〝ご当地ソング〟を特集した「みんかよ音楽祭」が開催され”歌う日本地図”こと岡ゆう子ら全7アーティストが競演
演歌・歌謡曲の最新情報を毎月無料で全国に配布している月刊フリーペーパーの元祖・みんなの歌謡曲が主催する「みんかよ音楽祭~ご当地ソング~」が、8月24日、東京・豊島区の南大塚ホールで開催された。
今回は「ご当地ソング」を特集。そのサブタイトル通り、自身のオリジナル曲にご当地ソングを持つ歌手が勢ぞろい。全国47都道府県の歌を400曲以上歌い「歌う日本地図」と言われるベテラン・岡ゆう子をはじめ、野上こうじ、葵かを里、琴けい子、美月優、Nobby、青山ひろしの全7アーティストが出演し、ステージでその歌声を響かせた。
まずは、日本全国を旅すべく、野上の「好きですサッポロ」をはじめ、美月が「哀しみ本線日本海」、Nobbyが「あの娘たずねて」、琴が「東京だョおっ母さん」、葵が「天城越え」、青山が「宗右衛門町ブルース」などを歌いスタートを切った。
「このコロナ禍で旅行にも行けませんでしたが、故郷にもようやく3年ぶりに帰ることができ、両親のお墓参りにも行ってまいりました。ここ2、3年は、お客様の前で歌える機会があまりなかったので、今日は私をはじめ歌い手全員が歌に感謝を込めてお届けしたいと思います。まだまだ自由に旅行ができない中、私たちのご当地ソングを聴いて、全国を旅する気分を味わっていただけたらうれしいです」(岡ゆう子)
「みんかよ音楽祭」に出演するのは初めてという岡は笑顔であいさつすると「涙そうそう」をしっとりと披露。岡に続き、共演者たちも北海道から沖縄までを1コーラスずつ歌い継ぎ、ふだんあまり披露することのない名曲のカバーにファンからは温かい拍手が送られた。さらにそれぞれのオリジナル曲も披露し、締めくくりは「大東京音頭」を全員でにぎやかに歌い上げ前半を終了した。
後半は、アシスタントも務める高木ちえ美が「ヒマワリ」などを歌い、それぞれの歌手が新曲をはじめ、オリジナル曲で勝負。司会のナナオとともに繰り広げるトークでも会場はおおいに盛り上がり、フィナーレは全員で「東京ラプソディー」を合唱。メドレーを含めて全38曲を熱唱し、最後まで多くの観客を存分に楽しませた。
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