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【Colorful Interview】「一歩、一歩」。半田浩二、歌手人生35年。そしてその先へ

半田浩二が、7月20日に初の両A面シングル「しあわせ一歩/サクラロック」をリリースする。熟年夫婦の何気ない日常を温かく描いた「しあわせ一歩」では等身大の半田を、ノリのいい歌謡曲「サクラロック」では自然体な半田の魅力を感じることができる。「歌手になれるなんて思ってもいなかった」という半田が、のちに師匠となる作曲家・中山大三郎氏と出会い、歌い手として人生を歩むことになり来年で35年。短い時間では語り尽くせない師匠との思い出、そして半田にとって35年のその先の新境地を目指す”一歩”となる作品について、話しを聞いた。

 

「歌手になろうと思ったこともなかった」自分と師匠との運命の出会い


昭和のヒットメイカーとして大活躍された中山大三郎先生の数多いるお弟子さんの中で、歌い手としては一番弟子である半田さん。お二人の出会いについてお聞きしてもいいですか?

半田 いまから40年くらい前は各地でカラオケ大会が結構流行っていて、あるカラオケ大会で優勝したことが縁で中山先生に出会いました。中山先生が僕の声が気に入ったとのことで「よかったらうちに来ないか」と言われて弟子になることになったんです。中山先生曰く、「おまえが歌っているときに気持ちよくリズムを取っていたおばちゃんが会場にポツリポツリいたんだよ。だからおまえの歌というよりは、そのおばちゃんたちを見ておまえを弟子に取ろうと思ったんだ」と言われました。先生の耳には僕の声が心地よく聞こえたのかもしれないね。

もともと半田さんは歌手になりたいと思われていたんですか?

半田 いやいや! 歌手になれるなんて思ったこともなかったし、中山先生に声をかけてもらうまでは歌手になろうと思ったこともなかった。ただ、歌は好きだったし、演歌・歌謡曲ではなくフォークやロックだけど中学の時からバンドを組んで活動したりはしましたね。

そうなんですね! 内弟子時代はどのような修業をされていたんですか?

半田 うちの先生は、まず歌のレッスンはほとんどなし! 年に一回くらい機嫌がいいと教えてくれるんですが、生前「親父に俺3回くらいしか歌を教わっていないですよ」って言ったら、「いや、4回は教えたはずだ」って(笑)。ただ、先生が作った曲のデモテープの仮歌を歌わされることが多かったです。先生のギターに僕の歌声を吹き込んでレコード会社に送ったりね。

中山先生はユーモアのある方ですね。

半田 あるとき、「『夜の銀狐』を歌ってみろ」と言われて歌ったら、ビールを頭からかけられて。「なんだその歌い方は。そんなんじゃねぇ。もう一回歌え。目の前に愛する女性がいて、プロポーズに近い告白をしているのにそんな歌い方じゃ伝わらないだろう」と、それから3回くらいかけられました(笑)。でもそうこうしているうちに、先生がギターを間違えたんです。すると自分で自分にビールをかけていました(笑)。そういう人です。あとは、なんせ人と歌とゴルフと酒が大好きな人でした。僕も似ちゃったけどね(笑)。弟子にも「(酒を)飲め飲め」と、修業時代はとてもアットホームな雰囲気でしたね。

 

来年はゆかりの地でコンサートを開きたい


中山先生との出会いから歌い手の道を歩まれて、35年目を迎えられました。新曲は両A面シングルですが、まず「しあわせ一歩」について聞かせてください。

半田 この曲に出てくるのは老夫婦ではなくて僕らくらいの熟年夫婦。今回どうして夫婦ものになったのかはわからないけど、僕自体は共感できるところがあるから全然違和感なくて、歌詞を先にもらった時もいいなと思ったね。

奥様とのこれまでの結婚生活などを振り返られて、ご自身に重なる部分はありますか?

半田 うん、「あんなことこんなこといろいろあったけど」って歌詞にあるけど、20年も30年も一緒にいればいろいろありますよ、いいことも悪いこともね(笑)。よく夫婦は空気のようなもんだって言うけど、そうなるにはもうちょっと経ってからなんだろうね。いまは少し落ち着いていて、これがいつの間にかなるんだろうなというところかな。

長く一緒にいるからこそお互いにわかることもありますよね。若い世代のご夫婦などにもぜひ聴いてほしいですね。

半田 そうですね。僕らよりちょっと若いくらいの人たちもきっと共感してもらえるかなと思う。あとはそれこそ老夫婦の人たちも、女房の前じゃ恥ずかしいけどひとりで居酒屋に行った時にこの曲を歌うとかね。そういうおじさんたちがいてくれとうれしいね。

歌うときのワンポイントアドバイスをお願いします!

半田 うちの師匠はもともと作詞家だから僕は若いときからうるさく言われていたことなんだけど、言葉尻。語尾をとにかく手を抜かず丁寧に歌いなさい、ということですね。あとは、小さな「っ」(促音)というのは一度声がなくならないといけないと。「いっ」「ぽ」のようにぴしっと切らないといけない。でも本当にたった「一歩」のことを歌うんだったらはっきり切ったほうがいいんだろうけど、これは一歩ずつ歩んでいく、ing(進行形)の「一歩」だから、こういう場合は「いっ」「ぽ」ではなく、「いぃっぽずつ」というふうに歌ったほうが前に進むイメージが湧くかなと思います。

もう一曲の「サクラロック」は、昭和の匂いがする懐かしいロックテイストの作品ですね。

半田 作詞・作曲を手がけられたZen&Shinさんは仲間で親父バンドを組んで活動されている方々で、この曲はその皆さんが作られた曲なんです。「プロの歌い手が歌ったらどういうふうになるんだろう」「本物のミュージシャンたちが演奏したらどういうふうになるんだろう」と思われていたところに、ご縁があって僕にお話しがあり歌うことになって。聴いていただいたときすごく喜んでくれて、僕もうれしかったですね。ただ、歌詞覚えるのが大変だった(笑)。

どちらの曲にも「春の宵」という言葉が入っていて、半田さんのお好きなお酒が出てきますね(笑)。

半田 「春の宵」で「サクラ」で発売は夏というね(笑)。来年桜の咲く頃にみんながこの曲を知っているよ、というふうになればベストだなぁ。今回のこの2曲でオリジナル曲が88曲になったんです。そのうち、28曲がお酒にまつわる歌。酒の歌ばっか歌ってるなと(笑)。でも僕がうれしいのは、「おまえの歌を聴いていると酒が飲みたくなる」とか、「おまえの歌を聴きながら飲むのが好きなんだ」というお客さんの声。もっとそう言ってもらえる歌が歌えるようになりたいですね。

来年の35周年を前に、さらなる新境地に向けての2曲になりそうですね! 最後に今後への意気込みやメッセージをお願いできますでしょうか。

半田 本当に歌をヒットさせることが難しい時代になっちゃって、老若男女誰でもが知っている曲というのがあまりないでしょう。売れる売れないの前に、いかに曲を聴いてもらうための作業や知ってもらう作業をするかということが大変。でもお客様はコロナ禍もあって、生のステージに飢えているんだよね。来年は還暦、そしてデビュー35周年にかかってくるので純粋に自分だけのコンサートを東京や故郷の野田や、ゆかりのあるところでやりたいと思っています。この曲からは新曲キャンペーンも復活しますし、何年ぶりかにCD店さんで歌わせていただく機会や皆さんとお会いできる機会が増えていくと思いますので、どこかでそんなお知らせを耳にした時にはぜひ遊びに来てください!

 

【PROFILE】半田浩二(はんだこうじ) 7月23日、千葉県出身。TBS『街かどTV』に出演した際、作詞・作曲家の中山大三郎氏の目にとまり内弟子に。4年間の修業ののち、1988年に中山大三郎作詞作曲による「済州エア・ポート」で歌手デビュー。50万枚を超えるヒットとなる。2022年、両A面シングル「しあわせ一歩/サクラロック」をリリース。来年歌手生活35周年を迎える。趣味はゴルフと釣り。

 

NEW RELEASE!!

2022年7月20日発売
半田浩二「しあわせ一歩/サクラロック

「しあわせ一歩」
作詞:小野田洋子 作曲:南乃星太 編曲:杉山ユカリ
「サクラロック」
作詞・作曲:Zen&Shin 編曲:萩田光雄

テイチクエンタテインメント TECA-22037 1,350円(税込)

 

CHECK!!

半田浩二 ヨーロー堂×テイチク浅草演歌定席
~我らがアニキ・半田浩二 新曲「しあわせ一歩/サクラロック」発売記念 配信ミニライブ!発売前日、7月19日 生配信で初披露しちゃいます~

日程:2022年7月19日(火)12:00~ スタート予定
無観客配信ライブとなります。(視聴無料)
YouTube 音のヨーロー堂 演歌・歌謡チャンネル にて生配信!
※アーカイブは1週間残ります。
※回線状況によってスタート時間が前後する場合がございますのでご了承ください。
※当日は指定のお時間でのライブ配信となります。ご購入されない方もご自由にご視聴できます。
※途中、会場の換気のため、中断させていただく場合もございますのでご了承下さい。

その他詳細は、ヨーロー堂×テイチク 浅草演歌定席 / TEICHIKU RECORDS 特設ページまで。

半田浩二テイチクオフィシャルサイト
半田浩二公式Twitter
半田浩二Instagram

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