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【Colorful Interview】津吹みゆ 女性の情念を強く儚く……新曲「壇ノ浦恋歌」でさらなるステップへ!

津吹みゆが3月30日に新曲「壇ノ浦恋歌」をリリースする。覚悟を決め命懸けの恋をする女性の燃える心、情念を強く儚く描いた作品。「新たな津吹みゆを感じていただけるよう頑張ります」。デビューから8年目を迎え、さらなるステップへの序章ともいえる新曲への熱い思いを語ってくれた。

 

感じたままに歌うことを意識した新曲「壇ノ浦恋歌」

 

新曲「壇ノ浦恋歌」はどのような作品でしょうか。

津吹 源平合戦の決戦の地ともなった山口県下関市の壇ノ浦を舞台に、命懸けの恋をするひとりの女性の情念を強く儚く歌った曲です。いままでは望郷ものの演歌を多くいただいていたのですが、今回はガラッと変わり舞台も壇ノ浦、そして燃える情念……ということで、これは私自身にとって新たなチャレンジであると強く感じました。津吹みゆの新境地の曲を……ということを、ディレクターさんが提案してくださったのだと思います

これまでの作品以上に大人っぽい歌詞ですよね。津吹さんはどのようなイメージで歌っていらっしゃいますか。

津吹 「本気で惚れているのなら、海峡渡って抱きにこい…」という1番の最後の歌詞ですが、ここまで強く気持ちを表現する女性は初めてなのでとても印象的でした。命懸けの恋にかける強い覚悟、そして願い……。そのような両面をこの部分から感じたので、歌う時にその気持ちを大切に歌うようにしています。大人っぽく、艶っぽさもありキリッとした楽曲ですが、私はふだん色気がないので(笑)、とにかく平家物語の弾き語りを感じさせるようなイントロの琵琶やトランペットから始まるカッコいい楽曲の雰囲気に身をゆだね、感じたままに歌うことを意識しました。

歌の中には端唄のあんこも入っていますね。

津吹 初めてでしたので、端唄の部分はディレクターさんから発声の仕方や声色、発声などをご指導いただきました。そんなに細かくは意識してはいないのですが、歌部分と端唄部分の歌い分けにより、強さや儚さを表現していけたらと思います。

レコーディングはいかがでしたか? 津吹さんにとって新たなチャレンジの1曲ということで、歌い方など先生方より何かアドバイスをいただいたりしましたか?

津吹 レコーディングでは、琵琶の音色を聴いた瞬間作品の世界に引き込まれ背筋がゾクゾクッとしました。この歌とともに成長していきたい!と強く思ったのを覚えています。たきの先生からは、「新曲と津吹さんの明るい性格のギャップがいいね」とおっしゃっていただきました。四方先生からは、「もうそろそろ津吹も大人の女性の歌を歌っていけるようにな!」「言葉を大切に思いをぶつけていけ!」とご指導いただきました!

ジャケット写真も大人の女性らしいキリッとした表情がとてもステキです!

津吹 ありがとうございます!「カメラを睨むようにしてみて〜」と言われて目力を意識していたら、今度は意識しすぎてだんだんだんだん見得を切る歌舞伎俳優さんみたいになっているということもありました(笑)! 睨むなどの強い表情に慣れていなかったので探り探りでしたが、スタッフの皆さんのおかげで新曲のイメージを壊さず、カッコいい表情で撮れたかなと思います。

ジャケット写真撮影時のひとコマ。無事撮影が終了してリラックスしている津吹さんの笑顔、ステキです!

 

カラオケで歌う際のワンポイントアドバイスをぜひ教えてください。

津吹 この曲は歌→端唄→歌という3部構成になっています。歌の部分はリズムに心地よく乗って、語るけれど言葉にアクセントをつけて弱くならないように歌ってみてください。そして端唄は、皆さまの感じたままに歌っていただき、その方それぞれの味が出ればいちばんいいのでは、と思います。こちらをポイントに、ぜひたくさん歌っていただければうれしいです!

 

末広がりの”8”年目。この曲とともに成長したい

 

カップリング曲の「竜のまつり」は、香川県のお祭りだそうですね。

津吹 はい。香川県三豊市の”雨乞い”の『仁尾竜まつり』をモチーフに作られた作品です。香川県の皆さまにはデビュー当時からご縁があり、お仕事で何度もおじゃまさせていただいていました。ただ、このお祭りのことは存じ上げなかったので、楽曲をいただいた時に『仁尾竜まつり』について資料で勉強させていただきました。とても歴史あるお祭りなんですよね。

200年以上前に始まったといわれる神事で、稲藁で作った巨大な竜に雨乞いの願いを込めて「水あぶせ」を行う壮大なお祭りですが、昨年は残念ながら中止だったそうです。

津吹 作品を通して香川県の魅力をまたひとつ知ることができてうれしいです。お祭りの再開も心から願っておりますし、再開されたときはぜひ見に行きたいと思っています!

メロディーもイントロかつい体が揺れてしまうような軽快なリズムがいいですね。

津吹 そうなんです! 一度聴いただけで耳に残るとてもキャッチーなサビが大好きで、四方先生にレッスンしていただいたその帰り道は「壇ノ浦恋歌」とこのカップリングのサビがずっと頭の中をエンドレス状態でした(笑)。祭り囃子の太鼓や笛の音色は、何回聴いても聴くたびに血が騒ぎます。とても明るい曲なので、皆さまと一緒に盛り上がって歌いたいですね。

昨年もコロナ禍の中、精力的に活動されてこられたと思いますが、昨年を振り返られてみて津吹さんにとってどのような一年でしたか。

津吹 昨年は皆さまのおかげで一年延期した『5周年コンサート』も東京で行うことができました。このご時世ゆえ、無観客で生配信というかたちでしたが、ようやくひと区切りつけられて、そしてまた次のステップへと踏み出せる一年となりました! 生のステージはまだまだ制限があり、収録や取材などのお仕事が多かったなと感じています。でも、改めて大好きな歌を歌わせていただけることや一つひとつのことへの感謝の気持ちが強くなりました。

そして2月28日には26歳のお誕生日を迎えられました。おめでとうございます! 今の率直な心境をお聞かせください。

津吹 あまり実感がないです。でも初めて、誕生日があまりうれしくないなぁと感じました。またひとつ歳を重ねるのかぁ……と(笑)。正直あまり、中身はデビュー当時から変わってないような気もしますが、中身も外見も年齢に合った魅力というのがあると思いますので、これからも変に背伸びはせず、私らしく進んでいきたいなと思います!

今年はデビュー8年目ということで、これからの目標や抱負はありますか。

津吹 そうですね、末広がりの”8”です(笑)‼︎ 新曲「壇ノ浦恋歌」は私にとって新境地であり、勝負曲です。この楽曲とともに、自分自身も成長していきたいなと思います。また6月には、地元の福島県矢吹町で『ふるさとコンサート2022』が開催されます。感謝の気持ちを伝えること。そして、ジャンルを超えた挑戦! を、今年も意識していきたいと思っています。ちなみに、私は宝塚やミュージカル、大衆演劇などの舞台が大好きなので、お芝居も勉強できたらと思っています!

ありがとうございます。最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

津吹 いつも温かい応援を本当にありがとうございます。皆さまのおかげで無事にデビュー8年目を迎えることができました。まだできることに制限がかかるご時世かもしれませんが、皆さまと一緒にまた新たなステップを踏めるよう、一生懸命がんばります! 今後ともよろしくお願いいたします。まずは健康第一!くれぐれもお体にはお気をつけて過ごしてくんちぇ♡ 私も気をつけます‼︎

 

【PROFILE】津吹みゆ(つぶきみゆ) 1996年2月28日、福島県出身。演歌好きな母親の影響で幼い頃より演歌に親しんで育つ。歌のボランティア活動を通じて、歌うことで喜びを与えることができることを知り歌手になりたいという気持ちを抱くようになった。2012年、地元・福島県で行われた『NHK のど自慢』に出場しスカウトされ、学業とレッスンの日々を両立して過ごす。高校卒業後に上京し、作曲家の四方章人氏に師事。本格的な歌の修業を経て、2015年「会津・山の神」でデビューを果たす。キャッチフレーズは「どんと響く!直球ボイス!」。2016年には、故郷である福島県矢吹町の観光PR大使に就任。2018年、東北出身の工藤あやの・羽山みずきとともに女性演歌歌手ユニット”みちのく娘!”としてもデビュー。最近ハマっていることは、水彩絵の具で絵を描くこと。「果物や花を描くことが多いです。何か対象物を目の前に置いて描いているときが無になれる時間ですごく好きです!」(津吹)。歌手として気をつけていることは、「『歌はハートだぞ』と師匠の四方先生に言われています。いつどんな時でも歌にひたむきに向き合い、皆さまに喜んでもらえる歌を歌っていきたいなと思います」(津吹)。

 

NEW RELEASE!!

2022年3月30日発売
津吹みゆ「壇ノ浦恋歌」

「壇ノ浦恋歌

作詞:たきのえいじ 作曲:四方章人 編曲:竹内弘一
「竜のまつり」
作詞:本橋夏蘭 作曲:四方章人 編曲:竹内弘一
日本クラウン CRCN-8472 1,350円(税込)

 

CHECK!!

津吹みゆオフィシャルサイト
津吹みゆ公式Twitter
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