【マキノ情報局 】File.8 浜博也さんの爆笑(⁈)私生活を調査せよ!
祝・歌手生活40周年! 新曲「妻という名の…」でもう一度原点に
マキノ さて、少しは真剣にお話をお聞きしましょう(笑)。新曲「妻という名の…」が発売になりましたね。昨年までは夫婦もの三部作を歌われていましたけれど、今作は?
浜 今回はムード歌謡です。僕の原点に戻りました。「夕凪橋〜ゆうなぎばし〜」「一輪挿し」「正夢〜まさゆめ〜」と、切ない夫婦の物語を歌ってきてね、これをまた続けてしまうと「浜博也にはこういう曲の印象が強く付いてしまってもう戻れなくなっちゃうよ。だからもう一度原点に帰ったほうがいいぞ」って、大谷明裕先生に言われてね。僕としてみれば、いまのこの時代にどうなのかな?という気持ちもありますけど…。
マキノ それはどうして?
浜 簡単に言うと、”してはいけない恋”がテーマでしょ。いまはコンプライアンスがどうのこうのって、昔と違うから。僕がムード歌謡を歌ってたころはいわゆる不倫がバンバンだったからね。……いや、歌の中ではの話よ(笑)?
マキノ でも、これが浜博也の世界ですよ。こういう歌を歌える歌い手は他にはなかなかいません。
浜 ありがとうございます。ファンの皆さんの前で歌って聴いてもらったら、やっぱりすごく好評でした。
マキノ このタイトルもにくいよね。「妻という名の…」なんだろう。
浜 それは、ご想像にお任せしますでしょ(笑)。
マキノ いろいろなシチュエーションが想像できるからね。実際に歌われてみてはいかがでした?
浜 下手になったねって言われた(笑)。大谷先生に。「浜博也のエッジが効いてないね」って。
マキノ レコーディングの時に?
浜 そう。「これまでの歌で少し落ち着いちゃったんだろうけど、忘れちゃダメだよ。こういう歌の歌い方」って。ずっと置きにいっていたんですよ、三部作では。自分の声質もわかっているからそれを崩さないような素直な声で歌っていた。でもこういう歌は、ムード歌謡はやっぱり置きにいっちゃダメなんですよ。
マキノ 僕もムード歌謡大好きですから、なんとなくわかります。
浜 そして、あっさりと歌ってあげるのがいいの。これは僕の持論。鶴岡正義さんから言われたことがあるんだけど、「歌い手は感情なんかいらないんだ。音程とリズム感だけしっかり歌っていれば歌い手なんだから」って。
マキノ 語り部として歌を伝えてあげればいいということですね。
浜 はい。そこがでも一番難しいところなんですよ、いかにどういう表現をするか。
マキノ なるほどね。さぁ改めて、今年歌手生活40周年を迎えられて、新曲も発売されました。最後にファンの皆さんにメッセージを……。
浜 頑張ります!! 以上(笑)!
マキノ 本当にひと言(爆笑)! でも今日は、本当に楽しいお話しをありがとうございました。
浜博也さんの私生活を探りに、とはいえ新曲「妻という名の…」発売の取材をメインにうかがいましたが、いつもながらの「話があれやこれや」。それが楽しかった!浜さんのステージをご覧になられたことのある方はおわかりでしょうが、おしゃべりが卓越しているのです。東京ロマンチカボーカル3代目の彼がデビュー40年の節目、11月23日には恩師・鶴岡雅義氏を招いてのディナーショーも決定、勝負に出ました。円熟味を増した歌声に皆さんシビれますよ。浜さん、私も浜博也応援団のひとりです!
NEW RELEASE!!
2022年8月17日発売
浜博也「妻という名の…」」
「妻という名の…」」
作詞:鮫島琉星 作曲:大谷明裕 編曲:石倉重信
c/w「倉敷そだち」
作詞:鮫島琉星 作曲:大谷明裕 編曲: 石倉重信
テイチクエンタテインメント TECA-22045 1,350円(税込)
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