”参加資格80歳以上”の熱闘！ ”懐メロボーイ”三丘翔太が「発車のベルが長すぎる」カラオケ大会を開催

2023.06.14News

6月14日、東京・Jスクエア品川で、水森英夫プレゼンツ『「発車のベルが長すぎる」カラオケ大会〜令和に伝える懐メロの魅力～』決勝大会が開催された。

▲参加者の最高齢は91歳！「思った以上にレベルの高い、非常に接戦でした」と水森氏

「発車のベルが長すぎる」は、昨年発売された三丘翔太の最新曲で三丘の師匠である作曲家・水森英夫氏が、昭和初期の黎明期に端を発している”懐メロ”の魅力に着目し作曲。今作の戦前戦後の歌謡曲を彷彿させる懐かしく切ないメロディーや、平成生まれながらも深く”懐メロ”を愛する三丘の情感たっぷりの歌唱が話題となりロングヒット中だ。

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今大会は、とくに”懐メロ”に親しみのある80歳以上を参加資格とし、音源審査の予選を勝ち抜いた13名が全国より出場。”懐メロボーイ”こと三丘が司会、水森氏と三丘の担当ディレクターが審査員を務める中、「発車のベルが長すぎる」を歌唱し熱闘を繰り広げた。
その結果、茨城県より参加した柴﨑誠一さん（80歳）が見事優勝に輝いた。水森氏は、「皆さん上手でしたが、柴﨑さんはこの作品の詞の世界とメロディーとリズムがピッタリ合っていた。これは重要なことで、上手な人でも合わない歌を歌った場合感動しないんです。柴﨑さんの歌は、聴いていて感動しました」と、優勝の決め手となったポイントを語った。

▲優勝した柴﨑誠一さん（写真中央）には水森氏より記念のトロフィーと賞状が贈られた

表彰式の前には水森氏と三丘による”懐メロ”講話のトークショーも行われ、三丘はふだんの水森氏とのレッスンさながらの『公開レッスン』や、真面目にダメ出しされる『公開説教』などでタジタジ。しかし、固い絆で結ばれた師弟二人の仲睦まじいやりとりに、会場は終始笑顔と温かい雰囲気に包まれた。

▲15歳でスカウトされ17歳のときに水森氏の門下生となった三丘。「レッスン室でやっているとおりそのまんま、皆さんの前でやってしまっていいんだろうかと思いました（笑）。水森門下生はみんな口を揃えて言うと思うんですけれど、先生のギターが何より一番歌いやすいんです。とても楽しい時間でした」

また、その後には三丘が「発車のベルが長すぎる」、カップリング曲の「しあわせのうた」を披露するミニライブで盛り上がった。

▲三丘は「発車のベルが長すぎる」について「戦前の流行歌を意識して歌わせていただくのは（オリジナル曲としては）初めてでしたが、これをきっかけにテレビ番組でもこのいでたちで懐メロを歌わせていただくことも多くなり、改めて懐メロの魅力を深く知るきっかけになりました。大切に歌っていきたいと思います」と話していた

▲「しあわせのうた」は水森氏がかつて19歳のころに作り歌っていた楽曲。三丘が譲り受けリメイクして歌っている

大会終了後、三丘は「僕にとって初めての自分の歌でのカラオケ大会で、しかも参加資格が80歳以上。普通の大会ではないので集まってくださるのかとハラハラしていましたが、とてもたくさんの方にご応募いただき、本当なら全員出場していただきたかったくらいです。日本のカラオケファンの皆様はお元気で、いつまでも長く歌を愛して楽しんでいらっしゃるんだなと、今日は改めて感じました。思った以上にレベルの高い非常に接戦となったと水森先生もおっしゃっていましたが、皆さんの歌を聴かせていただいていて、僕ももっと歌を磨いていかないといけないなと思いました」。
水森氏は、「あまりにも皆さんがうまくて驚きました。うまいということはちゃんと声が出ているということ。そしていまの時代にはない味つけが、なんとも言えない味わい深いものがあって、すごい参考になりましたし勉強になりました。その味つけは古いのではなく、情感や哀感、教えることのできない哀愁だったり。おそらく時代背景の中でたくわえられたものなのではないかという気がしました。80歳以上の方々に来ていただいてこうして歌っていただいたことは、とても意義のあるカラオケ大会だったと思います」と感想を話した。

▲カラオケ大会決勝の模様はYouTubeにて6月21日まで視聴可能！

NEW RELEASE!!

2022年10月19日発売
三丘翔太「発車のベルが長すぎる」

「発車のベルが長すぎる」
作詞：岸快生　作曲：水森英夫　編曲：竹内弘一
c/w「しあわせのうた」
作詞：水森英夫　穂作詞：岸快生　作曲：水森英夫　編曲：竹内弘一
テイチクエンタテインメント　TECA-22061　1,400円（税込）