の難しさや面白さを実感したようで、「お芝居って本当にもう体ごと、その人になってやらなきゃいけないっていう勉強にもなった」と振り返った。そして、「できれば、西寄さんがおっしゃったんですけど、このお芝居もまた大阪や北海道とか、いろいろなところで上演できたらなと思います」と再演、そして全国へと舞台を広げていくことへの意欲を語った。


明日9日は、12時開演と16時開演の2回公演。第1部の『父娘の演歌道』に続き、第2部は山口ひろみのミニ歌謡ショーとなっており、芝居と歌という二つの魅力を楽しめる、まさにスペシャルなコラボレーション公演となっている。
チケットはCNプレイガイド、会場の木馬亭でも当日券が販売される予定だ。




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