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【Colorful Interview】成長著しい演歌界のニュースター☆二見颯一 2024年はさらなる飛躍を!

10月25日に発売したデビュー5周年記念作品第2弾「罪の恋」が大好評の二見颯一。前作「一里塚」が、等身大の二見を描いたような楽曲だったのに対し、今作では二見のイメージとはかけ離れた大人の秘密の恋を歌っている。東京では初のソロコンサートを開催、地元・宮崎県国富町の「国富ふるさと大使」に就任するなど、2023年は目覚ましい活躍を見せた二見。2024年は、さらなる飛躍が期待される。

 

僕は「罪の恋」はしたくない派です(笑)

2023年はデビュー5周年。大活躍の一年でしたね!

二見 ありがとうございます。デビュー5周年だったので、何をするにも“デビュー5周年記念”がつきました。僕自身も、“5周年だから”とちょっと背伸びをしてみたりして(笑)。2023年は、めちゃくちゃ早かったですね。早すぎて、1年前のいまごろのことをまだ鮮明に覚えています(笑)。一年のスタートから良いリズムがあって、それをずっと保てていましたし、ほとんどのことが成功に転じた一年でした。新曲を2曲、ベストアルバムも出すことができましたし、東京では初のソロコンサートもあって、長編歌謡浪曲などにも挑戦させていただきました。ファンの皆さんも、次は二見颯一からどんなものが飛び出すかと期待して、毎回それを楽しんでくださいました。僕もその期待は裏切られませんので(笑)、覚悟を持ってやってきた一年だったなと思います。


▶︎”演歌第七世代”期待の星☆ 二見颯一が出身地・国富町ふるさと大使に就任

5周年記念曲第1弾が「一里塚」で、第2弾が「罪の恋」…いい意味で裏切っていませんか(笑)?

二見 そうかもしれませんね(笑)。“芸の道をわき目もふらずに進んでいく”という、本当に5周年記念曲にぴったりな「一里塚」の半年後に、“これ”ですから(笑)。大人の叶わない恋。水森先生の中に、「一里塚」の次はこういう曲調にしようという考えがあったと思うんです。クラウンの皆さんも、5周年記念曲では二見颯一のまったく違う表情を出そうとして、“これまで意外なことに歌ってこなかったけれど、僕にぴったりな曲「一里塚」”と、“絶対に歌うことがなかったし、僕にぴったりかどうかわからない「罪の恋」”なのでしょう。これは挑戦の曲なんです。皆さんに受け入れていただけるかどうかちょっと怖かったのですが、反響も良かったのでうれしいです。

いままで絶対に歌うことがなかったタイプの「罪の恋」。表現するのが難しいということはありませんでしたか?

二見 それが、難しすぎて(笑)! 水森先生からは、「二見くんは、歌うときに感情を入れないのがいいんだから。この歌も感情を入れなくていいんだよ」と言われましたが、入れる感情がないんです(笑)。経験したことがなくて、感情の入れ方がわからない。水森先生は、よく門下生に楽譜を渡し間違えるので、初めて曲をいただいたときは、間違いだと思ったんですよ。松尾雄史さんや青山新くんの次の曲かなと思って。でもちゃんと“二見颯一”と書いてありました(笑)。歌詞だけを見るとドロドロした歌なのかなと思いますが、すごくリズムがあって耳に残るメロディーフレーズがある。”これなら歌えそうだな”、それと”たしかにこのメロディーなら僕だな”と思いましたね。

実際にはどのように歌われたのでしょうか。

二見 イメージは夜。MVを撮った地下のバーを思い浮かべて歌っています。主人公は僕と同年代の男性をイメージしていますが、相手の女性は…。僕よりも年上って、すごく幅があるじゃないですか。どこまでもあるじゃないですか(笑)。麻こよみ先生に詞を書いていただくのは初めてでしたが、“二見くんからは絶対に想像できないような詞を書いてやろう”と思って書かかれたそうです。レコーディングで歌を初めて聴いて「まったく想像していなかった歌い方だったけど、それでも二見くんの魅力がまったく消えていない。書いて良かった」とおっしゃっていました。「私も颯ちゃんのファンだから、いろいろな表情を見せてほしい。これはファンの皆さんと同じ感情だと思う」と。

ズバリお聞きしますが、こんな焦がれるような大人の恋をしてみたいと思いますか?

二見 罪の恋は、したくない派ですね。恋は落ちてしまうものだと聞きますが、波風が立たない恋がいい。僕は全然モテないし、いまはあまりそういう要素を自分に入れたくないですね。面倒くさいなと思っちゃう(笑)。家に人を上げたくないし、基本的にプライベートはひとりでいたい。もし僕が恋愛をしたら歌に出ると思うので…真っ先に気づくのは、ファンの皆さんじゃないかと思います。デビューしてから5年間、ずっと仕事が楽しくて。でもそれを越えるものがあるのではないかなと、ずっと思ってはいます。そういう感情を絶対に経験したほうがいいとは思うんですが…まだ越えないですね(笑)。

 

 

演歌の素晴らしさを次の世代に繋げていけたら

”演歌第七世代”の皆さんも、それぞれ大活躍の一年でしたね。

二見 ”演歌第七世代”の5人、それぞれコンサート以外でも活動が増えたような気がします。最近では、新浜レオンくんがドラマに出演したり。”演歌第七世代”ということを僕たち自身が言っていただけの時期があって、それからだんだんと演歌・歌謡界の皆さんが言ってくれるようになりました。最近は、まったく違うジャンルの方にも浸透しているのが感じられて、それがすごくうれしいです。5人それぞれが”演歌第七世代”の一員として、また自分ひとりの道も突き詰めて活動している。それに負けじと感化されてできたこともあったので、みんなの力をすごく感じた年でしたね。

ファンの方もどんどん増えていますが、手ごたえを感じていますか?

二見 ”演歌第七世代”のコンサートを観て、“あ、何だか楽しそう!”と演歌を好きになってくれる若い方が多くて、コンサート会場の1/3くらいを占めるようになりました。ひとりの歌手だけを応援するのではなくて、“若手演歌歌手が好き”“この声もこの曲も好き”というところがうれしいし、狙っていたところでもあります。演歌に触れてこなかった世代でも、客席に座って聴いてみれば“意外といいな”と思えて、それを歌っているのが同世代の歌手だということで、ますます演歌が好きになる。20代30代は女性ファンが多いけど、10代は演歌歌手に憧れて観に来てくれる男の子が多いんです。それは、かつての僕らが、氷川きよしさんや山内惠介さんに憧れていたのと一緒。だからこそ、いまの20代の演歌歌手がいるんだと思うので、それを僕たちの世代でも繋げていけたらいいなと思います。

最後に2024年の抱負と、カラフル読者やファンの皆さんへメッセージをお願いします!

二見 デビュー5周年をたくさん盛り上げてくださって、ありがとうございました! 2023年は、とてもスムーズに二見颯一の引き出しを増やせた一年でした。2024年はもっともっと具体的に、やりたいこともたくさんあります。もう新人ではありませんし、大人になってあまりふわふわせず地に足をつけて歌っていきたいと思います。これまでにいろいろ経験して得たものからより進化していきますので、それを見逃さずに見ていただきたいです。「罪の恋」を聴いて歌って、MVも観て楽しんでください。この曲が二見颯一の代表曲になるよう、これからも皆さんの温かい応援をよろしくお願いします!

 

【PROFILE】二見颯一(ふたみそういち) 1998年10月26日、宮崎県国富町出身。5歳から民謡を習い始める。2012年、民謡民舞少年少女全国大会中学生の部で優勝。2015年、正調刈干切唄全国大会男性の部で優勝。2017年に『日本クラウン演歌・歌謡曲新人歌手オーディション』でグランプリを獲得。新時代にこだまする“やまびこボイス”をキャッチフレーズに、2019年3月「哀愁峠」でデビュー。2021年『第35回 日本ゴールドディスク大賞』のベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティストを受賞。趣味は絵を描くこと・書道。好きな食べ物は故郷・宮崎の冷や汁・宮崎地鶏。2023年、故郷・宮崎県の「国富町ふるさと大使」を拝命。2023年『日本作曲家協会奨励賞』受賞。

 

 

NEW RELEASE!!

2023年10月25日発売
二見颯一「罪の恋」

「罪の恋」
作詞:麻こよみ 作曲:水森英夫 編曲:石倉重信

c/w「さよならの街角」
作詞:森坂とも 作曲:水森英夫 編曲:石倉重信
日本クラウン CRCN-8613 1,500円(税込)

 

INFORMATION

「我ら演歌第7世代!スペシャルコンサート2024」

①日程:2024年1月30日(火)
場所:愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
開演:14:30
②日程:2024年2月23日(金・祝)
場所:兵庫・神戸国際会館国際ホール
開演:14:30

「我ら演歌第7世代!春一番スペシャルコンサート」

日程:2024年3月15日(金)
場所:東京・日本橋三井ホール
開演:14:00

CHECK!!

2023年4月26日発売
二見颯一「一里塚」

「一里塚」
作詞:かず翼 作曲:水森英夫 編曲:竹内弘一

c/w「青空みたいな男です」
作詞:保岡直樹 作曲:水森英夫 編曲:竹内弘一
日本クラウン CRCN-8563 1,400円(税込)

二見颯一オフィシャルサイト
二見颯一オフィシャルブログ
二見颯一公式X
二見颯一Instagram
二見颯一公式YouTubeチャンネル

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