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【ライブレポート】朝花美穂が28歳の〝リアルバースデー〟に『美穂祭』を開催。サプライズゲスト・憧れの市川由紀乃と「人生一路」を熱唱

鳥取県米子市出身で、歌と芝居を融合させた「歌芝居」で注目を集める朝花美穂が10月9日、東京・池袋Harebutaiで「朝花美穂バースデーコンサート2026『美穂祭』」を開催した。この日がちょうど誕生日という〝リアルバースデー〟に、映像と歌を同期させる初の試みや初披露曲を織り交ぜ、平日にもかかわらず詰めかけた大勢のファンを魅了した。

3歳で祖母の影響を受けて芸事を始め、19歳のときに「なみだの峠」でデビューした朝花。記念すべきコンサートは迫力たっぷりの「天空の海城」「男の絶唱」で幕を開けた。
司会のナナオが登場し「今日は10月9日、まさにリアルバースデー。ファンの皆様方に迎えていただく幸せ、喜びを噛みしめながら、今できる全てをこのステージにぶつけてまいりますので、どうぞ心ゆくまで朝花美穂の歌世界にどっぷりと酔ってお帰りをいただきたいと思います!」と盛り上げると、朝花はいちだんと迫力を増し「兄弟仁義」「兄弟船」と男の生き様を描いた作品を力強く歌い上げた。

司会を務めるナナオ

続いては、落語家・桂春團治を主人公にしたセリフ入りの「浪花しぐれ」。「落語家さんならではの空気感を表現するのがとても難しい作品ですが、28歳になったことを機に、恐れずにいろんな楽曲にチャレンジしていきたいなという思いで歌わせていただきます」と意欲を語り、堂々と歌い上げた。

「ここからは、朝花美穂が小さなお店の女将さんになって、皆様方をもてなす、いや、女将さんの人生ドラマというものをつづってまいりたいと思います」
ナナオの言葉に導かれ登場した朝花。舞台にセットされた小さな店の女将に扮し、「ちょうちんの花」「雪泣夜」「春夏秋冬屋形船」の3曲を初披露。セリフを交え、一人芝居で女心の機微を演じた。


締めくくりは、初めて歌った曲が「アンコ椿は恋の花」だったという、幼少期から憧れの都はるみの名曲「さよなら海峡」、ちあきなおみの「かもめの街」。情感たっぷりに聴かせ、一部の幕を下ろした。

二部のスタートは、シンガー・ソングライターで、朝花のボイストレーナーも務めるスペシャルゲストの向井浩二氏のピアノ伴奏による、ロングセラーの「しゃくなげ峠」。朝花は「ピアノ1本に声1本。丸裸ですから、カラオケのときとは違うピリッとした緊張感があります」と語り、師匠である作曲家・宮下健治氏から授かった〝純愛三部作〟の「銀のかんざし」「兄さ恋唄」を披露した。


「銀のかんざし」については「歌い出しがとってもインパクトがある曲で、『明日売られて行く宿命(さだめ) 忘れてほしいこの私(あたし)』。こんなこと言うことないじゃないですか(笑)! ひと言ひと言の言葉の重みを歌いながら表現することが、歌手人生の中で大きな階段の一歩になりました。自分の中の引き出しも増えました」と振り返り、「今日28歳になりましたので、ちょっと大人っぽい歌をお届けできれば」と話した。

向井は自身の楽曲「I am your singer」を「『生きることは歌うこと、歌うことは生きること』という歌詞が美穂ちゃんそのものだと思って、誕生日のお祝いの気持ちを込めて」と朝花へ贈った

終盤は、「恋桜」「雪深深」「梅川」「北の螢」と、女の情念を描いた作品、実らぬ恋を描いた〝究極の愛〟の4曲を熱唱。さらに、津軽三味線の名人・高橋竹山の生涯を描いた名曲「風雪ながれ旅」で本編を終えた。

アンコールでは、ステージに朝花が立つと会場が暗転。「3・2・1」とカウントダウンの映像に続き、市川由紀乃からのお祝いメッセージが流された。すると、市川本人がサプライズで花束を手に登場。朝花は「聞いてない。言葉にならないです」と驚きの表情を見せた。

市川は「美穂ちゃんの笑顔を見るとみんながほぐれる。笑顔とは違って歌声はとても力強く、心にビシビシ伝わってきて私自身も元気をいただいていますし、年の離れた妹のように思っています。これからの美穂ちゃんのご活躍がとても楽しみです」とたたえた。

「由紀乃先輩とはいろんな現場でご一緒させていただいて、勝手にお姉ちゃんのような存在でもあり、とっても尊敬する先輩でもあります。いつもお会いするたびに手を取ってくださって…演歌歌手になってちょっと悩んでしまったときに、由紀乃先輩の命をかけて頑張る姿にすごく力をもらいました。ずっとずっと大好きです」


二人は市川の提案で、ともに憧れる美空ひばりの名曲「人生一路」をデュエット。朝花は「これは一生に一度の思い出の共演。大好きな先輩の背中を追いかけながら、自分の歌の道も精いっぱい頑張りたい」と宝物のような時間を噛みしめた。

「お母さんも、家もあってお仕事もしていたのに、すべてを一度止めて娘の私のために新しい人生をスタートしてくれました。そんなお母さんといつも応援してくださる皆様に感謝の思いを込めて綴った大切な一曲です」

最後は、母と二人で故郷・鳥取県米子市を後にし上京した朝花が、初めて作詞作曲に携わったオリジナル曲「桜縁歌(おうえんか)」を披露。最後に「光と歌のシンクロという、今までにはなかった大きなチャレンジをさせていただきました。感謝の気持ちを忘れず、初心を忘れずに、一歩一歩歩んでいきたい。この大好きな歌の道をひとすじに頑張っていきたいと思います」と宣言し、大きな拍手に包まれてステージを後にした。

 

SET LIST
M1 天空の海城
M2 男の絶唱
M3 兄弟仁義
M4 兄弟船
M5 浪花しぐれ
M6 ちょうちんの花
M7 雪泣夜
M8 春夏秋冬屋形船
M9 さよなら海峡
M10 かもめの街
M11 しゃくなげ峠
M12 銀のかんざし
M13 兄さ恋唄
M14 I am your singer(向井浩二)
M15 恋桜
M16 雪深深
M17 梅川
M18 北の螢
M19 風雪ながれ旅
M20 人生一路(市川由紀乃とデュエット)
Enc. 桜縁歌

 

NEW RELEASE!!

2026年1月14日発売
朝花美穂「こころの花道」

「こころの花道」
作詞:もず唱平 作曲:宮下健治 編曲:猪股義周
c/w「桜縁歌 (おうえんか)」

作詞:中村浩昌・中村美穂 作曲:向井浩二・中村美穂 編曲:猪股義周
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91673 1,500円(税込)

CHECK!!

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