金沢明子が新曲「ヒヨコグサ」発売記念ランチショーを開催。歌仲間5組と共演

昨年12月6日発売の最新曲「ヒヨコグサ」が好セールス中の金沢明子が、1月22日、東京・マリーグラン赤坂でランチショー『金沢明子と素敵な歌仲間！』を開いた。

新曲のリリースを記念して行われたもので、歌手仲間の2人組ダンスボーカルユニット・あまのじゃく、寅谷リコ、福田みのる、レイジュ、岡本京太郎の5組と共演し、司会を中尾美穂が担当して盛り上がった。大勢のファンや歌手仲間の浜博也や野中さおりも応援に駆けつける中、金沢が大ヒット曲「イエローサブマリン音頭」でオープニングの幕を開けた。

「寒い中、こんなにたくさんの皆様に来ていただけて大変うれしいです。今日は短い時間ですが、素敵な歌仲間たちと一緒にたくさんの歌を聴いていただきたいと思います。実は、今回の素敵な歌仲間たちを選ぶのにオーディションがありまして、美男美女しか出ていません（笑）。みんな若い人ばかりで、年がいっている人は私だけかもしれませんが（笑）、最後までゆっくりと聴いていってください」と、笑顔であいさつした。

続いて、あまのじゃくが「俺たち」、寅谷が「愛しい人よ」、福田が「あまのじゃく」、レイジュが「大阪なみだ雨」、岡本が「泣き唄」、金沢が十八番の民謡「ひえつき節」などを熱唱した。

「ヒヨコグサ」は春の七草のひとつとして知られる。新曲は小さな白い星影の花をつける植物「ハコベ」をモチーフに、人生のささやかな幸せをメジャー調のメロディーに乗せて歌った童謡・唱歌風の楽曲となっている

後半は、金沢の新曲「ヒヨコグサ」を作詞した高畠じゅん子氏と作曲の田尾将実氏がステージに上がり、高畠氏は「能登半島地震やいろんなことが起きているこの状況を想定はしていなかったのですが、当たり前の生活、おだやかな暮らしがいかに大切か。そして、ありがたく私たちが授かっているという気持ちを込めて、この詞を書かせていただきました。明子さんが想像以上に歌ってくださっているので、本当にうれしく思います」。
また、田尾氏は「この曲は（昨年夏にプロデューサーから）童謡・唱歌風に書いてくださいと頼まれたのですが、そのときはまだ歌手が決まっていませんでした。その後、金沢明子さんが歌いたいと言ってくださっていることを知りました。僕は30年前、NHKで金沢さんの民謡を聴いて感動したのを覚えているのですが、金沢さんとは初めてレコーディングでお会いして、その歌を聴いて腰が抜けるほど感動しました」と、それぞれに金沢の歌を絶賛した。

新曲「ヒヨコグサ」を作曲した田尾将実氏（左）、金沢、作詞した高畠じゅん子氏（右）

金沢は「4年ぶりの新曲ですが『これは絶対、他人には渡せない私の歌だ』という気持ちでレコーディングさせていただきました。母を亡くして、歌う気持ちが失せているときにこの詞と出合い、（心に染みた詞とメロディーを聴いて）『ぜひ私に歌わせてください』とお願いしました」と話した。

金沢明子と歌仲間たち。左から寅谷リコ、 岡本京太郎、福田みのる、金沢、レイジュ、あまのじゃく

後半は、各アーティストの新曲から、あまのじゃくが「どっち？」、寅谷が「夜さ来いロック」、福田が「男の砂時計」、レイジュが「春子のララバイ」、岡本が「釜山の風に吹かれて」、そして金沢が新曲「ヒヨコグサ」を披露し、フィナーレは、再び金沢の大ヒット曲「イエローサブマリン音頭」を2コーラス目から出演者全員で歌い、全21曲のプログラムで最後まで客席を楽しませた。