【マキノ情報局 】File.9 入山アキ子さんはチャレンジャー⁈ ”歌う看護師”の意外な一面を調査せよ
皆さんこんにちは!牧野尚之です。ステージ司会者として、これまで長く歌謡界でたくさんのアーティストの皆さん方とご一緒させていただいてきました私ですが、カラフルで連載をスタートいたしました。その名も「マキノ情報局」。飛び込んできたトクダネをアーティストの皆さんのもとへ自ら調査しにまいります!
今回は、”歌う看護師”として活躍されている入山アキ子さんにお会いしてきました!
看護師から歌手へ…入山さんの挑戦のスタートとは?
マキノ 入山さん、今日はよろしくお願いします。”歌う看護師”というキャッチフレーズは斬新ですね。まずは看護師になられたきっかけについてうかがいたいと思うのですが…。
入山 私、本当はアナウンサーになりたかったんです。でも進路を決めるときに、経済的な理由などもありちょっと大学は難しいなと考えていたところ、学校の先生から防衛医大のことを教えていただきました。看護師さんにも憧れを持っていたので防衛医大を受けまして国家公務員の技官になりました。
マキノ 働かれていたところは普通の病院と同じような病院なのですか?
入山 同じです。防衛医大というのは一般の方を対象にした地域医療を、ということで建てられた病院です。命を預かる仕事ですので大変な思いもしましたけれど、別の面ではすごく恵まれた環境だったと思います。天職だと自分では思っていたので、一生するだろうなと思いながら勤めていましたね。
マキノ でもその間にも音楽や歌にはふれていたんですか?
入山 はい。カラオケにも行っていましたよ。あと、病院の科ごとにいろいろなイベントがあるんですけれど、そういうときには必ず歌えと(笑)のことで、演歌担当でそんなにうまくはないんですけれど皆さんが喜んでくださるので歌っていましたね。そして違う科にも呼ばれ始めて、ゲストとして出迎えていただいたりしました(笑)。
マキノ 楽しそうですねぇ。そこから歌い手になる転機が来たのは…?
入山 現役で看護師をしながら勉強をして、トントン拍子で20代で役職につけていただいたんです。次は婦長になる、というところまで来て、私は患者さんとのふれ合いが好きだったので婦長になると仕事の内容が変わってくるのが寂しいなと思っていました。夜勤の時は患者さんに歌を歌うと皆さんがとても喜んでくださって、”歌う看護師”と当時から言われていました。そこで、13年働いた後、歌手に挑戦することに決めました。
マキノ それは人生を賭けた大きな挑戦。その看護師としてのさまざまな経験が、いまの歌手人生にとって糧になっているんですね。
入山 そうですね。私もモットーは『歌も看護も心から』。看護師としていろいろな方々と接してきたからこそ、わかることがある。元気になれる歌を、というよりもつらいとき苦しいときに、「頑張れ」ではなくて「大丈夫ですよ」と寄り添ってあげられる。そんなアットホームで包み込むような場所を作りたいですし、そういう存在になれたらと思って日々活動しています。
マキノ コロナ禍の間も精力的にイベントなど試みをされていましたね。
入山 はい。やり続けました。イベントをするにもマニュアルを作って、お手伝いしてくださる方や昔の同僚の医師と看護師が来てくれて、大事に至らずにここまでこられたのは本当に皆さんの協力があってのことです。感謝しています。
皆さんの幸せや運気アップを願って龍の絵を描くのが趣味
マキノ さて、マネージャーさんからトクダネをお聞きしたのですが、龍の絵をよく描かれているとか。
入山 はい。「女の恋ざんげ」という曲のときに自分で描いた龍をジャケット写真に起用していただいたのがきっかけなんです。
マキノ そもそも龍を描こうと思ったのは?
入山 絵を描くことは以前から好きでした。龍も昔から大好きで、神社や仏閣に行きますと必ず龍がいますでしょう。龍を見るのが好きで、事務所の社長がよく連れて行ってくださったりして、御朱印集めも始めたんです。じつは、母の実家がお寺、父の実家が神社で(笑)。何か惹かれるものがあるのかもしれませんね。
マキノ とても立派な龍で素晴らしいですね。何も見ないで描くんですか?
入山 はい。でも龍をずっと見てきたから、なんとなくの雰囲気で…(笑)。目から描くんですよ、必ず。目を失敗するとそれ以上は描かずに捨てちゃいます。
マキノ たまには歌と離れて気持ちの切り替えができるのかな。
入山 そうですね。心穏やかな時にしか描きません。自己流ですけれど、自分のためにもなるし皆さんの幸せや運気アップを願って描いています。
マキノ これから書いてみたいモチーフなどはありますか?
入山 もっと大きい龍を描いてみたいです。おうちの天井とか壁とかに!
マキノ 日光の泣き龍みたいなのね(笑)。これからの入山アキ子は、歌と看護と画家!(笑)。
入山 いやいや…(笑)。でも挑戦することが好きなのでこれからもいろいろなことをやってみたいですね。
▶︎次のページでは15周年を迎えられた入山さんの新曲で記念曲の「一泊二日」について調査!
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