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【COLORful Interview】こおり健太 若い仲間たちとともに、新しい時代の可能性に挑む!

“おんな唄の伝道師”こおり健太のダブルA面シングル「湯の花恋唄/ハレルヤ!~亀の翼~」が、10月14日にリリースされる。こおりがフレッシュで才能あふれる若手の作家たちと新しい制作チームを結成。正統派の宿もの演歌「湯の花恋唄」、そして“亀”をテーマにした全世代へ向けての応援歌「ハレルヤ!~亀の翼~」という表情の異なる2曲を作り上げた。演歌歌手としてのこおり自身と若い作家たちの未来、過渡期を迎えている演歌界の未来を切り拓く挑戦作となっている。

 

若手の作家が作ったのに、どこか懐かしい正統派演歌

「今回、僕と同世代や年下の作家さんたちで演歌作りを経験してみよう、と作品作りがスタートしました。作詞の日野浦かなでさんは、すでにたくさんの作品を書いていらっしゃるので皆さんもよくご存じだと思いますが、作曲の池田健太郎さんはまだ28歳。本当に若い!みんなで一度顔合わせで集まって、“こんな方向性でどう?”なんてワイワイと話すところからスタートしました」

こおりは、新曲「湯の花恋唄/ハレルヤ!~亀の翼~」の制作に制作陣を一新して臨んだ。舵を取るのは、徳間ジャパンの竹内涼ディレクター。「池田くんに頼んでみようか」と、その竹内氏が白羽の矢を立てたのが、丘みどり「涙唄」(2024年)で作曲家デビューした池田健太郎氏だった。一条貫太の「生意気酒」なども手がけており、また万城たかし率いるバンド「万城たかしとガラクタ―ズ」ではギタリストとして活動している新進気鋭の作曲家だ。

「池田さんは、頑張りたいという熱い志を持っている人。だからどんな曲を作ってくるのかなって、ドキドキワクワクしていました。演歌歌謡曲の曲作りはまだスタートしたばかりだけど、20代でも正統派の演歌を作りたいんだというところ全面に出してもらいたかったんですよね。聴いてくださるこおり健太ファンに合った優しい曲がいいなと思っていたので、『湯の花恋唄』をいただいたときは、“思い描いていた通り作ってきてくれたので、お願いして良かったな”と思いました」

どこかで聴いたことがあるような懐かしい正統派の演歌。日野浦氏の歌詞も、こおりの真骨頂である女唄であることはブレさせることなく、“湯の花(※)”をモチーフにした昭和の雰囲気がただよう宿ものに仕上がっている。

※湯の花
温泉水に溶けていた成分が結晶化し、沈殿または析出した綿状態、糸状、粉状の白い物体。硫黄、石灰、ケイ素など元の泉質によって成分や効能はさまざまで、別府温泉や草津温泉が有名。

 

「あなた…愛して 愛しても さだめ哀しい 湯けむりの宿」   
 「こころ…焦がれて 焦がれても 濡れて儚い ひとひらの夜」
 「いのち咲かせて…咲かせても 滲む灯影の 湯けむりの宿」
(「湯の花恋唄」より)

「ここが、この歌の一番の押しどころ。こおり健太らしさ全開で歌ってくれというサインを出されていると思ったので、レコーディングでは“泣き”をふんだんに入れて歌いました。これまでだったら先生方やディレクターさんからのアドバイスにその場で対応するため、あえて身体に染み込みすぎない程度に準備をして行くんですけど、この歌はかなり自分で練り上げてレコーディングに臨みました。だから、いつもより緊張しましたよ。でも、みんな“すごく良いです”“最高です”と言ってくれたので、調子に乗って歌わせてもらいました(笑)」

 

想定外のスピード感に、聴いた皆さんが亀みたいにひっくり返るかも?!

同じ作家陣の作品ながら、曲調ががらりと違う「ハレルヤ!~亀の翼~」。この曲が生まれたきっかけは、こおりの提案だった。ディレクターの竹内氏がこれまでは、アニメやポップスの制作現場を経験してきていたと聞いていたこおりが、「もう1曲は、竹内さんがこれまでやってきたような作品をやってみませんか?」と持ちかけたのだ。演歌を軸に活動していくにしても、もっと幅広い層のお客様に歌を届けていかなければならないという思いがあったという。

「“亀”を入れてねと言ったのは僕です。タイトルは他にもいろいろな案があったんですけど、“うさぎとかめ”ってわかりやすいじゃないですか。僕自身、ちっちゃな会社を立ち上げて、来年15年になります。こおり健太と歩みをともにしてきたファンの皆様を“亀の翼”になぞらえて、これからも一歩一歩やっていこうね、ということです」

さらに、聴き手への思いも込めた。

「あとは、皆さんの中にもいろいろな競争に苦しんでる人がいらっしゃると思うので、その人たちの気持ちが安らいで癒やされるような、応援ソングになればいいなという思いでこういう曲にしてもらいました」

フラメンコギターデュオ・徳永兄弟として世界で活躍中の徳永康次郎のフラメンコギターが印象的な楽曲。ドラマチックなバラードのように始まって、途中からサンバのリズムに乗ってかなりテンポアップしていく。

「竹内ディレクターもそうですが、作家の皆さんは、僕がこのスピード感についていけず、歌えないだろうと思っていたらしいです。もしくはコテコテの節回しで演歌調に歌うんじゃないかと(笑)。僕もこんなテンポの激しい歌は想定していなかったし、自分の曲では初めてですよ。でも、歌ってみたら楽しかったですね」

歌は、聴きに来てくれた観客だけでなく、歌い手の目の届かないところまで広がっていく。どんなフレーズが誰の胸にささるかは、まったくわからない。
直球の応援歌「ハレルヤ!~亀の翼~」に込めたのは、まっすぐな“頑張れ”の思いだ。”ああ、この曲、好きだなあ」”と感じてもらうことが、そのメッセージを届ける近道になる。だからこそ、こおりは振りを付けることも視野に入れている。歌で魅せてきた彼にとって、それは初めての挑戦だ。

「演歌はいま、時代とともに少しずつ形を変えていっていると思います。曲調をポップス寄りにしたり、幅が広くなりました。そんな中でこういう曲ができたのは、本当に良かったなと思う。僕はこれからも演歌歌手として歌っていくつもりですが、ひとつの型にハマらずに、ときにはこおり健太の別の要素を受け取っていただくのもいいかなと思うんですよね。演歌歌手の僕から『ハレルヤ!~亀の翼~』が出てきたら、聴いた皆さんが、それこそ亀みたいにひっくり返りそうですよね(笑)」

 

演歌の新しい世代と大先輩たちとの橋渡しができれば

「演歌は大人のジャンル、大人が作るもので、大人の人が聴くものみたいなイメージがあって、なかなか若い人の音楽になれない。そういった中で埋もれてるというか燻ってる方たちが絶対にいると思います。若いエネルギーを持っているときに出してほしいんです。僕が学生時代に、氷川きよしさんがフレッシュに演歌を歌う姿に衝撃を受けたあの感覚が、いまも忘れられず、若くても演歌を歌い、楽しんでいいんだ、そして演歌を作る喜びを経験してもいいんだ。そんな想いから、今回の制作だったんですよね。本当は力足らずの僕より、影響力を持つ歌い手さん方がやったらもっと注目されるんでしょうけどね…(笑)」

やる気のある若い作家たちが活躍し力を試せる場を、大作家の先生方がヒット曲を書き進めているうちに作らなければ、新しい世代が大先輩と交わる機会は失われてしまう。一度途切れてしまったら、若い人たちは大先輩から直接話を聞いて演歌の歴史を繋いでいくことができない。手探りながらも、世代間の橋渡しをする人間がいてもいいのではないかと考えた。

「こおり健太の代表曲になれば、作る側の代表曲にもなるんです。だから、みんなの力をひとつにして、これからこの歌をみんなで盛り上げていきましょう”と言っています。『湯の花恋唄/ハレルヤ!~亀の翼~』は、いろいろな可能性を秘めている1枚になったと思います。皆さんも、それぞれが持っている可能性をもう一度確かめて、元気になってください。そしてまた、こおり健太の歌声を聴きに足を運んでいただけたらうれしいです。引き続き応援よろしくお願いします!」

(取材・文/夏見幸恵)

【PROFILE】こおり健太(こおりけんた) 1983年1月5日、宮城県亘理郡出身。保育士として3年間勤務するかたわら、数々のカラオケ大会に出場。福島テレビの人気番組「弦哲也のFTVカラオケグランプリ」で第7回グランドチャンピオンに輝く。幼い頃からの夢だった歌手を志し、単身上京。2008年11月「口紅哀歌」で歌手デビューを果たした。2017年にはミャンマー観光親善大使に就任。情感豊かに歌い上げる女唄には定評があり、“おんな唄の伝道師”として知られる。

 

 

NEW RELEASE!!

2026年10月14日発売
こおり健太「湯の花恋唄」


「湯の花恋唄」
作詞:日野浦かなで 作曲:池田健太郎 編曲:杉山ユカリ
c/w「ハレルヤ!~亀の翼~」
作詞:日野浦かなで 作曲:池田健太郎 編曲:杉山ユカリ
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91722 1,700円(税込)

 

CHECK!!

こおり健太オフィシャルサイト
こおり健太オフィシャルブログ
こおり健太公式Twitter

 

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