見どころ満載！三山ひろしが中野サンプラザで「三山ひろしリサイタル2022～歌う門には夢来たる！～」を開催。

2022.06.30News

三山ひろしが、6月30日、東京・中野サンプラザホールで「三山ひろしリサイタル2022～歌う門には夢来たる！～」を行い、”ビタミンボイス”と三山らしい見どころ満載のステージで、駆けつけたファン約2,000人に元気を届けた。

とくに気合いが入っているという今回のステージの見どころは、和太鼓とドラム、そしてギターの立ち弾き。中でも本格的なドラムを披露するのは今回が初めてで、「ドラムと、ギターは初めて立って演奏、そして和太鼓の演奏という3つを、手を抜くことなくハードルを上げてやります。先月は大阪・新歌舞伎座で公演を行いましたが、その公演中からずっとドラムの稽古をしてきたので、その成果をぜひ皆さんに見ていただきたいので頑張ります」と、開演前から大張り切り。その言葉通り、本番でも見事な演奏で「ひろしが嵐を呼ぶぜ!!」と銘打ち、マイクとスティックの二刀流シーンを披露した。

緞帳が上がり、ステージの中央に姿を現した三山は、「『歌う門には夢来たる！』というタイトルのように皆様が夢見心地になっていただけるようなステージをお送りします」と満面の笑みであいさつ。前半は前作「花恋歌～はなれんか～」をはじめ、シングル曲で紅白歌唱曲から「お岩木山」「四万十川」「男の流儀」などを熱唱。「花恋歌～はなれんか～」では、「この歌で年末のあの紅と白の番組を目指して頑張っておりますので、どうぞ皆様、大きな応援をよろしくお願いいたします！」と客席に呼びかけた。

その後、”タフガイ”石原裕次郎の代表曲「夜霧よ今夜もありがとう」と石原が出演した人気映画『嵐を呼ぶ男』の名シーンを彷彿させるドラム演奏を披露。続いてギターの弾き語りで”マイトガイ”小林旭の「ギターを持った渡り鳥」、女性ダンサーとのコラボで”若大将”加山雄三の「君といつまでも」など、日本を代表する映画スターの名曲を自らも映画スターになりきり芝居を交えて歌唱した。

後半は、和太鼓演奏を交えながら歌謡浪曲「元禄名槍譜俵星玄蕃」で幕を開け、自ら刑事役で主演を務めるオリジナルショートムービー『けん玉刑事（デカ）～南青山書の敏腕刑事が街の平和を今日も守る!!～』を上映。会場は三山のコミカルな演技に終始笑いに包まれた。

そして、井上陽水の「少年時代」、師匠である松前ひろ子とデュエットで「人生援歌」、終盤はオリジナル作品から「北のおんな町」「浮世傘」「谺」などを次々と歌い上げ、熱気はいよいよ最高潮に。

途中、歌手仲間の山内惠介や市川由紀乃、大江豊などから届いたお祝いメッセージが紹介され、最後は最新曲「夢追い人」をプロデュースした北島三郎からのビデオメッセージが流された。
北島は、「彼の歌には独特の味があります。それで三山くんに一曲、歌を作ってみようかなと思って作ってみたら喜んでくれました。いままで三山くんが歌ってきたような歌とはまた違った感じで作りました。今年で三山くんももう何年もたちましたが、まだ一人前とは言いにくい。30年経ったらやっと自然体になれると思いますし、まだその半分しかたっていませんので、皆さんのお力で少しずつ担いでやっていただけたら幸せです」と心温まるコメントを寄せた。

「夢を追いかけることは生半可なことではできない。苦しいこともあるだろう。つらいこともあるだろう。しかし、『これから先、おまえが歩む道はそういう道だけど頑張っていくんだぞ』と、北島三郎さんに言っていただいているような１曲をいただきましたので、本当に胸が熱くなります。これから先、自分がさらに芸歴を重ねていくとより深い味が出せるような気がします」

そう話すと、三山は新曲「夢追い人」でフィナーレを飾り、アンコールに応えてデビュー曲「人恋酒場」を熱唱。全28曲のプログラムで最後まで大勢のファンを楽しませた。

ちなみに、この日は「高知県の日」ということで、三山の地元である高知県とのタイアップで開催されたリサイタルでもあった。「今日は、会場のロビーで高知県のミニ物産展を開いていまして、皆さんに高知のおいしいものを食べていただいて、こんなおいしいものがあるのかと思ったらぜひ高知に来てください」と、愛する故郷の魅力をPRしていた。

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