【Colorful Interview】「僕らはこんなご時世だからこそ誕生したユニット」神仏兄弟 Vol.2
2021年、日本中、いや世界中が新型コロナウイルスの感染拡大による未曾有の事態に陥っていた中、みんなが笑顔で健やかな日々を送れるようにと二人の男がその収束を願い、祈り、手を取り合った。その名は「神仏兄弟」。神様と人間の取り持ち役として実際に神社で神主として活動している壮紫(そうし)と、浄土真宗の僧侶であり東京・四谷の人気店「坊主バー」を経営する善念(ぜんねん)による音楽ユニットだ。二人はどのような道を歩いてきたのか。結成のきっかけは。そして、音楽を通して伝えていきたいこととは。その思いを2週にわたりスペシャルインタビューでお届け!
宗教に垣根がないように、音楽もジャンルの垣根なく挑戦していきたい
まずは神仏兄弟結成のいきさつからうかがえればと思います。
善念 それが……、神主と坊さんがキリスト教の信者さんの紹介で知り合いました……。
壮紫 ややこしいですよね(笑)。実はキリスト教信者の共通の知人がいまして、「面白い坊さんがいるんだよ」ということでこのお店に連れてきていただいたのが兄上との出会いです。そこからユニットを組むにいたるまでは数年は経っていますよね。
善念 そうだね。
壮紫 私はソロですけれど兄上は仲間と坊主バンドを組んでいて、ある時に対バンのライブをしました。そこから「宗教の垣根を超えて、一緒に何かイベントをやろう」という話になり、その時にちょうどコロナ禍に見舞われ「それじゃあユニットも組んでみませんか」という流れで神仏兄弟が誕生しました。
仏教と神道が一緒に、というのは特に問題はないんでしょうか?
壮紫 どこかちょっと相入れないような感じではありますけれど、全くおかしなことではありません。
楽曲は基本どちらが作られているんですか?
壮紫 基本は兄上です。
楽曲を作る時のコンセプトはありますか?
善念 そうですね、神仏習合的なテーマを探して作っていますね。たとえば「JICHIN〜地鎮〜」では地鎮祭を題材にしていますが、神道だけじゃなくて仏教でも実は地鎮祭をやるんですよ。知らない方も多いかもしれないので、そういうメッセージも歌で発信できたらいいなと思ったりもしています。
「おいのろう」という曲は、子どもたちと一緒に踊っているMVがインパクトありますよね。
壮紫 あれはもう、某テレビ局を意識してね……(笑)。子どもたちにも刺さる曲だと思います。僕の姪っ子もすごく踊ってくれていますし、今のところ我々の代表曲といえる作品ですね。
善念 図々しいことを考えてるよねぇ(笑)。
壮紫 それこそ宗教の垣根がないように作品も垣根なく、我々は音楽のジャンルは関係なくロックやバラード、ポップスなどなんでも挑戦していけたら面白いなと思っています。
善念 色々考えていますので自分たちでも神仏兄弟のこれからが楽しみですね。
ちなみに演歌・歌謡曲もいかがですか?
壮紫 面白いですね! 昭和歌謡のデュエットもいいですよね、兄上。
善念 いいと思います。考えてみれば一番この二人に当てはまりそうですよね、見た目的にも。
壮紫 でもハモれないからね。我々、ユニゾンしかできない……(笑)。
善念 そこがまず乗り越えるべき壁だね(笑)。
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