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【Colorful Interview】秋元順子 新曲「一杯のジュテーム」は皆さんからいただいた素晴らしいプレゼント

秋元順子が、10月5日に新曲「一杯のジュテーム」をリリースする。以前より秋元を強くリスペクトするシンガーソングライターのおかゆが、秋元をイメージして書いた大人のためのラヴ・バラード。映画のワンシーンのような恋物語を、秋元の独特なハスキーボイスで切なく、情感豊かに歌い上げている。秋元とおかゆの誕生日が同じという星のめぐりあわせで実現したコラボレーション。その出会いやきっかけ、新曲に対する思い、“年を重ねることは、宝物が増えること”という秋元のポジティブマインドについても話を聞いた。

 

打ち合わせは一切なし! おかゆさんが私のイメージで書いてくれた曲です

 

馴染みのバーで 頬杖ついて
あの人 星を旅して 一人よ
全て忘れて 少し飲みたいの
(「一杯のジュテーム」歌詞より)

 

私の新曲「一杯のジュテーム」は、“あの人 星を旅して”という歌いだしから始まります。主人公の愛する人は、もう亡くなってしまっているんですよね。ふつうは“星になった”などと言いますでしょう? そうじゃないおかゆさんの表現力は、とてもおしゃれだなと思いました。主人公は馴染みのバーで、愛する人のことを想いながら、ひとりきりでお酒を飲んでいる。そこにたまたま入ってきた男性のことが“やだ、あの人にちょっと似てるわ”と、ふと気になって、話しかけると彼もそれに応えてくれるのね。

「一杯のジュテーム」の作詞作曲をしてくださったおかゆさんとレコーディング時のひと時

おかゆさんは、“秋元さんのいままでの作品を全部聴いて勉強して、秋元さんをイメージして書きました”と言ってくださった。どんな曲にするか、打ち合わせは一切なし! すべて出来上がってから聴かせていただきましたけれど、おかゆさんの女性らしさや、言葉遣いに彼女らしさがあってとても素敵だな、というのが第一印象でした。彼女の中に私の雰囲気や人物像が出来上がっていて、歌のドラマの中にその私を入れてくださったのね。そして、歌をうたっていらっしゃる方だから、歌手の気持ちがよくわかっていらっしゃるんだなぁと感じました。

おかゆさんと出会ったのは、とある番組での共演でした。そのとき、私たちは「愛のままで…」をデュエットしました。彼女はすごくプレッシャーを感じて、当日までにものすごい努力をしていらしてくださった。何ひとつ言うことがないくらい、完璧に勉強してきてくれた。とても真面目な方です。そんなご縁でいろいろお話しをするようになって、私のコンサートに来てくれるようになったり交流させていただいていたところに、今回の新曲のお話しをいただきました。

じつは、私たちは誕生日が同じ6月21日。”あら、私たち、親子以上に年が違うわね(笑)”なんて話していますけれど、私はやっぱりご縁があったのだと思っています。声質や音程感もとてもよく似ているなぁと感じることもあるんですよ。彼女も年を重ねたら、私みたいな感じになるかもしれないわ、なんて(笑)! そう思うと、彼女のこれからがすごく楽しみです。

 

“ジュテーム”という言葉を、どう歌ったら伝わるかしら?

 

この曲には、タイトルにもあるように「ジュテーム」というフランス語が出てきます。「ジュテーム」は、日本語で言うと「愛しています」ですね。私は若いころからハワイアン、ジャズ、シャンソンやラテンなどなどさまざまなジャンルの曲を歌ってきましたが、今回、“ジュテーム”という言葉をどう歌ったら皆さんによく伝わるかしら?と、フランス人の友だちに相談してみました。

日本人は、「ジュテーム」とカタカナで書かれたとおりに発音しますよね。フランス人の友だちに言わせると、「ジュテー“ム”」と「ム」をはっきり歌う曲もあれば、”ジュテーー”と最後の音をつぐんで、かすかな“ム”と歌うものもある。「あなたの雰囲気で、最後は聞こえるか聞こえないかくらいで、“ム”という音を入れたほうが思いが伝わると思う。はっきり言い過ぎないほうがいいし、そうかと言って最後の音が消えちゃったら“ジュテーム”の意味にならない。それは“I Love You ”の“You”が聞こえないのと一緒のこと。“あなたが好き”の“好き”が聞こえないことよ」とアドバイスをもらい、レコーディングで歌いました。そんなところも、ぜひ耳を澄まして聴いていただけたらうれしいですね。

 

レコーディングはいつも“仮縫い”の状態で

 

私にとってはあるあるの話なんですけれど、レコーディングの当日に“ここの歌詞を変えたから”とか、”こういう歌い方をしてほしい“と言われることがよくあるんです。たとえば、今年の2月に発売になった「なぎさ橋から」もそう。久しぶりに会って楽しい時間を過ごした男性と、2番の歌詞で“また会えるわね”と指切りをする。そして、最後のリフレインのところで彼を見送りながら手を振るのね。この曲は昨年発売した「いちばん素敵な港町」のカップリングとして収録していたのですが、おかげさまでとっても好評で2月に表題曲として再リリースさせていただきました。

昨年は、“この人とまた会えるんだ”という気持ちで、全体的にとっても優しく歌いました。ところが、今年はレコーディングの当日にプロデューサーから”この男性とは二度と会えないという気持ちで歌ってほしい”と突然言われて。そこでその場で気持ちを切り替えて、前回は優しく柔らかく歌ったところを“もうあなたには会わない”という思いで、今回はきっぱりと強く歌いました。自分でしっかり作り上げて臨んでしまうとお直しを頼まれた時が大変。お洋服と同じね(笑)。だから私は、いつも仮縫いの状態でレコーディングに臨みます。

 

年を重ねるって素敵なことばかり!と思えば、たくさんプレゼントがやってくる

 

私は好奇心が旺盛で、自分で言うのもなんですがとても欲張りなの。これまでもいろいろなことに挑戦して、自分に向かないと思ったらスパッとやめて、次のことをやってきた。いつまでも引きずっていることは、絶対にダメ。自分にできることは他にもいくらでもあるはずだということを前提にして、とりあえず始めてみるのね。すると、それが意外と自分に合っていたりする。飽きちゃったと思ったら、また次のものに進めばいいんです。

そして、今日の出来事に感謝して「ありがとうございます」と言うと、次の日もまた「ありがとう」と感謝できるようなことがやってくるのだと気づきました。私は年を重ねることが、とっても楽しみです。年を取るって、素晴らしいプレゼントが増えていくことよ。昨年の誕生日からの1年間、自分が一生懸命積み重ねてきたことが、今年の誕生日に大きなプレゼントになって返ってくると思っています。今年の私のお誕生日は、想像もしていなかったようなプレゼントがたくさんあって、ハンパじゃなかったわ(笑)! そして、この新曲「一杯のジュテーム」も、おかゆさんやいつも私を支えてくれている皆さんからの素晴らしいプレゼントです。

人生、素敵なことばかりだなと思っていると、また素敵なことがやってくるもの。だから、いまはこういう大変な時代ですけれど、自分がやりたいことやいままで続けてきたことをここでストップせずに、皆さんもどんどん前に踏み出していきましょう!

 

🌈アフタートーク🌈

伝説のお店「Bar Junko」にぜひいらして!

秋元 キングレコードの公式YouTubeでわたくしがママをつとめる伝説のお店「Bar Junko」が好評をいただいております。うわさでは、とあるCDショップの店員さんに「秋元順子さんがやっているバーって、どこにあるかご存知ですか」と聞いた方がいらっしゃるらしいの(笑)。
私の近況報告やいらっしゃった皆さんのお悩み相談などなど、本当のバーでお酒を片手に楽しんでいただいているような雰囲気でお届けしております。じつは私は若いころ、歌をうたっていなかったら女性バーテンダーになりたかったの! 本格的なバーセットを買って練習していたので、プロの技もたくさん知っているんですよ。コロナ禍が落ち着いたら、皆さんと楽しめるそんなイベントもやりたいですね。よろしかったら、皆さんも「Bar Junko」、一度覗いてみてくださいね。

▲【秋元順子】Bar Junkoへようこそ!第3弾!

 

 

【PROFILE】秋元順子(あきもとじゅんこ) 1947年6月21日、東京都出身。OL時代に会社のハワイアンバンドに参加して歌手活動を始める。結婚を機に主婦業に専念、40歳頃から活動を再開。2004年「マディソン郡の恋」でインディーズデビュー。口コミで大きな話題となり、2005年、キングレコードからメジャーデビューを果たす。2008年「愛のままで…」で第59回『NHK 紅白歌合戦』に出場。61歳6カ月での初出場は女性歌手としては最年長の記録となった。その後も「黄昏Love again」、「愛鍵」などヒット曲を多数輩出。現在でも精力的にCDのリリース、コンサート活動を行なっている。

(取材・文/夏見幸恵)

 

NEW RELEASE!!

2022年10月5日発売
秋元順子「一杯のジュテーム」

「一杯のジュテーム」
作詞・作曲:おかゆ 編曲:多田三洋
c/w「愛を手繰って」
作詞:門谷憲二 作曲:花岡優平 編曲:杉山ユカリ
キングレコード KICM-31080 1,350円(税込)

 

CHECK!!

秋元順子オフィシャルサイト
秋元順子オフィシャルブログ

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