話題の新曲をPICK UP【Ask!】 Vol.12 大石まどか「行き暮れて」

話題の新曲をご紹介するコーナー『Ask!』では、楽曲へ寄せるアーティストの熱い思いやカラオケで上手に歌うコツなどをアンケート形式でインタビュー。聞きたてホヤホヤの生の声をお届けします!
Vol.12 大石まどか「行き暮れて」
35周年に巡り会った“運命”の1曲
デビュー35周年という節目に「行き暮れて」を歌うことになったとき、最初にどんな印象を持たれましたか?
大石 星川裕二先生からいただいた歌詞を読んですぐに、歌の舞台が私のふるさと函館を描いているということに気がつきました。
奇しくもカップリングの「初雪」も函館が舞台となっていたので、35周年に歌うべき運命だったのかな、とふと感じました。今まで以上により一層大切に歌っていきたいと思っています。
初めて歌詞を読んだとき、主人公の女性をどんな女性だと感じましたか?
大石 年齢は50代くらいかな? 東京でも函館でも、愛する男性を支えていこうとする、芯の強い女性なのではないかなと感じました。
彼女の気持ちを歌ううえで、とくに大切にしたことはありますか?
大石 この歌は、彼女自身が行き暮れていってしまう様子が、ドラマのように描かれていきます。そういったドラマ性を、聴いている方に物語のように伝わるように歌うことを心がけています。
「あなたの その思い 分かるから」という言葉から、相手を責めるのではなく、相手の気持ちも理解している女性の強さが感じられます。この女性の“強さ”と“弱さ”をどう表現されましたか?
大石 強さや弱さというよりも、「求める愛」ではなく「与える・寄り添う愛」だと思いましたので、優しさや寛容さが出るように表現しているつもりです。

9月18日、東京・丸の内のCOTTON CLUBで『生ラ! 35周年ライブ』を行なった。大石がライフワークとして2013年より開催してきたライブ。満員の180名の観客の前で「行き暮れて」「初雪」の他メドレー含め、全31曲を熱唱し35年の歌手人生への想いを語った
「行き暮れて」のタイトルと、函館の情景
「行き暮れて」という言葉には、単に“日が暮れる”だけではなく、人生の行き場を失ったようなニュアンスも感じます。大石さんはこの言葉をどのように捉えていますか?
大石 精神的な閉塞感も含めて、まさに「途方に暮れる」という表現の別解釈かなと思っています。
「坂道下りた 港の市場」「料理しながら 待つ夜」など、二人が過ごしてきた日常の描写がとても印象的ですが、歌っていてとくに心に残る場面はどこですか?
大石 挙げていただいた「坂道下りた 港の市場 朝の賑わい好きでした」から続く一連の風景描写が、ふるさとの函館をとくに彷彿させる心に残る場面ですね。
もし、大石さんがこの「行き暮れて」の主人公だったら、東京に戻りますか? それとも港町に残りますか?
大石 う〜ん…東京に戻るかもしれません。
杉本眞人氏との再タッグ、「行き暮れて」が選ばれるまで
前作と同じ制作陣の作品ですが、前作を経て、今回のレコーディングではどんなやり取りがありましたか?
大石 「待ちわびて」のときは、ディレクターを介さずに直接杉本眞人先生に連絡をさせていただいて、私の想いを作品に反映させていただいたのですが、今回は杉本先生にまた書いていただきたいということだけお願いをしました。候補曲として4曲をいただいたのですが、どれも甲乙つけ難くて、レコード会社・事務所の関係者皆さんにご同席いただいて、投票制で決めることになりました。そして、全会一致で「行き暮れて」が選ばれて、関係者全員の気持ちがこもった作品となりました。
杉本先生のメロディーを歌うとき、大石さんが感じる魅力はどんなところでしょうか?
大石 メロディーと言葉がリンクしているところが魅力ですね。切ない言葉が出るときには、切ないメロディーが流れてくる。杉本先生の人間としての魅力が表れていると思います。
逆に、歌うのが難しかったところや、レコーディングで苦労した部分はありましたか?
大石 今までは歌い上げる表現もあったりしましたが、今作はとくに物語の語り部となるべく、大きく抑揚をつけすぎないようにセーブしながら歌いました。
35年の歩みを振り返って
35周年を迎えられた今、「35年」という年月をどのように感じられていますか?
大石 月並みな表現しかできないのですが、「あっという間」だったような気がします。たくさんの方と出会い、たくさんの方に応援していただき、気がつけば今という感じです。
デビューからこれまで、たくさんの作品を歌ってこられましたが、35年間の中で「自分の歌が変わった」と感じる大きな転機はありましたか?
大石 2014年、「居酒屋「津軽」」をリリースしたタイミングですね。デビューしてから以上にたくさんの方に楽曲と名前を広めてくれた1曲になったと思っています。

35年の歌手人生で、「あのとき、あきらめなくてよかった」と思うことはありますか?
大石 コロナ禍になって、今まであった日常だったり、お仕事であったり人と会う機会がなくなったことで、色々な意味で不安しかなかったですが、その時期を乗り切れたことは大きな機会となったかもしれませんね。
35年前のデビュー当時の大石さんに、今の大石さんから声をかけるとしたら、どんな言葉をかけたいですか?
大石 まだまだ先は長いよ〜!長く歌わせてもらえることになるから、スタッフさんや周りにいてくれる方のお話をよーく聞いてね。
最後に、新曲の一番の聴きどころやPR、ファン・読者の皆さんへメッセージをお願いします!
大石 「行き暮れて」と「初雪」、どちらも函館を舞台にした歌となっていて、切ないドラマが描かれています。主人公になりきったつもりで聴いていただいたり、歌っていただくとより一層その切なさが身に沁みてくると思います。35周年を迎え、これからも精いっぱい頑張って歌っていきますので、応援のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。
【PROFILE】大石まどか(おおいしまどか) 1972年9月8日、北海道出身。1992年「恋のしのび雨」でデビュー。第25回 日本有線大賞 新人賞など数々の賞を受賞。2000年「春遠からじ」で、第33回日本作詩大賞優秀作品賞受賞。2002年に日本コロムビアに移籍し「深い川」を発売。「大石円」から「大石まどか」に改名した。2007年、故郷の函館市より「はこだて観光大使」に任命される。2020年、日本作曲家協会音楽祭特別奨励賞受賞。趣味はネイルアート、ゴルフ、犬の散歩。特技はNDLSスタンダード2級、ラテン1級。
NEW RELEASE!!
2026年10月28日発売
デビュー35周年記念曲
大石まどか「行き暮れて」

「行き暮れて」
作詞:星川裕二 作曲:杉本眞人 編曲:佐藤和豊
c/w「初雪」
作詞:別所秀彦 作曲:別所芳彦 編曲:ワキマル・ジュンイチ
日本コロムビア COCA-18348 1,700円(税込)
CHECK!!
大石まどか日本コロムビアオフィシャルサイト
大石まどかオフィシャルブログ
大石まどか公式Twitter
大石まどかInstagram
大石まどか公式YouTubeチャンネル


この記事へのコメントはありません。