【Colorful Interview】「僕らはこんなご時世だからこそ誕生したユニット」神仏兄弟 Vol.1
「やるからには信念を持って。いい子ちゃんじゃつまらないから」(壮紫)
”弟君”壮紫さんが神主さんになられたきっかけについて教えてください。
壮紫 僕で五代目で歴史としては浅いんですけれど、代々神職の家系だったので自然と神主になりました。神職も資格が必要なので、大学に入って様々な神社に住み込みで修行をしていくうちに、紆余曲折はありましたけれども「自分はこの道だなぁ」と。なかなか自分から神主になろうと思いつくことはないでしょうし、神主のだいたいの方が家系でしょうね。
神道とは、神主さんの職務とはどういうものですか?
壮紫 今の日本は神仏分離でわかれてしまっていますから、神社とお寺は宗教が違うものということになっていますけれど、仏教には「教え」がつきます。神道はあくまでも「神の道」であって、尊い神様を念頭に置いた日々の生活のことで「教え」というのはないんですね。そして神職、神主というのは生き様のひとつです。神道は布教がないので基本受け身。とにかく神様に失礼のないように、参拝者と神様の間に入って参拝者の願いごとや感謝を我々の古典の言葉「祝詞(のりと)」で神様にお伝えします。
神道や神社は日本にしかない独自の文化ですよね。
壮紫 はい。日本独自の古き良き宗教、伝統文化です。だからこそ海外の方なども鳥居や神社に興味を持つのではないでしょうか。とにかく神様のいる生活を心がける。いたるところに神様がいて、日々それに感謝をしながら生活をさせていただく、という考えです。
普段はどんな活動をされているんですか?
壮紫 日本全国でも神主は2万人しかいなくて、神社の数の方が圧倒的に多いんです。なので、私は神主としては埼玉の春日部市を含む3市町で17社を兼務しています。そして実は僕は10年ほど前からジャズシンガーとしてもソロで活動しているんですね。そこで神主であることも生かして何かできないかなと思って”歌う神主”を始めました。日々SNSなどでも色々なことを発信していますし、休日にはスイーツ巡りをして、カフェで小指を立ててコーヒーを飲んでいますよ(笑)。
ご家族の反応はどうですか。
壮紫 父にはチクチクしょっちゅう言われています(笑)。でもなんだかんだ言って応援してくれていると思います。これまではいい子ちゃんでやってきたんですけれど、兄上と出会ったことでソロでの活動にも刺激を受けました。やるからには、周りを気にして縮こまっていい子ちゃんでやっていてもつまらない。少しずつ良くも悪くも知る人が増えて、当然「いいね」という人だけじゃなくて「神主なのにいいの?」と言われることもあります。でも最近は少し開き直っているというか、神主として神様を貶めるような活動としてやっているわけでもなく、兄上の姿を見習いちゃんと信念を持ってやっていますから、今は何を言われようが頑張っていこうという思いです。
(Vol.2に続く)
NEW RELEASE!!
2022年1月12日配信リリース!
神仏兄弟「空」
「空」
作詞・作・編曲:DJ OINARI
混乱の今を生きる全ての人たちへの応援歌。
長い歴史を背負った宗教が果たしてきた役割を、今この時代にも繋いでいくこと。宗教者としては常識破りな表現を続けてきた二人が、正面から全力で歌い上げる。
私たちはこの空で、時間も場所も超えてつながっているのだと信じて。
https://linkco.re/Nn9efzpV
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