• HOME
  • Special
  • 【マキノ情報局 】File.11 二代目は三枚目⁈ 大型新人・木村徹二さんを調査せよ

【マキノ情報局 】File.11 二代目は三枚目⁈ 大型新人・木村徹二さんを調査せよ

https://color-ful.net/wp-content/uploads/2022/02/マキマキ-300x300.png
マキノ

皆さんこんにちは!牧野尚之です。ステージ司会者として、これまで長く歌謡界でたくさんのアーティストの皆さん方とご一緒させていただいてきました私ですが、カラフルで連載をスタートいたしました。その名も「マキノ情報局」。飛び込んできたトクダネをアーティストの皆さんのもとへ自ら調査しにまいります!


今回は、2022年11月にデビューされたばかりの大型新人・”ガツンと響く!アイアンボイス”こと木村徹二さんを調査してきましたよ!

 

 

言うことを聞かないと「船に乗せるぞ」⁈

 

マキノ 木村さん、はじめまして。日本クラウン期待の大型新人として、おうわさは聞いておりました。今日は、新曲の話だけではなくていろいろうかがいたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

木村 こちらこそよろしくお願いいたします!

マキノ お父さんは演歌界の大御所・鳥羽一郎さんということで、新曲の名の通り「二代目」の木村さん。昨年演歌歌手としてデビューされましたけれど、以前から音楽活動はされていたんですね。

木村 はい。兄の竜蔵と二人でポップスデュオ「竜徹日記」として2016年から活動しています。

マキノ デビュー前に行われたマスコミ向けのデビューコンベンションでは、お父さんとお兄さんが駆けつけて応援してくれていましたね。

木村 兄がデビュー曲「二代目」の作詞作曲といわゆる全体的な僕のプロデュースをやってくれていまして、父もあの日は一緒にステージに立って激励してくれました。


▶︎木村徹二がデビュー・コンベンション・ライブで”アイアンボイス”を披露。「いまは熱々。冷やさずに頑張っていきます!」

マキノ お父さんも心強い応援団(笑)。

木村 いまはいろいろなところで僕のことを言ってくれているみたいで…(笑)。”演歌をやれ”とは昔から言われてはいたんですが、本当にやったらこんなに応援してくれるとは思っていなかったので少しビックリです。デビュー前からテレビや数々のメディアに出演させていただけているのは、完全に”鳥羽一郎の息子”の特権というか(笑)、それ以外の何ものでもないわけでして、ありがたみを感じています。

マキノ お父さんとはこれまでどんな会話をしてきたのかな、って気になっちゃうんだけど…(笑)。

木村 父は家で話をたくさんするようなタイプではなく、無口でシャイというお客様が接している歌手の鳥羽一郎さんがそのまま家にいるような感じです(笑)。

マキノ お父さんとのエピソードで思い出に残っていることはありますか?

木村 大学受験のときになかなか身が入らなくて、まったく勉強しなかったんですよね。今年受からなかったらどうしようと思っていたら、父が「今年受からなかったらマグロ船に乗せるぞ」と…(笑)。昔から言うことを聞かないとけっこう言われてましたね。本当にしんどかったらしいです。

マキノ 実際に経験されているから言葉の重みもあるよね(笑)。それと、兄弟の仲がいいのは素晴らしいですね。

木村 うちは父と山川豊さん(鳥羽一郎さんの実弟)が本当にすごく仲が良くて、いまだに二人でよく電話したりもしています。そういうのを見て育っているのもあってか、自然と仲のいい兄弟になりましたね。

マキノ デビューすることが決まって、おじさんの山川さんは何か言ってくれたんですか。

木村 山川さんもすごく応援してくれています。デビューのときには「コツコツと頑張れ」とメッセージをいただきました。着実に、少しずつでも名前を知ってもらえるように頑張れと。

マキノ ありがたいね。木村さんはお父さんや山川さん譲りのいい声をお持ちで、高音も低音もとてもきれいだなと思いました。

木村 ありがとうございます! 山川さんはけっこう下の音、響く低音というのが素晴らしい歌い手さんですが、僕の声の低いところは山川さんの声質を継いだのかなと思っています。高音のほうは父の、声もそうですが歌い方や声の出し方などは聴いて覚えたのが父の曲なので、それを体が覚えているのかなと思います。

マキノ 演歌が好きになったきっかけは、やっぱりお父さんの歌なんですか?

木村 まさにそうです。演歌に関しては、父の曲と山川さんの曲以外はほぼ聴いたことがありません。二人の曲をひたすら聴いていたので、僕にとっては二人が師匠ですね。遺伝子レベルの話だと思うんですが、親の声というのは落ち着くんですよね。父の曲はすごくパワーの出る曲が多いですから朝学校行くときによかったり、逆に帰りは山川さんの曲が落ちついていて心地いいという感じで、本当につねに聴いていました。

マキノ ロングトーンも素晴らしいけど、相当な肺活量もあるんだね。体格もいいし鍛えているんでしょう?

木村 そうですね、自宅や仕事の間の待ち時間などにイスを使ってトレーニングしたり、走ったり肺活量を鍛える有酸素運動もしています。やはりステージ映えするかなというのもありますし、歌を歌う上で体を鍛えていて損はないと思うので、継続してずっとやっていきたいなと思います。

 

 

「僕はめちゃめちゃ真面目です」

 

マキノ 「竜徹日記」さんのSNSでお兄さんとの二人の映像を観たけど、二人のトークは面白いねぇ。お兄ちゃんもとてもいいボケだよね(笑)。

木村 そうなんです。じつは、僕は昔全然しゃべれなかったんですよ。「竜徹日記」の活動を始めたときに兄が、”話せないのはどうなんだ”と。それで”おまえがしゃべれ”と言われてしゃべり担当になり、ライブも二日に1回とかのペースでやっていたので、しょっちゅうしゃべってボケて突っ込んで(笑)、いまはおしゃべりが好きになっちゃいました。兄にそういうふうに調教されてしまいましたので、とうとうお笑いキャラみたいになっちゃいました…(笑)。

マキノ 性格は兄弟似ているの?

木村 えっと、僕はめちゃめちゃ真面目です。 兄の方がチャランポランですね(笑)。それに、全然歌えないですね。なんであんなに違うのかわからないです(笑)。ですが作家としてはすごく感性があるので、物づくりの才能は僕なんかより全然持っています。

マキノ お互いにそれぞれ違う才能をご両親から受け継がれたんだね。それで、木村さんのデビューのきっかけを作ったのもお兄さんらしいと聞きましたが、そうなんですか?

木村 はい。実際、僕自身も直前までデビューをまったく知らなかったんです。もちろん父も。こんなことってあるのかなって(笑)。僕は、まず兄が誘ってくれなければ絶対音楽活動をやっていないですし、誘われてふわっとそこに乗っかった感じで始めて。で、今回は兄が勝手にレコード会社と話をして、ソロで出さないかという話になって、そこに僕はまた乗っかった感じで…。僕の座右の銘は、いい言葉ではないかもしれませんが「人任せ」。人生において自ら切り拓いていくほうがいい人もいれば、僕のように人や自然に任せたほうがうまくいく人もいるんだろうなという思いで(笑)。でもデビューしたからには、自分の力で一生懸命頑張ります。

 

【PROFILE】木村徹二(きむらてつじ) 1991年7月11日、東京生まれ、横浜育ち。日本を代表する歌手のひとり、鳥羽一郎の次男として生まれる。幼いころから演歌に興味を持ち、父や叔父の山川豊の作品を聴き演歌歌手になるという夢を持つ。2016年、実兄の竜蔵に誘われ、兄弟ポップスデュオ「竜徹日記」を結成。演歌・歌謡曲だけではないジャンルの広さを感じさせる歌唱で注目を集める。2022年、竜徹日記の活動は継続しつつ、幼いころからの演歌への憧れも捨てがたく、ソロの演歌歌手として「二代目」でデビュー。キャッチコピーは”ガツンと響く!アイアンボイス”。趣味は筋トレ・読書・ゲーム・バスケット・お笑い。3月17日に東京・浅草花劇場で行われる「カラフル1周年感謝祭」ではオープニングアクトを務める。

 

▶︎次のページではデビュー曲「二代目」についてもうかがいます!

 

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。