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【Colorful Interview】風輪 「人生TENKI」を人生の転機に!一つひとつ、夢を叶えていきたい

今年3月に「女神-MEGAMI-」でメジャーデビューを果たし、オリコン演歌・歌謡曲チャート初登場1位(総合チャート8位)を記録! 全国各地で人気上昇中の二人組ヴォーカルユニット・風輪が、10月16日にセカンドシングル「人生TENKI」、そしてファーストカバーアルバム『風輪歌謡』を同時発売した。あらゆる世代のリスナーの心に響く、メッセージ性の強い楽曲を確実な歌唱力で届ける風輪。一曲一曲と真摯に向き合う姿勢と、拓也と翔司の二人ならではのハーモニーとライブ力の高さは、これからも多くのファンに愛され続けることだろう。

 

 

選曲や歌詞一つひとつにまで、僕らの思いが込められている

今年の3月にメジャーデビューされて、早くもセカンドシングル「人生TENKI」が発売ですね。現在の心境を聞かせてください。

翔司 約7カ月でセカンドシングルが出せるなんて、本当にうれしいです。「人生TENKI」は、世代は関係なく皆さんの背中を押してくれるような歌詞、楽曲になっています。いままで僕たちが歩んできたことを回想するような歌詞も入っていて、すごく思い入れがありますし、僕たちの人生を体現している曲なんじゃないかなと思います。

拓也 そうですね。前作「女神‐MEGAMI‐」とはまったく違った雰囲気の曲ですが、僕たちのいろいろな思いがたくさん詰まった作品です。僕らはメジャーデビューするのが三度目なので、オリジナル曲もたくさんあります。それらを一曲でも多く世の中に届けたい。どの曲も、全部先生方と何度もラリーしてメロディーやテーマ、歌詞も変えたり、自分たちが納得できる曲を作っています。

「TENKI」とアルファベットになっているのは、”お天気”とターニングポイントを意味する”転機”をかけているんですね。

翔司 はい。最後の大サビのところだけが、歌詞が“転機”と漢字なんですよ。人生の転機をテーマにしたいという思いで、ここだけ漢字に変えさせていただきました。実際にライブで歌ってみると、この曲を聴いて涙が流れたとか、笑顔になれたよとか、いろいろな感情が生まれる曲なんだというのを感じています。皆さんがご自分の過去のことを、“こんなこともあったな”といろいろ考えながら、それぞれの感じ方で聴いてくださるのが一番ですからね。

翔司

 

アルバムにはすべて僕らにとって意味のある曲を入れました

タイプAの「夢を叶えたとき」とタイプBの「なないろ日和」。カップリングはそれぞれどんな曲ですか?

拓也 僕たちは、みのや雅彦さんがプロレスの大仁田厚さんのために作った「夢しかなかった」という素晴らしい曲をずっとカバーさせていただいていました。みのやさんが「風輪バージョンの『夢しかなかった』を俺に作らせてくれ」と言って、僕たちのライブに何度も足を運んで書いてくださったのが「夢を叶えたとき」です。僕たちの思いが全部入っているので、初めて聴いた時に二人で涙しましたね。「なないろ日和」は、最初は「笑顔ありがとう」というタイトルでした。でも笑顔だけじゃなく、いろいろな“ありがとう”が入っています。今回、テレビ東京の『なないろ日和!』(月曜日〜木曜日 9:26-11:13O.A.)のテーマソングに抜擢されたので、タイトルを変えて、歌詞も“雨が上がれば なないろ日和”など少し変更しました。

レコーディングはいかがでしたか?

翔司 「人生TENKI」は、実は今回のシングルにするために作った曲ではなくて、コンサートで歌っていた曲なんです。だから細かい修正はありましたが、ほぼほぼ出来上がって、この曲はレコーディングもスムーズでした。苦労したのは、カップリング曲の「夢を叶えたとき」ですね。Aメロは語りのような歌い方なので、滑舌や歌いまわしでけっこう難しい部分がありましたね。

拓也 「人生TENKI」は相方の翔司がどんな感じで歌うか、どんなニュアンスでどんな気持ちでというのがライブで歌っているのでわかっていました。でも「夢を叶えたとき」は、レコーディングのとき初めて歌わせていただいたので、二人で合わせるのも初めて。熱い曲なんですけど、自分だけ熱すぎてもダメ。こんな感じで、このくらいのニュアンスでというのを、お互いの声を聴きながら調整していくプロセスが僕も難しかったですね。

翔司 「なないろ日和」はライブで何度か歌っていた曲だったので、歌いづらさはあまりなかったです。“涙の夜に 生まれた歌は”のところは、歌っているパートをちょっと変えたりもしました。三曲とも、一つひとつの歌詞にむだな言葉はひとつもないんです。どの言葉も大切にして丁寧に歌いながら、そこに熱さも入れて、というのを二人とも意識してやっているのがポイントです。

拓也 『なないろ日和!』ではこれまでにも僕たちの楽曲を起用していただいてきましたが、この曲は10月〜3月クールのエンディングテーマ曲として毎週流れます。こちらもぜひチェックしていただきたいです。

拓也

同時発売の『風輪歌謡』は、選曲がバラエティーに富んだアルバムですね。モーニング娘。さんの「ふるさと」は意外だなと思いました。

翔司 ディレクターさんと相談しながら、すべて僕らにとって意味のある曲を入れました。たとえば「好きです前橋」は、群馬の前橋のライブで必ず一曲目に歌う曲なんですよ。「シルエット・ロマンス」は両親が大好きで、僕も歌謡曲の中で1、2位を争うくらい好きな曲なので入れたいと思いました。「ふるさと」は、僕らは二人とも親元を離れて暮らしているし、子どものころから聴いていた曲でもあるんです。

拓也 僕が歌っている「街の灯り」は、林業をやっていた頃の思い入れがある曲です。僕は15歳で林業の世界に入ったんですけど、仕事を教えてくれた親方が無口ですごく厳しい人でした。初めて僕の名前を呼んでくれたのが3年くらい経ってからで、「すぐに辞めると思っていた」と言われました。その日近くのスナックに連れて行ってくれて、そこで親方が歌ったのが「街の灯り」だったんです。親方がいてくれたからこそいまの自分があるので、すごく感謝しています。そのときからずっと「街の灯り」が好きで、カラオケでもライブでも歌っていました。

翔司 今回レコーディングした曲の中では、「街の灯り」が一番よかったと思います! ディレクターさんも“めちゃくちゃいいね”と言ってくださったし、歌詞とかメロディーが拓也の声にバシッと合っていると思います。

 

応援してよかったなと思っていただけるようなグループでいたい

今年風輪としてはメジャーデビューされたばかりですので、ぜひ今後のお二人の目標や夢をお聞かせください。

拓也 メジャーデビューさせていただいて、たくさんの方と出会うことができました。いつも応援していただいてすごく感謝しています。これからも人生を歌うような、聴いてくれた方の心を揺らすような、風輪の楽曲に触れた方の背中を押せるようなグループであり続けたいと思います。僕は、地元のかぶら文化ホール(群馬県富岡市)で成人式を迎えたとき、“将来、このホールでワンマンライブをやりたい”と思いました。その夢が18年越しに今年の年末に叶うんです。次は、相方の地元のアプリコホール(東京都大田区)でライブをやりたい。紅白歌合戦に出場したいという大きな夢もありますが、一つひとつ夢を叶えていくグループでありたいですね。

翔司 メジャーデビューまで、結成してから二年近くかかりました。その夢を叶えたときに、皆さんがすごく喜んで感動してくださっていた光景を鮮明に覚えています。これからも、風輪を応援してよかったなと思っていただけるようなグループでいたい。僕たちは歌手なので、皆さん一人ひとりに歌を届けて、“この曲に救われた”や、“この曲に背中を押された”など、「人生TENKI」のように“この曲が人生の転機になったな”と思ってもらえるような曲を歌えるグループにしていきたいです。全国の都道府県で待っていてくださる方が増えてきたので、47都道府県を回れるような活動をしたいなというのもひとつの夢ですね。

ありがとうございました! 最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

拓也 今回のセカンドシングル「人生TENKI」は、誰もが当てはまる曲だと思うんですよ。自分の人生を“あんなときもあったな”と振り返ったり、やりたいことがあってもなかなか一歩が踏み出せなくて悩んだり。僕もずっと悩みや葛藤を抱えていました。林業をやりながら“歌手になりたい”と思っても、そんなの無理だろうなと思ったり。でも一歩踏み出してこの世界に入って、本当によかったと思います。皆さんも自分を信じて、「人生TENKI」を人生の転機にしていただきたいなと思います!

翔司 この曲は、僕らもそうなんですが聴けば聴くほど、歌えば歌うほど好きになる曲。細かい部分までこだわった歌詞とメロディーをたくさん聴いていただいて、皆さんのお気に入りのポイントを見つけていただきたいです。本当に大好きな曲とめぐり会えたなと思っていますし、すでに僕らの転機になっているような曲です。ぜひたくさんの人に聴いていただきたいし、カラオケでもお酒を飲みながら肩を組み合って歌っていただきたいですね。

(取材・文/夏見幸恵)

【PROFILE】風輪(ふうりん) 翔司(写真左)1985年6月19日、福岡県 久留米市出身、身長186cm、拓也(写真右)1986年11月26日、群馬県富岡市出身、身長184cm。林業経験11年の拓也と、プロ野球選手を目指していた翔司からなる二人組歌謡グループ。異色の経歴を持つ二人の歌声が“風”に乗り、一体感という大きな“輪”を作れるようにという思いから「風輪」と命名された。それぞれがさまざまな活動を経た後、2021年11月より風輪として活動を開始2024年3月「女神-MEGAMI-」でメジャーデビューを果たし、2024年3月19日付のオリコン演歌・歌謡デイリーランキングで1位、総合ランキングでは4位を獲得。全国各地のショッピングセンターなどでも精力的に活動しており、二人ならではの味わい深いハーモニーで多くのファンを魅了している。10月16日にセカンドシングル「人生TENKI」とメジャー初となるカバーアルバム『風輪歌謡』を同時リリース。

 

 

NEW RELEASE!!

2024年10月16日発売
風輪「人生TENKI」
【タイプA】

「人生TENKI
作詞:白井大輔・MIKINA・成瀬英樹 作曲:白井大輔・成瀬英樹 編曲:杉山ユカリ
c/w「夢を叶えたとき」
作詞・作曲:みのや雅彦 編曲:杉山ユカリ
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91587 1,500円(税込)

風輪「人生TENKI」
【タイプB】

「人生TENKI
作詞:白井大輔・MIKINA・成瀬英樹 作曲:白井大輔・成瀬英樹 編曲:杉山ユカリ
c/w「なないろ日和」
作詞:岸田小石 作曲:成瀬英樹 編曲:nelo・星和生
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91588 1,500円(税込)

2024年10月16日発売
風輪『風輪歌謡』

【収録曲】
M1 好きです前橋
M2 愛はかげろう
M3 シルエット・ロマンス
M4 街の灯り
M5 待っている女
M6 ふるさと
M7 最後のフォーリン・ラブ
M8 愛の乱反射〈ボーナストラック〉

徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-75238 3,000円(税込)

 

CHECK!!

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