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【Colorful Interview】永井みゆき 新曲「秘螢(ひめぼたる)」〜熱い想いを秘めて待つ女の恋心〜

永井みゆきが6月15日、デビュー30周年記念曲第2弾として新曲「秘螢(ひめぼたる)」をリリースする。“花の御寺”と呼ばれる奈良県桜井市の長谷寺と、その隣の宇陀市で“蛍街道”として有名な室生川を舞台とした楽曲。初夏の風物詩“蛍”をモチーフに、熱く秘めた恋心が描かれている。カップリング曲「阿賀町ひとり」は、新潟県東蒲原郡阿賀町の“阿賀町PR大使”を務める永井が歌う “越後阿賀町観光ソング”。 “狐の嫁入り行列”で知られる自然豊かな町をひとり訪れた女の旅情演歌だ。リリース直前の2作品への話を聞いた。

 

「秘螢」は私にとって初めての世界観。普通の演歌ではありません!

永井さんのデビュー30周年記念曲第2弾となる新曲「秘螢(ひめぼたる)」はどんな作品ですか?

永井 最近は旅情演歌をいただくことが多くて、デビュー30周年の第1弾シングル「荒川峡から」もそのイメージ路線でした。でも第2弾の「秘螢」は全然違う、私にとっては初めての世界観を師匠であるたかたかし先生が書いてくださいました。最初に歌詞を読んだときは、演歌の歌詞とは思えなくてまるで小説みたいだなと思いました。2コーラスしかない曲というのも初めてですし、最後に“ホーホーホタルコイ”というフレーズがあるところや、サビの始まりでいきなり“ねぇ 君”と呼びかけるのですが、演歌の歌詞で“ねぇ 君”はなかなかないと思いますし、この作品は普通の演歌ではないな! というかんじがしています。

たしかに、“ねぇ あなた”ではなく、“ねぇ 君”という歌詞はとても印象的ですね。

永井 “ねぇ君”が、この曲の中では一番難しかったところです。今回のレコーディングはオケ録りと歌入れが同じ日だったので、あまり時間に余裕がありませんでした。曲の前半は風景を歌っていて、“ねぇ 君”のところから、相手への想いを込めて歌っていくのですが、最初に歌ったとき、たか先生から“ねぇ 君、が違う。ここでガラリと雰囲気が変わらないとダメだから”とアドバイスをいただきました。いつもだったら、そこから歌入れまで何日かあるので練習できますが当日だったので“どうしよう”と思って、とにかく必死でした。事前に弦哲也先生にレッスンしていただいたときに、ここの部分は“語尾を短く歌うように”と言われていたので、そういうところも気をつけながら“ねぇ 君”をしっかり歌って、本番では無事OKをいただけてホッとしました。

“それは違う”“ガラリと変えて”というアドバイスだけでは、どう歌えばよいのかを理解するのは難しかったのではないでしょうか⁈

永井 そうですね。でもたか先生はいつもそうです。“ここはこう歌って”と具体的に教えてくださることはなくて、“違う、そうじゃない”と。そこからは自分で探してたどり着きなさいというかんじなので、もう必死に歌うだけです(笑)。何度も歌い直して時間がかかることもありますが、今回は意外とすぐに“いいね、その方向だよ”と言っていただけました。最後の“ホーホーホタルコイ”は、本当に蛍を呼ぶように気持ちよく歌い上げていたのですが、弦先生から“抑え気味に、吐息を交えながら歌って”とアドバイスをいただきました。熱唱せずに、想いを秘めたかんじを出しながら、抑えた歌い方で歌い終えるというのも、今までにはなかった歌い方かなと思います。

出だしからドラマチックなアレンジで、抑え切れない主人公の情熱が伝わってくるようですね。

永井 一見和っぽいのですが洋風で、和と洋がミックスされたアレンジですね。あとは二胡が入っていたりして、演歌じゃないようなかんじに仕上がりました。すごく情熱的な女性の歌で、昼間の長谷寺や室生川を一緒に訪れるような関係のお相手を、夜になっても蛍になって会いに来てほしいと思う歌。まだ打ち明けられない熱い想いを秘めながら、相手の男性を待っているという、ちょっと色っぽい歌詞です。 “秘螢(ヒメボダル)”というのは、お姫様の“姫”と書く“姫蛍”が本当の名前で、西日本に多く生息しているホタルだそうです。

ヒメボタルに秘めた想いをかけて、“秘蛍”になったのですね。

永井 じつは、タイトルが「秘螢」に正式に決定したのが歌入れの当日だったんです! それまでは「蛍の女(仮)」で、ずっと“まだ仮だから”と言われていたので、どうなるのかなと思っていました。たか先生は姫蛍がお好きで、そこに女性の秘めた思いをかけて作りたいというのは最初から聞いていましたが、最後までそこにこだわってタイトルをつけてくださったんですね。「秘螢」でこの歌詞の内容だと、愛してはいけない人との秘密の恋なのかなとかイメージしがちじゃないですか。でも先生は“相手の男性との関係を秘めているのではなく、相手への想いを秘めているんだから。どろどろした世界ではないんだよ”とおっしゃっていました。

 

すずめから蛍へ! 日本語を大切に、美しく表現できる歌手を目指してまいります


一方、カップリング曲「阿賀町ひとり」は新潟県が舞台の曲ですね。

永井 昨年から新潟県にある阿賀町のPR大使を務めさせていただいています。それがご縁で、このたびは阿賀町を舞台に「越後阿賀町観光ソング」を歌わせていただくことになりました。阿賀町には何回かお邪魔していまして、阿賀野川へも行きましたし、雪椿も“雪椿まつり”の時期に見せていただきました。あとは“麒麟山”へも行きましたが、同じ名前の“麒麟山”という日本酒があって、辛口でとってもおいしいんですよ! いつも阿賀町に行くと麒麟山を飲んで、買って帰ったりしています。実際に町を巡ったところがたくさん歌詞に出てくるので、すぐにイメージすることができました。

失恋した女性のひとり旅がテーマですね。

永井 私も最初は悲恋の歌として、“いますぐ会いたい”という思いで歌っていたんですけれど、“そんなに悲恋っぽく重たい歌い方をしないで”と言われてしまいました。この曲は初恋の人を思い出している歌で、その人に会いたい思いはありますが、すぐにでも追いかけていって恋人同士になりたいという気持ちではないそうです。“私がも少し 大人なら”というフレーズがあるのですが、懐かしく思っているだけなので、若い頃の恋を思い出しているんですね。当時その人が話してくれた場所を、懐かしく思いながら旅をしているという歌です。歌詞はいろいろな受け取り方ができますが、初恋をイメージしてきれいに歌いました。

阿賀町の皆さんもうれしいでしょうね! 実際に皆さんの前で歌うのはいつになりそうなのですか?

永井 そうだとうれしいですね! CDの発売後になりますが、阿賀町で新曲発表会をしていただくことになっています。皆さん温かい方ばかりなので、歌うのが本当に楽しみです。それから阿賀町は “つがわ狐の嫁入り行列”というお祭りが有名で、去年も今年も呼んでいただいていましたが、二年連続コロナの影響で中止になってしまいました。昔から“狐火がたくさん見られる年は豊作になる”といわれているので、狐火に見立てた提灯を持って、狐のメイクをして、豊作を願いながら町を行列で練り歩くお祭りです。来年はぜひ、お祭りでも歌わせていただけたらいいなと思います。

楽しみですね! それでは最後に、ファンの皆さんやカラフルの読者にメッセージをお願いします。

永井 「大阪すずめ」でデビューして、いまでも“すずめちゃん”と呼んでいただいていますが、「秘螢」のような大人の女性を歌えるようになりました。たか先生のテーマは「すずめから蛍へ!」だそうです(笑)。「秘螢」では、新しい永井みゆきを皆さんに感じていただきたいですね。“ねぇ 君”のところは、ちょっと指をさすような振りも付いているので、ぜひ振りも覚えて一緒に歌っていただけたらうれしいです。阿賀町の観光ソング「阿賀町ひとり」も皆さんにかわいがっていただけるように、2曲とも大切に歌っていきたいと思います。いつもたか先生がおっしゃる“日本語を大切に美しく表現できるような歌手”を最終的な目標に頑張ってまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

(取材・文/夏見幸恵)

【PROFILE】永井みゆき(ながいみゆき) 1975年9月22日、大阪府出身。1989年、『第6回 関西演歌大賞』でグランプリを獲得、翌年上京して作詞家・たかたかし氏の内弟子となる。1992年、ソニーレコードより「大阪すずめ」でデビュー。「日本の少女がここにいます」をキャッチフレーズに、『第34回 輝く!日本レコード大賞』最優秀新人賞を受賞した。2001年、テイチクに移籍し、卯年生まれで同い年の上杉香緒里、山口ひろみとともに「レインボーうさぎ組」を結成。2013年には、みずき舞とのユニット「みゆき&舞」として「なぐさめ・ナイト」を発売して話題に。2021年、デビュー30周年記念曲第1弾「荒川峡から」をリリース。

 

NEW RELEASE!!

2022年6月15日発売
永井みゆき「秘螢(ひめぼたる)」

「秘螢(ひめぼたる)」
作詞:たかたかし 作曲:弦哲也 編曲:猪股義周
c/w「阿賀町ひとり」
作詞:麻こよみ 作曲:桧原さとし 編曲:猪股義周
テイチクエンタテインメント TECA-22028 1,350円(税込)

 

CHECK!!

「たかまろ&ひろえの痛快楽笑ラジオ 公開録音in 阿賀町」
~永井みゆき「阿賀町ひとり」新曲発表会~

日程:2022年6月26日(日)
会場:道の駅・阿賀の里2階ホール(新潟県東蒲原郡阿賀町石間4301)
時間:open 13:30 / start 14:00 式典・新曲発表会 15:30終演予定(CD販売会あります)
出演:中野小路たかまろ(阿賀町観光大使)、松井弘惠、スペシャルゲスト・永井みゆき(阿賀町PR大使)
お問い合わせ:0254-99-2121(道の駅・阿賀の里)
※入場無料のため、11:00より会場入口にて整理券をお渡しします。定員先着200名様、整理券がなくなり次第終了。開場時は整理番号順に入場となります。
※会場内ではマスクの着用をお願いいたします。
※会場内ではソーシャルディスタンスを保ってください。

三重・長島温泉 歌謡ショウ

日程:2022年8月1日(月)~ 8月10日(水)
会場:長島温泉 湯あみの島
お問い合わせ:0594-45-1111(長島温泉 湯あみの島)

 

永井みゆきテイチクアーティストサイト
永井みゆきInstagram

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