市川由紀乃がデビュー30年目で初のバースデーイベントを開催。デビュー曲から新曲「都わすれ」まで代表曲を熱唱

2022.01.07News

市川由紀乃が1月7日、東京・台東区の浅草ビューホテルでバースデーイベント「市川由紀乃生誕祭『SAYONARA45～前夜祭～』」を開催した。
1月8日に誕生日を迎える市川が「45歳最後の一日と46歳最初の一日をファンの皆様と楽しく過ごしたい」と自ら企画・発案。コロナ禍で人数制限をするためファンクラブの会員に限定し、7日は135人、8日は165人を動員して行われた。

「今日はファンクラブ主催の生誕祭前夜祭ということで、明日で46歳になるんですけれど、日頃から支えてくださっている皆様との時間が昨年はとても少なかったので、何かやらせていただきたいなという（私の）心の声とスタッフの皆さんからのサプライズもあり、こうして45歳をお祝いし、見届けていただけるというイベントをやらせていただくことになりました」

バースデーイベントは、今年デビュー30年目を迎える市川にとって初めてのこと。この日は、誕生日前日の前夜祭、そして誕生日の当日である明日は「祝46～SPECIAL BIRTHDAY PARTY～」と題し、プレミアムな2日間をファンとともに過ごす。

大きな鐘の音が鳴り響く中、市川がステージ上に飾られた「45」という数字の大型バルーンの間から登場し、1993年8月21日発売のデビュー曲「おんなの祭り」を歌い、威勢良くオープニングの幕を開けた。

「あけましておめでとうございます。2022年を迎えまして、昨日は初雪が降りました。雪の影響でお足元の悪い大変な状況の中、日頃から支えてくださっているファンクラブの皆様、市川由紀乃45歳最後の日を見届けに来てくださって本当にありがとうございます。まずお聴きいただきました歌は、私のデビュー曲です。17歳でテイチクレコードさんからデビューさせていただいて、この「おんなの祭り」という曲ではっぴを着て、全国各地キャンペーンでお邪魔をさせていただきました。この曲があったからこそ、今こうして歌手人生を歩ませていただいています。この歌を聴くと、またこうして久しぶりに歌わせていただくと、『あ〜若いから歌えたんだな』という思いと（笑）、でも年を重ねていくごとにデビュー曲というものは、いつでも初心にかえれる歌だなということを改めて感じました。今日は皆様との貴重なお時間を最後まで楽しんで、精一杯努めさせていただきます。皆様どうぞよろしくお願い申し上げます！」

テイチク在籍時代の作品から「幸福日和」「牡丹雪」、キングレコード移籍第1弾シングル「一度でいいから」、海唄シリーズから「海峡氷雨」「海峡出船」「桟橋時雨」「海峡岬」、2016年発売の『NHK 紅白歌合戦』の初出場で歌唱した「心かさねて」、2019年『第61回日本レコード大賞』の最優秀歌唱賞を受賞した「雪恋華」、2020年の『第53回日本作詩大賞』の大賞受賞曲「なごり歌」、そして最新曲「秘桜」など全20曲を熱唱した。
また、2月2日にリリースされる市川由紀乃デビュー30周年の大きな節目を飾る新曲「都わすれ」を、リリースに先駆けてファンの前で特別に1コーラス披露し、盛大な拍手を受けた。

さらに、市川へのサプライズも。プレゼントとして大きなケーキがウェデイングマーチに乗せて登場したが、そのケーキを運んできたのは、ホテルのユニフォームを着用した事務所の後輩・青山新だった。事前に悟られないように応援に駆けつけ、「おめでとうございます！」と祝福し、昨年リリースしたデビュー2作目のシングル「霧雨の夜は更ける」を歌いステージに花を添えた。

「45年生きてきたんだという実感と、こうしたイベントをやっていただけてすごくいい人生だったんだなと、改めて幸せを感じています。周りの方々に支えていただいて今があるんだなということと、誕生日を迎えるたびに産んでくれた母親に対する感謝の気持ちが湧いてきます。45歳から46歳を迎えるこの2日間は、自分の中できっとこれからの人生で忘れることができない日になると思います」

最後は”さよならセレモニー”としてバルーンカットを行い「好きになった人」を歌い上げ、前夜祭を終えると笑顔で一人ひとりのファンを見送った。

2月には、大阪の新歌舞伎座での座長公演「市川由紀乃特別公演」（5～14日）も控えている市川。

「今年の思いを漢字にするとしたら『喜』。皆様に喜んでいただけるステージ、歌をお届けしたい。そして、2月には大阪・新歌舞伎座さんで喜劇に挑戦させていただくのですが、吉本新喜劇、松竹新喜劇の皆さんにもお芝居でご出演いただき、そこにも喜劇の喜びがあるので、皆さんと一緒に喜びをお届けできる１年にしたいです！」

吉本新喜劇や松竹新喜劇の俳優らと初挑戦する喜劇にも意欲を示した。