• HOME
  • Interview
  • 【Colorful Interview】こおり健太 祝・15周年! ”女唄”の道を追求し続けて

【Colorful Interview】こおり健太 祝・15周年! ”女唄”の道を追求し続けて

2008年に「口紅哀歌」でデビューして、15年目を迎えているこおり健太。5月17日に、15周年記念曲「しろつめ草」をリリースする。踏まれても踏まれても地面に根を張るしろつめ草のように、愛を貫いてきた女性の強い思いを情感豊かな温かい歌声で表現。まっすぐに唄の道、とくに”女唄”を追求し続けてきたこおりの真骨頂ともいえる。大きな節目に立ついまの心境と新曲について聞いた。

 

素晴らしい方々との出会いがたくさんあった15年。改めて感謝を伝えたい

昨年の11月から、15周年に突入されました。本当におめでとうございます! まずは、率直なお気持ちをお聞かせください。

こおり 本当に”よくここまで来たな”という思いですね。正直にお話しすると、自分の中では”10年で終わるかもしれない”と思っていたんです。10周年を迎えた2018年に、応援してくださっていた方たちが旅立たれたり、つらい別れがけっこう続きまして、そのときになんとなく”終わりかな…”と、ふとこれからの方向性を見失いかけたんです。でもそこから、全国の応援してくださるたくさんの方々に力をいただき、”よし、頑張ろう!”と前を向くことができたら、その矢先に今度はコロナ禍で…。

ファンの皆さんと思うように会えない、つらいときが続きましたよね。

こおり 長かったですよね。お客様との距離はできてしまったけれど、YouTubeの生配信などもありましたし、僕はレギュラーのラジオ番組があったことで皆さんにまったく歌を届けられないということがなかったので、コミュニケーションは取れていたと思います。それと、なにより自分の思いを伝えられる場があったということで、本当にラジオのおかげで僕は救われましたね。

「北海道の父」と慕われているラジオパーソナリティーの日高晤郎さんとの出会いもラジオ番組だったそうですね。

こおり はい。晤郎さんも2018年、僕が10周年のときにお亡くなりになられて…つらかったですね。デビューした翌年、僕がお客さんとして『日高晤郎ショー』の生放送のスタジオにおじゃましたのが、晤郎さんとの最初の出会いでした。もし声をかけていただいたらCDを渡そうと思っていたんです。そうしたら、その日にお話しさせていただくことができて、とても気に入ってくださり番組の中で曲をかけてくださった。それから、”毎週土曜に生放送をやっているからひまなときには来なさい”と言ってたびたび番組に出していただき、あれよあれよと北海道内で僕の名前が定着していきました。

日高晤郎さんと

『日高晤郎ショー』といえば、リスナーも多い大人気番組でした。

こおり 僕は最初プライベート盤でデビューしたんですが、番組に出させていただいたおかげで当時のCD売上の7割は北海道でした。そして、その後メジャーになることができました。晤郎さんにはいつも息子みたいにかわいがっていただいて、亡くなられて見送るときも最後まで近くにいることができました。本当に晤郎さんとの出会いは僕にとって大きくて、もしなかったら、いま歌手・こおり健太はここにいないと思います。15年の間には、こうした素晴らしい方々との出会いがたくさんあります。改めて、これまで応援してきてくださった皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

 

女性の強い愛をしろつめ草に重ねて

15周年記念曲でもある新曲「しろつめ草」は幸せ演歌。イントロから幸せがにじみ出ている感じがいいですね。

こおり これまではイントロから寂しい歌ばっかりでしたからね…(笑)。これまで二作、木下龍太郎先生の遺作が続いて、今回は麻こよみ先生が作詞してくださいました。15周年なので明るくいきましょうと、”ようやく幸せになったよ”という曲にしましょうというところから制作に入りこの曲が出来上がりました。

ストーリー的には、夫婦ではなく…。

こおり はい、不倫ですね(笑)! 麻先生もそうおっしゃっていました。二人はいまは幸せですが、その陰では泣いている人もいるかもしれません。だから、どこか後ろめたい女性の気持ちもある。小さい幸せなんです。それを感じながら歌っています。

「しろつめ草」というタイトルもありそうでないですよね。「クローバー」とも呼ばれ、突然変異で咲く「四葉」は幸せを運ぶと言われていますが、けっこう強い草らしいです!

こおり そうですね。日本の花ではないので、演歌になりづらかったのかもしれません。踏まれても踏まれてもまた咲くというしろつめ草の強さと、この女性の思いの強さを重ねているんですね。粘り勝ちというやつです(笑)。

レコーディングはいかがでしたか?

こおり この曲は、自分の中ではテンポが課題でした。これまではあまり気にして歌ってこなかったんですが、この曲はテンポがあるぶん、ちょっと難しかったです。でも、女唄ですが男性が歌いやすいテンポやメロディーなので、たぶんいままでは”こおりの歌は歌えなかったな”という男性の方々にうけるのでは?!と思いますね。ぜひ挑戦していただきたいです!

15周年を記念して、この作品の発売とともにカラオケ大会を開催されるとお聞きしました。

こおり デビュー15周年記念カラオケ大会を開催します。これまでこおり健太が発表してきた全37曲が課題曲になっていて、「しろつめ草」のCDに封入されている応募券と一緒に、皆さんが歌われている音源を送ってください。優勝された方は、なんと僕の15周年記念コンサートで歌っていただきます!

楽しみですね! それでは、最後にファンやカラフル読者の皆さんへメッセージをお願いします。

こおり こおり健太、デビュー15周年。皆様のお力をお借りしながら、ようやくここまで来ることができました。そしてようやくここで幸せ演歌を歌える、新しい扉を開くことになりました。ぜひたくさんの皆さんに生の僕の歌を聴いていただき、皆さんにも笑顔になってもらえる15周年であれたらいいなと思っています。これからも応援をどうぞよろしくお願いいたします!

 

【PROFILE】こおり健太(こおりけんた) 1983年1月5日、宮城県出身。幼いころから歌手になりたいという夢を持つ。3年間保育士の仕事に携わり、そのかたわらカラオケ大会などに出場し入賞や優勝を獲得、腕を磨く。福島県で高視聴率の番組、福島テレビ『FTV 弦哲也のカラオケグランプリ』で第7回グランドチャンピオンに輝き、その後上京。2008年「口紅哀歌」で歌手デビュー。若手男性演歌歌手の中でも指折りの女唄の名手として、高音の美しい声で多くのファンを魅了し、2022年にデビュー15周年を迎えた。かわいすぎる愛犬「ずんだ」ちゃんとの楽しい日常をTwitterで公開中。

 

 

NEW RELEASE!!

2023年5月17日発売
こおり健太「しろつめ草」

「しろつめ草」
作詞:麻こよみ 作曲:大谷明裕 編曲:南郷達也
c/w「恋は上機嫌」
作詞:麻こよみ 作曲:大谷明裕 編曲:南郷達也
徳間ジャパンコミュニケーションズ  TKCA-91510 1,400円(税込)

 

CHECK!!

こおり健太オフィシャルサイト
こおり健太オフィシャルブログ
こおり健太公式Twitter

 

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。