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竹島宏がデビュー記念日にコンサート「Birth 〜キセキ〜」を開催。愛するファンと21年目の門出を祝い新たな出発

竹島宏が、7月24日、東京・恵比寿ガーデンプレイス内のThe Garden Hall(ザ・ガーデンホール)で、コンサート「Birth 〜キセキ〜」を行った。会場には竹島の歌声を心待ちにしていた昼夜合わせて1500人のファンが全国各地から駆けつけた。

2002年7月24日に「いいもんだ いいもんだ」で歌手デビュー。昨年7月にデビュー20周年を迎え、年末には『第63回 日本レコード大賞』日本作曲家教会選奨を受賞した竹島。21年目の初日となるデビュー記念日当日に、日ごろ応援してくれているファンの前で歌うことができる喜びを開演前の会見でこう語っていた。

「お客様の前で歌わせていただいて”幸せだな、楽しい”と思えるようになったのはここ1、2年くらい。それまでは自分の歌の技術や人間としての精神面ももっとあげないとお客様に満足していただけないのではないかと、どこか歌手としての自信のなさが見え隠れしていました。コロナ禍の最中、やっとライブが再開できるようになったくらいから、お客様とお会いできたこと、歌を聴いていただけている瞬間がものすごく幸せだなと思えるようになりました。20年の間にはうれしいこともたくさんありましたが、正直、歌手を辞めたくなるくらい辛いこともありました。でもそういうときには、ファンの皆さんが必ず励ましをくださったり、ひとりでいても皆さんの笑顔が浮かんでくるんです。皆さんの存在を心で感じることで、僕は20年歌手としての命を繋いできていただいたと思っています。今度は僕が恩返し。僕の歌で皆さんに豊かな気持ちになっていただいたり、いいふうに人生が変わったと言っていただけるような魅力的な歌を歌える歌手になれたらと思います」

「あっという間でしたが、振り返るととても幸せな充実した20年だったと思います。もちろんいいことだけではなく不安や心配で眠れない日があったことも。でもそれを全部ひっくるめて今日まで辿り着くことができたということに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。この20年は”いいもん”でした!(笑)」(竹島)

 

ファンへの感謝と愛。温もりあふれる竹島のステージ

NHK BS時代劇『大富豪同心』の主題歌として話題をさらった「夢の振り子」、セカンドシングル「函館哀愁」、10作目の「この身を投げて」で幕を開け、竹島は「今日はお越しいただき誠にありがとうございます。お一人おひとりの皆様に心からの感謝の気持ちを込めて、一音一音大切に表現させていただきます」とあいさつ。
ペンライトを振るファンの声援に笑顔で応えつつ、前半はテイチクの先輩である前川清の「花の時・愛の時」、桂銀淑の「すずめの涙」などのカバー曲から、「紫の月」や“踊らされちゃう歌謡曲”として人気を集めた「恋町カウンター」「噂のふたり」など、竹島らしいバラエティー豊かな選曲で惹きつけた。

オープニングを飾った3曲について、「僕にとってとても大切な先生方が作ってくださった作品。竹島宏を歌手として見出してくださった作詞家の久仁京介先生。竹島宏の育ての親とも言える幸耕平先生。そして、竹島宏の新しい世界を開いてくださった松井五郎先生、都志見隆先生の作品です。先生方との出会いがなかったら、いまの竹島宏はいないのではないかなと、そんなふうに思うことがあります」と、恩師たちへの感謝の思いを述べた。

MCでは、少しづつ活気が戻ってきた歌謡界やエンターテインメント界の状況をうれしく思うと話した竹島。

「今年21年目に入らせていただくということで、記念のコンサートを東京で開きたいと思っていましたが、どの会場もいっぱい。なかなか会場が決まりませんでした。あきらめかけたときに、この会場が1日だけキャンセル待ちになっていたところキャンセルになったと吉報が入り、デビュー記念日である今日、コンサートが開催できる運びとなりました。これは奇跡としか言いようがありません。皆様の日頃の行いがいいからですね!(笑)」

まさにコンサートタイトルである”キセキ”とリンクするエピソードを発表すると、会場には大きな拍手が響き渡った。

 

竹島宏が目指す新境地 〜”大人の歌謡曲”が歌える歌手に〜

 

「今日のタイトル、”Birth”は生まれるという意味。僕にとっては今日、21回目の誕生日を迎えさせていただいているような気分です。いままでいろいろな歌に挑戦させていただいてきました。これからの竹島宏は歌の世界でどんなふうに生きていったらいいだろうか? 僕の心はどんな歌を歌っていきたいと感じているんだろう?と思い巡らせたときに、出てきた言葉は”大人の歌謡曲”を歌える歌手になりたい、ということでした」

後半は、竹島の新たな境地として目指す”大人な歌謡曲”を届けるべく、布施明の「カルチェラタンの雪」や菅原洋一の「愛のフィナーレ」などの名曲、自身の代表曲「月枕」「夜明けのカラス」など、ロマンチックで切ない愛の歌を立て続けに披露。やさしく押し寄せる心地よい歌声に観客は酔いしれた。

「高級なビンテージワインは飲み口はなめらかで香りは芳潤。でも飲んだ後にものすごく深い味わいが広がる。僕にとっての”大人の歌謡曲”は、ビンテージワインのようなもの。なめらかに飲めるけれど、後味や余韻を楽しめる。そんな歌を歌える歌手になりたい」(竹島)

新しい魅力を発信し、いよいよコンサートはエンディングへ。
6月にリリースしたばかりの新曲「一枚の切符」は、前作の「プラハの橋」に続き、ヨーロッパを舞台にした大人の男女のラブストーリーだ。じつは、同曲の舞台はパリ。具体的な地名こそ出てこないが、歌詞にある「マロニエ並木」というフレーズは、作詞を手がけた山田ひろし氏がパリのシャンゼリゼ通りにある有名なマロニエ並木をイメージして書いたという。

「最後にとっておきの2曲を聴いていただきたいと思います。すべての力を出し切るちょっと手前くらいで(笑)歌い切りたいと思います。昨年のレコード大賞のステージでありがたいことに歌わせていただきました『プラハの橋』。そして今年なんとしても大ヒットさせたいと思っております『一枚の切符』。皆様のお力をお貸しいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします」

「これから僕たちはどうなっていくのかなといろいろな思いを持ちながら、愛しているけれど不安も感じながらパリをふたりで歩いている。そして今度はふたりでまた次の土地に旅に出る。その土地が、昨年発表したプラハです。ストーリーが続いている作品は僕の作品の中では初めてです」(竹島)

ひときわ強い思いを込め、「プラハの橋」、そして「一枚の切符」を情熱的に歌い上げ竹島はステージを後にした。

 

21年目の扉を開け宣誓。「永遠に、皆さんのために歌います」

しばらく経っても観客は温もりにあふれたステージの余韻にひたり、アンコールを求める手拍子が鳴り止まなかった。そこへ、ステージにたくさんのひまわりで飾られた扉が出現。21年目をスタートするため、その扉を自らの手で力強く開け、声援に応えるように中央から再び竹島が登場した。

ファン一人ひとりが持ってきたひまわり一本一本を扉に飾り作られたという扉。うれしそうに登場した竹島は、ときおり涙を浮かべながら改めてファンへ感謝を伝えた。

「Twitterで花言葉のツイートを始めて今日で849日。ここから、21年目が始まる。皆さんが届けてくれた7月の誕生花、太陽に向かって咲くひまわり。皆さんと一緒にこれからも歩いていけたら幸せです。皆さんの心を守るパワーになれるように、ずっと、ずっと、永遠に、皆さんのために歌います」

大きな拍手に包まれる中、最後は谷村新司の「Far away」、そしてこの日のために作られたという「一枚の切符」のBタイプに収録された「また会える」を熱唱。”ノンジャンル”を掲げ、さまざまな音楽や楽曲を歌い続けてきた竹島の魅力満載、カラフルなステージはこうして幕を閉じた。

「また皆様に笑顔でお会いできることを心から楽しみにしております。本日は本当に、本当にありがとうございました!!」(竹島)。21年前、歌手として誕生し愛するファンや多くの大切な存在に出会えたキセキ。これまでのすべてのことへの感謝を胸に、竹島は21年目の一歩を笑顔で踏み出した。

7月31日には、竹島の故郷である福井県・福井県立音楽堂 ハーモニーホールふくい 大ホールで「竹島宏コンサート La~La~La ♪」が、8月11日には大阪府・松下IMPホールで「竹島宏20周年記念コンサート“絆”in大阪」、21日には東京・ホテル椿山荘東京で、「竹島宏バースデーライブ2022」を開催予定。詳しい情報は、竹島宏オフィシャルサイトへ。

 

NEW RELEASE!!

2022年6月15日発売
竹島宏「一枚の切符
(Aタイプ)

「一枚の切符
作詞:山田ひろし  作曲:幸耕平  編曲:坂本昌之
c/w「こころ花」
作詞:山田ひろし  作曲:幸耕平  編曲:坂本昌之
テイチクエンタテインメント TECA-22026 1,350円(税込)

2022年6月15日発売
竹島宏「一枚の切符
(Bタイプ)

「一枚の切符
作詞:山田ひろし 作曲:幸耕平  編曲:坂本昌之
c/w「また会える」
作詞:山田ひろし 作曲:幸耕平  編曲:坂本昌之
テイチクエンタテインメント TECA-22027 1,350円(税込)

 

CHECK!!

竹島宏オフィシャルサイト
竹島宏オフィシャルブログ
竹島宏スタッフ公式Twitter
竹島宏Instagram
公式YouTubeチャンネル「竹島宏.TV!」


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