白雪未弥がバースデーライブでジャンルレスな歌声を披露。新曲「どうだば津軽」のヒットを目指して決意新たに

2022.12.12News

白雪未弥が、12月11日、東京・ライブレストラン青山でバースデーライブを行った。会場には、白雪のデビュー曲「じょんがら慕情」、セカンドシングル「どうだば津軽」を作詞したいではく氏も駆けつけ、ファンとともに祝福した。

白雪は、小学4年生のとき祖母の影響で民謡を始め、2011年に『NHK のど自慢』に出場しチャンピオンに。その番組を観ていた作曲家・榊薫人（さかきしげと）氏にスカウトされ師事。2013年、21歳のときに「青少年みんよう全国大会」で「磯節」を歌い史上最年少優勝という快挙を成し遂げ、2020年に一度歌手デビューの道が開けるも恩師・榊氏が病に倒れ他界。その後、コロナ禍に見舞われるも乗り越え、2021年「じょんから慕情」で歌手デビューを果たした。

10月5日にリリースしたセカンドシングル「どうだば津軽」でライブがスタート。「今日は皆さん本当にありがとうございます。12月16日に、年齢は言いたくないですけれど31歳になってしまいます。全然見えないですよね〜（笑）！今日は突き抜ける歌声で、元気と癒やしをお届けしたいと思います」と笑顔で挨拶すると、前半はクリスマスソングや”冬の女王”とも言われる広瀬香美の代表曲「ロマンスの神様」などポップスを中心に披露。白雪の朗らかな笑顔とトークに、祝福に駆けつけたファンも一体となっておおいに盛り上がった。

「この時期になると街がキラキラしていて私はクリスマスが大好きです！皆様と一緒に楽しくクリスマスソングを歌いたいと思います」（白雪）。「サンタが街にやってくる」では会場をラウンドしながら感謝を伝えファンとふれ合った。

ギターの弾き語りとともに喜納昌吉の名曲「花〜すべての人の心に花を〜」、中島みゆきの「糸」をオリジナリティーに富んだ歌唱で披露。

歌声に合わせて白雪のラッキーカラー＆イメージカラーである水色のペンライトが揺れ会場を美しく彩った。

後半は、華やかな振袖姿で登場しまずはデビュー曲「じょんから慕情」を熱唱。この曲は、恩師・榊氏が得意としていた民謡調演歌で、歌詞に出てくる津軽弁「けっぱれ」が印象的な作品。白雪が民謡で鍛えたのどでのびのびと歌い上げている。

「私は津軽弁で”頑張れ”という意味の”けっぱれ”という言葉が大好きです。改めて、いではく先生と榊先生に素晴らしい作品をいただきましたことを感謝しております。9年間、榊先生に演歌を習いました。デビューする前に先生はお亡くなりになられてしまいましたが、デビューのお披露目会と榊先生の一周忌を偲ぶ会を行わせていただいた際に、いではく先生に『いい曲ができたから、榊先生の供養のためにもヒット曲にしよう』というお言葉をいただき、いまでも忘れられません。私の宝物です」

白雪は、ステージを見守るいで氏へ感謝を述べると榊氏が作曲を手がけた民謡調演歌「望郷さんさ時雨」や石川さゆりの「風の盆恋唄」、天童よしみの「道頓堀（とんぼり）人情」など、演歌をメインにのびやかかつ表現力豊かな歌声で聴かせた。

民謡、演歌、ポップスなどジャンルレスな抜群の歌唱力を持つ。演歌界のホープとしてこれからの活躍に注目だ。

「以前天童さんにもヒットするまで全国各地を歌い歩き苦労された時代があったというお話をうかがって感動し、私も励みになりました。”負けたらあかん”。その気持ちを持ってこれからも頑張りたいなと思います」（白雪）

そして最後は、新曲「どうだば津軽」のカップリング曲として収録されている「夢の花舞台」を熱唱。この作品は、目指す目標に向かい芸ひとすじに生きる主人公の歌で、一歩一歩歌の道を真摯に歩んでいる白雪自身と重なる。

写真左から作詞家のいではく氏、白雪、白雪の担当ディレクターを務める徳間ジャパンの梶田正宏氏。

いで氏は「『どうだば津軽』はみんなに共感できる部分があり、かなりヒットの可能性を秘めている歌だと思います。歌というのは作家の思いもありますが、伝えるのは歌い手さん。歌い手さんがどういう思いを持って表現してくれるかによって、皆さんの心に響いて定着するかどうか決まってくる。『夢の花舞台』には、未弥ちゃんの生き方と少しオーバーラップさせるような、いつか舞台で花を咲かせてやるという決意みたいなものを込めました。それを未弥ちゃんが受け止めて表現してくれれば必ず皆さんの心の中に伝わります。頑張ってほしい」と、温かい激励の言葉を送った。

その言葉を受け白雪は、「本当にいで先生、梶田ディレクターのお二人のおかげで私は夢を叶えることができました。本当に感謝です。これからも元気と癒やしをお届けできるよう頑張ります！」。最後まで人なつっこくかわいらしい笑顔と”キラキラボイス”を輝かせファンを魅了。まもなく迎える誕生日を前に、決意新たに歌の道に精進していくことを誓った。

◾️セットリスト
M1　どうだば津軽
M2　サンタが街にやってくる
M3　サイレントイブ
M4　「花〜すべての人の心に花を〜」
M5　糸
M6　ロマンスの神様
M7　じょんから慕情
M8　望郷さんさ時雨
M9　風の盆恋唄
M10　道頓堀人情
M11　夢の花舞台
Enc.　なごり雪
Enc.　どうだば津軽