北山たけしが新曲「北の港」を9月16日にリリース!同日にMV公開&公式YouTubeチャンネルもスタート
北山たけしが9月16日に、通算28枚目の新曲「北の港」をリリースする。師匠であり義父でもある北島三郎(作家名・原譲二)が、2022年の「博多ぶるーす」以来となる作詞・作曲を手がけた本格演歌で、発売を翌日に控えた9月15日、所属するレコード会社の東京・テイチクエンタテインメントで「新曲『北の港』リリース記念 懇親&取材会」を開催した。
この日の取材会では、ディレクターの磯田氏と北山が新曲の制作過程を振り返りながら、北島とのレコーディング秘話や、長年の師弟関係のなかで感じる自身の変化などについて語った。

北島の大漁旗を背に取材会を行った北山たけし
「もっと叱ってもらいたかった」?! 新曲「北の港」で感じた自身の成長
「北の港」は、北島三郎が手がけた楽曲としては、これまでの北山の作品とはひと味違う歌唱が印象的な一曲だ。力強さを前面に出すのではなく、北山の優しさや息づかいを生かした歌唱で新たな魅力を引き出している。
ディレクターの磯田氏は、北山の担当となって今年で10年。過去を振り返りながら、「初めて御大(北島)とご一緒した『津軽おとこ節』(2018年)のときは、真後ろのソファに座っていてブースで歌うたけしさんに『ああしろ、こうしろ』と声が飛んでいた。御大と仕事をするということでちょっとビビッとしていた中だったので、”やっぱり北島三郎ってこういう人なんだ、こういうことに指示が飛ぶんだ”というのをすごく勉強した思いがあります」と当時を回想。
ところが、今回の現場では「一切そういう声が飛ばなかった」。北島が細かく指示を出していたのは、北山の歌い方そのものではなく、自ら書いた詞の言葉についてだったという。詞へのこだわりは昔と少しも変わらない一方で、歌唱については「自由に歌っていい。たけの思うように歌え」。磯田氏はそこに、北島からの信頼と北山の成長を感じ取ったと話した。
「北山たけしというアーティストが一人立ちして、しっかりとやっているということを認めてくださっているのかなと。師匠である北島さんの道を歩きながらも、北山たけし独自のスタイルを築きながらやらせていただけているのではないかなと思いました」(磯田氏)

都内レコーディングスタジオにて師匠・北島三郎とのツーショット
その言葉を受けて、北山も今回のレコーディングで自身の成長を実感したことを明かした。
「8年前の『津軽おとこ節』、4年前の『博多ぶるーす』、そして今回と少しずつ師匠からの指導が少なくなって…。それなりに自分も成長したのかなと感じました。でも、もっと叱ってもらいたかったなと…(笑)」
かつては、北島から「すごかったんです。寝込むぐらい」と、徹底的に歌を直されていた。そんな北山に、今回北島が伝えたのは、「たけしももう20年過ぎたから、吐息を使っていこう」というアドバイスだった。
「『雪に埋もれた 桟橋に』と、ちょっと息を乗せた歌い方を師匠から今回教えてもらいました。指導は少なかったんですけど、大きいポイントというか、これから50歳を過ぎて、さらに演歌を深めていく大事なポイントを教わったなと思っています」
さらに今回は、北島から3曲の候補曲が届き「たけしが一番好きなものを選びなさい」と託され、自身で「この曲が一番、情景がふっと浮かんだんですよね。いまの自分に合う曲だ」と感じて「北の港」を選んだというエピソードも披露した。
A面が師匠、カップリングは自分…「個人的に夢のタッグが実現!」
今年、独立して3年目を迎えた北山には、「独立してから一曲、師匠の歌を歌いたかった」という強い思いがあった。数多くのアーティストへの楽曲提供などもあり、今作は約1年を待ってようやく実現した師匠の作品となった。
「暖簾分けという形で退社して、そこから師匠の歌を、もうその時点で何年か外れていたので、そこからもうちゃんと師匠の歌を引き継いでいただきたいなとオファーをさせてもらいました」

一方で注目したいのが、カップリング曲「遠い故郷(ふるさと)」だ。作詞は、伊藤美和氏。数年前に「北山くんを思い描きながら詞を作ったよ」と渡された作品に、北山が”TAKESHI”名義でメロディーを付けた。
メロディーの制作は、いつものギターではなく今回はピアノで。31年前、何の当てもなく北島のもとを訪れた当時を思い返しながら、わずか15~20分ほどで完成したという。A面が師匠・北島三郎、カップリングが自分という「個人的に夢のタッグ!」という一枚になっており、「師匠から”お前が作るのか、生意気だな”と(笑)。でも、師匠の作曲と僕の作曲がひとつになるというのは、もうこれからないと思うので…」と、笑顔を見せた。
姉弟子・松原のぶえさんを偲ぶ
この日の取材会で北山は、前日に訃報が伝えられた姉弟子・松原のぶえさんについても言葉を寄せた。北山にとって松原さんは、北島ファミリーの姉弟子であると同時に、まるで姉のような存在だった。独立後には東北・北海道を一緒に回るコンサートを3年間続け、「すごく優しくて、いつも『たけちゃん』って呼んでくれた」と、その温かな人柄を振り返った。
今年11月にも再び一緒に東北を回る予定があり、ステージをともにすることを楽しみにしていたという。最後に交わした「たけちゃん、また次回楽しみにしてるからね」という言葉を思い出しながら、突然の別れを惜しんだ。
目指すのは、王道演歌のその先
報道陣から”これから目指すところは?”と聞かれると、「これからは改めて“王道”を大切にしていきたい」と語った。
「演歌というこの大事な大きな根っこを、これからも大事に歌っていきたい。時代に合わせた演歌にもチャレンジしてきましたけど、やはり王道の演歌を歌っていくのが一番。師匠もそうでしたから」

弟弟子・大江裕とのユニット・北島兄弟についても「師匠が弟子に名前をくれたのは僕たちだけ。だからこそ、これからも師匠の歌を歌い継いでいきたい」と熱く語った北山。そして二人の間では、5弾目の新曲の構想も⁉️ 今後の展開にも期待が高まる
そして最後に、今年も目標として掲げているという「紅白歌合戦」への思いにも触れた。
「紅白は、毎年の目標です。たくさんの皆様に支えていただいておりますので、また返り咲いて年末の舞台で応援してくださった皆さんに恩返しができることを目標に。今年も叶わなければまた来年という形で頑張っていきたいと思います」
師匠の背中を追い続けながら、自分自身の歌を確立してきた北山。また新たな一歩となる「北の港」が、いよいよ明日9月16日に発売される。
また、同日よりMVが公開されるほか、北山たけし公式YouTubeチャンネルもスタートする。
これまで個人のYouTubeチャンネルを持っていなかった北山は、演歌を取り巻く環境が厳しくなっているいまだからこそ、「YouTubeをきっかけに若い世代にも演歌を知ってもらい、生の歌を聴いてみたいと思ってもらえたら」と、開設を決めた。まずはショート動画や日常の様子などから「ちょっとずつ」発信していく予定だという。
NEW RELEASE!!
2026年9月16日発売
北山たけし「北の港」

「北の港」
作詞・作曲:原譲二 編曲:遠山敦
c/w「遠い故郷(ふるさと)」
作詞:伊藤美和 作曲:TAKESHI 編曲:遠山敦
テイチクエンタテインメント TECA-26049 1,700円(税込)


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