”令和の昭和歌謡少女”梅谷心愛（こころ）がファンに見守られデビュー記念ライブ。「ひばりさんのようにずっと愛されて歌い継がれる歌手に」

2023.07.04News

「明日がデビューです。あっという間です。発表してから3カ月経ち、キャンペーンなど初めてのことをいっぱいさせてもらって、いろいろ感じることもあります。これからこの生活が当たり前ではないということを自分に言い聞かせて、めちゃくちゃ頑張ります。今年はレコード大賞の新人賞も頑張って狙いたいなと思っています。紅白にも出たいです。皆さんにぜひ背中を支えていただきたいと思います。応援よろしくお願いします！」

2023年7月5日にデビューする”令和の昭和歌謡少女”梅谷心愛（こころ）が、前日の4日、東京・ライブレストラン青山でデビュー記念ライブを行った。

梅谷は福岡県出身。3月に中学校を卒業したばかりの15歳にして、祖母の影響で幼いころから親しんできた昭和歌謡の知識、そして敬愛する歌手・美空ひばりへの愛情は深く、”令和の昭和歌謡少女”と呼ばれるほど。2018年にはテレビ東京『THE カラオケ☆バトル』に初出場、翌2019年には同番組で美空の名曲「人生一路」を歌唱し、番組史上最年少の12歳で100点をたたき出した。

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2020年には家族とともに上京し、本格的な歌手活動をスタート。コロナ禍を経て、このたび満を持しての歌手デビューとなった。弱冠15歳ながら、演歌・歌謡曲のみならず幅広い楽曲を歌いこなす歌唱力のポテンシャルは未知数。これからの成長と活躍が楽しみな歌謡界の逸材だ。

会場には、デビュー前にもかかわらず大勢の熱烈なファンが詰めかけ、梅谷の登場を待ちわびていた。デビュー記念ライブの開演に先立ち、所属するレコード会社の徳間ジャパンコミュニケーションズ代表取締役社長・北島浩明氏のあいさつがあり、さらに、梅谷のデビュー曲「磐越西線ひとり」を作詞した石原信一氏、作曲した弦哲也氏がステージに登壇。梅谷へ温かい応援メッセージを贈った。

写真左より徳間ジャパンコミュニケーションズ代表取締役社長・北島浩明氏、作曲家の弦哲也氏、梅谷、作詞家の石原信一氏

いよいよ記念ライブの幕が開幕。梅谷は、少し緊張した様子で登場すると、故郷の福岡から上京するきっかけになった曲だという美空ひばりの「車屋さん」や、初めて『THE カラオケ☆バトル』に出場した際に歌唱した「イヨマンテの夜」、記念すべきデビュー曲「磐越西線ひとり」など全7曲を堂々と熱唱した。

ライブ中盤、梅谷は「今日は弦哲也先生のギターで一曲歌わせていただこうと思います！」と話すと弦氏を再びステージへ招いた。

「皆さんどうでしたか、心愛の歌は。僕が思う心愛ちゃんの一番の魅力は中低音なんです。中音と低音の響きが抜群にいい。一声千両。歌手はやっぱり声が命です。ひばりさんも、どちらかというと中低音の響きがなんとも言えない魅力でした。目標は美空ひばりさんという大きな目標を持つというのは、これもまた心愛らしくていいと思うよ（笑）。今日はひばりさんの『東京キッド』を歌ってほしいな。いい？」

弦氏が温かい声をかけると、梅谷は「頑張ります！」とニッコリ。弦氏のギター伴奏で「東京キッド」をのびやかに歌唱し、ファンからの大きな拍手に包まれた。

歌い終えた梅谷に、弦氏は「いいねぇ！」とひと言

さらに、もうひとりスペシャルなゲストが梅谷の応援に駆けつけていた。

同じ事務所に所属する女優の箭内夢菜（やないゆめな）が、「心愛ちゃん、デビューおめでとうございます。今日ははじめましてなのですが、これから仲良くなっていきたいと思います。ご活躍を楽しみにしています。頑張ってください」とエールを送り、花束をプレゼント。梅谷は「ありがとうございます！いつもドラマなどで拝見しております。・・美しすぎて目を合わせるのが恥ずかしいです」と笑顔で応えた。

箭内は福島県郡山市出身の23歳。福島県いわき市の「いわき観光コンシェルジュ」や福島県あったかふくしま観光交流大使などを務めている。また、数々のドラマにも出演しており、2021年に就任した『世界の果てまでイッテQ!』（日本テレビ）の「出川ガール」としても人気を集めている

無事にライブを終えた梅谷は、「緊張しましたが温かい雰囲気が会場いっぱいになっていて、私もすごく安心して最後まで歌うことができました。昨日はワクワクが大きくてあまり深い眠りにはつけなかった。今朝から一気に緊張に変わりました」。また、デビューを明日に控え「みんなが童謡を聴いているときに私は美空ひばりさんを聴いていました。子守唄です（笑）。小さいころから目指しているひばりさんのように、ずっと皆さんから愛されて、歌い継がれるような歌手になりたいです。今年の目標はレコード大賞新人賞を目指したいなと思います」と、熱い思いを語り、明日から念願の歌手として生きていく大きな希望に目を輝かせた。