大月みやこが60周年記念コンサートを開催。「白い海峡」などの代表曲をはじめ名曲の数々を熱唱

2023.10.07News

デビュー60周年を迎えた歌手大月みやこが、東京・浜離宮朝日ホールで記念コンサートを開催した。

オープニング「ノクターン」の後奏にのせ、「ようこそ…今回のコンサート、素敵なホールでお逢いできました。そして私、大月みやこの歌世界、この季節に似合った、ゆったりとそして、うんと身近に感じていただけたら、そんな思いです」と語り、コンサートをスタートした。

「改めまして、今回60(年)ということを思いながら、こんなときを迎えられるなど、想像もしておりませんでした。ふり返りますと、いろいろなシーン、たくさんの出逢い、歌えることの幸せを思いながらも、ふと心が折れそうになったときも、あったような…。でも、『いつも　どこかで聴いてもらえている』そう思うと幸せでした。時を重ねるほどに、日本の歌謡曲の素晴らしさ、日本の言葉の美しさや温かさ、それぞれの時代に人を慰め励ましたそんな名曲たち。大切に歌いつないでいきたい思いです。今回は、時代とともに振り返りながら、懐かしく、また、その中から新鮮に感じていただけたら、と心を込めて準備をいたしました」

写真左より上柴はじめ氏（ピアノ）、大月、斉藤功氏（ギター）

前半は、日本の歌謡曲をたどり、「カチューシャの唄」「宵待草」「波浮の港」「長崎の鐘」「東京キッド」「有楽町で逢いましょう」「見上げてごらん夜の星を」など、大正や昭和の名曲を披露した。後半は「女の港」他、船村徹の歌世界、そして、「白い海峡」「女の駅」をはじめ最新曲の「今も…セレナーデ」など、オリジナルヒット曲の数々で会場を楽しませた。