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【Colorful Interview】高山レイヤ すべての経験を糧に、新たな自分に挑む 〜新曲「誰にでも秘密がある」

今年1月にデビューした高山レイヤが、12月13日に早くもセカンドシングル「誰にでも秘密がある」をリリースした。伊藤美和氏の作詞、意味深なタイトルの世界観を際立たせる杉本眞人氏のメロディーに、「主人公になりきれる作品だなと感じた」と話す。事務所の移籍を経て、心機一転。今作で新たな自分に挑む。

 

音楽の目覚めは家族で行ったミスチルのコンサート

はじめましてなので最初にお聞きしたいのですが、高山さんが音楽に目覚められたのはいつごろですか?

高山 中二のときに、母がミスチル(Mr.Children)さんが好きで、新潟のスタジアムツアーに家族で行ったんです。席が前から3列目で、気のせいかもしれませんが子どもだったので、桜井さんが僕の顔を見て歌ってくれた気がしたんですよね(笑)。曲は覚えてないんですけど。そのときに強く”僕もこうなりたい”と思いました。高校時代は軽音楽部に入ってバンドを組んだり、オリジナル曲を作ったりしてライブハウスで歌っていました。

大学進学を機に故郷の長野県から上京され、歌手を目指されていたそうですね。

高山 大学ではサークルには入ったのですがあまりにもレベルが低すぎて…。僕は本気で歌手デビューを目指してやりたかったので、遊び気分ではできずにやめてしまいました。新人発掘オーディションを受けたら最終まで残り、そのとき練習生からスタートすることになってレッスンを受け、友人とユニットを組んで活動したりしました。その後、HANZOさんと出会い付き人を経て、今年1月にデビューすることができました。

念願の歌手デビューをされたときの心境はいかがでしたか。

高山 デビューが決まったときはとてもうれしかったです。デビュー曲はアップテンポで、一度聴いたら忘れられない覚えやすいメロディーだったので、ファンの方からもとても好評をいただきました。デビューした後は、少しプレッシャーや”責任”を感じることが強くなってしまったこともありましたが、いまはこれからに向けて気合いが入っています。

 

いままでの僕にはない色の作品に挑戦

そして、デビューされてから一年経たずにセカンドシングルがリリースとなりました。作詞は伊藤美和先生、作曲は杉本眞人先生の作品ですが、初めて聴かれたときの第一印象はいかがでしたか?

高山 伊藤美和先生とはデビューの前から面識がありまして、デビューしてからもステージングなどの指導もしてくださり、ぜひ伊藤先生に作詞をお願いしたいと希望していました。杉本先生のメロディーを聴いたときは、ビックリしました。杉本節というか、”難しそうだな、大丈夫かな”と少し不安はありましたが、アレンジができてきてもう一度聴いた瞬間に、素晴らしい歌だなと思いました。

レコーディング時に杉本眞人先生、伊藤美和先生と

歌詞の言葉や物語がどことなく昭和を感じさせる作品だなと思いましたがいかがですか。

高山 歌詞を初めて見たときは、面白い歌だなと…。僕は友だちの彼女を好きになったことやこういう恋愛の経験はありませんが、物語の主人公になりきれる作品だなと感じました。実はもうひとつ、アップテンポな曲も用意してくださっていたんですが、いろいろ考えていままでの僕にはない色の作品だったので、あえて挑戦しようと思いました。

カラオケで歌うときのポイントはありますか?

高山 ポイントは、語りが多い曲なので、感情的にならずに淡々と、語尾も伸ばさずに歌っていただきたいですね。そして、「運命はいたずらで 意地悪で残酷で」の部分はたたみかける感じでくるので、ここは一番聴いてほしいポイントですね。ある歌手の方に言われたのですが、”1回じゃなくて2、3回聴いているとだんだんいい曲に聴こえてくるね、味があるね”と。スルメみたい(笑)。ですので、皆さんも最低でも3回は聴いてください(笑)!

 

おばあちゃんへの感謝、思い出を曲に込めて

カップリング曲の「さくラさく小径」は、高山さんの作詞作曲作品なんですね。

高山 はい、この作品は2019年に僕のおばあちゃんに対して作った曲です。僕が歌手を目指して上京したとき、親は反対しましたがおばあちゃんだけは”好きなことをやりなさい”と応援してくれていたんですね。「さくラさく小径」という遊歩道は、実際に長野県佐久市にあります。そこをおばあちゃんと歩いたときの思い出を、本当は感謝を伝えるというよりは、”元気でやっているよ”という手紙のような思いで作っていました。言葉ではありがとうと簡単に言えると思うんですが、僕は歌手を目指していたので、ならば歌でいままでの感謝を伝えたいなと思って。そのころは、まだおばあちゃんも元気でしたから。

おばあさまに聴いていただけたのですか?

高山 それが、おばあちゃんはこの曲ができる前に亡くなってしまい、僕はデビューした姿も見せることができませんでした。亡くなった後に途中まで作っていたこの曲を思い出して引っ張り出し、パッと見た瞬間に涙が止まらなくなって、思いのままに一気に書き上げました。

温もりを感じる作品で、聴きながら私もおばあちゃんのことを思いました。

高山 もともとこの曲を商品にはしたくなくて、ライブ限定で歌っていこうと思っていたんですが、地元のテレビ信州に母が”こういう曲があります”と送ったら採用されまして、一週間特別企画でお天気コーナーのBGMとして起用していただきました。その反響も大きくて、やはりこの曲をもっとたくさんの人に聴いてほしいと思って、今回カップリングに収録させてもらいました。

これからが楽しみですね。最後に、2年目を迎える来年の抱負や今後の目標をお聞かせください。

高山 この曲で心機一転、いままでの経験をすべて糧にして頑張っていきます。ひとりでも多くの方に聴いていただきたいし、歌っていただきたいです。来年の抱負は、NHK『新・BS日本のうた』など、テレビに出られるようになりたいです。そして、故郷の東御市を代表する歌手に、いつか長野県を代表する歌手になれるように頑張ります。応援よろしくお願いします!

 

【PROFILE】高山レイヤ(たかやまれいや) 3月30日、長野県東御市出身。高校時代から音楽に親しみ大学進学とともに上京。歌手を目指し新人発掘オーディションを受け研究生に。レッスンを重ね、2018年に出会ったシンガーソングライター・HANZOの弟子に。「平成浪漫ボーイズ」などいくつかのユニット活動を経て、2023年「非常事態の恋」で歌手デビュー。9月に事務所を移籍し12月13日にセカンドシングル「誰にでも秘密がある」リリース。古文書を読んだり大学でも専攻していたほどの日本史とくに中世史(平安末期から安土桃山時代ごろ)好き。特技は映像制作。

 

 

NEW RELEASE!!

2023年12月13日発売
高山レイヤ「誰にでも秘密がある」

「誰にでも秘密がある」
作詞:伊藤美和 作曲:杉本眞人 編曲:矢野立美
c/w「さくラさく小径」
作詞・作曲:高山レイヤ 編曲:金沢重徳
テイチクエンタテインメント TECA-23072 1,400円(税込)

 

CHECK!!

高山レイヤオフィシャルサイト
高山レイヤ公式X
高山レイヤInstagram

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