【ライブレポート】東京力車、全国ツアー千穐楽!完売のステージで刻んだ新たな出発
5月2日、東京・銀座の二十五世観世左近記念観世能楽堂、日本の伝統芸能が息づくこの場所に、全国から仲間(ファン)が集まった。昨年8月30日の大阪公演を皮切りに、全国11カ所を駆け抜けてきた東京力車の全国ツアー『俺らしく駆け抜けろ〜雲外蒼天〜』が、ついに千穐楽を迎えた。完売御礼、満席の会場は、この日限りのスペシャルで”東京力車らしい”ステージに心から酔いしれた。
俺らしく、東京力車らしく全国を駆け抜けてきた
幕が開くと、能楽堂ならではの「橋がかり」をゆっくりと面をまとった3人が、一歩一歩静かに舞台へと進んでくる。日本の伝統芸能への深いリスペクトがにじみ出るその姿、一挙手一投足を仲間(ファン)は息を呑んで見つめた。
人力車をはじめとする伝統文化を浅草から全国へ、そして世界へ。東京力車は現役俥夫として、アーティストとしてその志を胸に活動を続けてきた。「男道」「命の華」「群雄召魂歌」と、和傘や刀を用いながら力強く披露すると、オープニングから会場の空気が一気に熱を帯びた。

前作「涙ひとしずく」では、その制作背景が”東京力車の斬り込み隊長”田井裕一より語られた。
「もともとグループで5人で始まった我々ですけれども、メンバーがグループ脱退、卒業を経て本当に負けそうな、崩れそうなときに、酒井一圭さんが手を差し伸べてくださいました」

田井裕一
純烈のリーダー・酒井一圭が作詞を手がけたこの楽曲は、東京力車にとって特別な意味を持つ。ひと言では語り尽くせない感謝の思いが3人の歌声に乗り、会場中に響きわたった。

リーダー・石橋拓也

白上一成
初挑戦の太鼓。その鼓動が会場をひとつに
そして、今回の公演の目玉のひとつとなったのが、助六太鼓との共演によって生まれた太鼓演舞のコーナーだ。
「今回、このツアーの千穐楽に向けて太鼓に初挑戦しました。本当に一から、バチの握り方から教えていただきました」(石橋)
助六太鼓の披露に続き、電子太鼓を手に東京力車が登場し代表曲「祭り太鼓〜男の旅路〜」へ。俥夫として、アーティストとしての活動の合間を縫い、この日まで一生懸命に練習を重ねてきたという3人。努力の結晶ともいえるその太鼓の鼓動は、客席の熱い声援と一体となり、共鳴した。

さらに、昨年石橋が浅草で女形に初挑戦した舞台で代役を務めたことがきっかけとなり、俳優の林佑樹と特別共演を果たした。「東京」の曲に合わせ、林は女形として美しい舞いで花を添え、伝統文化と現代のエンターテイメントの融合が実現した。その光景は、「今日しかない」と言い切れるほど唯一無二の瞬間だった。
「俺たち、そして東京力車のスタッフの皆さん、チームでできること全部尽くして今日を迎えました。 そして完売御礼で目の前にたくさんの仲間が集まってくれて、今日しかない一日を過ごせること、本当にうれしく思うんだけれども、これまで来るのに本当に苦しいことたくさんありました。 辞めたいと思ったこと、逃げたいと思ったことたくさんありました。 だけどこれ冗談抜きで俺たち3人だったらとっくに地元帰ってますよ。 苦しいとき、しんどいとき、支えてくれてどうもありがとう。これから頼りないところをもしかしたら見せちゃうこともあるかもしれないけど…そのときは支えてよ。その代わり、みんなが倒れそうになったとき、力車の歌聞いて頑張りたい、ライブ見て頑張りたい、そう思ってもらえるように俺たちまたここから頑張ります」(石橋)
この公演に至るまでの困難、そして仲間(ファン)への感謝を述べると、「ミスターランナー」「笑顔満開」「ゴールめざして」を届けた。その歌声に映し出されたのは、さまざまな想いを胸に全国ツアーを走り切った、3人のいまの姿そのものだった。

ソロコーナーでは、石橋拓也「ラブハラスメント」、白上一成「DOKIDOKI〜愛のビート〜」、田井裕一「人は花」と、それぞれの個性が輝くパフォーマンスで会場を魅了した
雲の向こうに、青空はある!
アンコールでは「RUN!」「絆〜仲間へ〜」を歌いながら客席をラウンド。一人ひとりと拳を合わせながら仲間(ファン)と絆を確かめ合った。
「このツアーを前に、酒井さんから『おまえらは命賭けないと開かない扉の前まで来てる』という言葉をいただきました。いままでは仲間やチームのおかげで俺たち3人なんとかここまで立たせてくれた。もちろん俺たちも頑張ってきたんですけれども、本当にそうだなって。まさにこのツアーは俺たちでいくんだ、という強い意志を持ってこの千穐楽に臨みました。雲外蒼天っていうタイトルは、どんな困難も必ずその先に青空が広がっている。雨の日も嵐の日も雪の日もあるかもしれないけれども、必ずその先には青空が待っている。俺たちがやっていることは間違ってない。誰かを救えるんだ。誰かを笑顔にできるんだ。 そう信じて、またこれから歌っていきます」
「ARIGATOU」、そして最後の一曲「俺らしく…」を熱唱。どんな嵐の向こうにも、必ず青空は広がっている。がむしゃらに東京力車らしく全国を駆け抜けた旅は、終わったのではなく、新たな幕開け。この先も熱く、変わることのない彼らの物語が続いていくことを確信させ、笑顔でステージを締めくくった。

「今日はみんな全部出し切りました。もう本当に本当に、今日という日を俺たちにくれて本当にありがとうございました。これからの東京力車にぜひ注目していてください。こんな時代には、俺たち負けないから」(石橋)
なお、この千穐楽公演の模様は、7月25日17時より歌謡ポップスチャンネルにてテレビ初独占放送される。
◾️セットリスト
M1 男道
M2 命の華
M3 群雄召魂歌
M4 涙ひとしずく
M5 青春
M6 友よ〜夢の旅人〜
M7 天下御免の伊達男
M8 Sole!〜おまんた囃子〜
〈太鼓演舞(助六太鼓 共演)〉
M9 祭り太鼓〜男の旅路
合奏 東京力車+助六太鼓
M10 ラブハラスメント
M11 DOKIDOKI〜愛のビート〜
M12 人は花
客演 林佑樹登場
M13 東京
M14 ミスターランナー
M15 笑顔満開
M16 ゴールめざして
Enc. RUN!
Enc. 絆〜仲間へ〜
Enc. ARIGATOU
Enc. 俺らしく…
NEW RELEASE!!
2025年10月15日発売
東京力車「俺らしく…」
<追走盤A>

「俺らしく…」
作詞:山本譲二 作曲:徳久広司 編曲:矢田部正
c/w「群雄召魂歌」
作詞:藤原優樹 作・編曲:近藤圭一
c/w「ラブハラスメント」
作詞:石橋拓也 作曲:木村竜蔵 編曲:西村真吾
テイチクエンタテインメント TECA-25041 1,650円(税込)
2025年10月15日発売
東京力車「俺らしく…」
<追走盤B>

「俺らしく…」
作詞:山本譲二 作曲:徳久広司 編曲:矢田部正
c/w「群雄召魂歌」
作詞:藤原優樹 作・編曲:近藤圭一
c/w「DOKIDOKI~愛のビート~」
作詞:白上一成 作曲:木村竜蔵 編曲:西村真吾
テイチクエンタテインメント TECA-25042 1,650円(税込)
2025年10月15日発売
東京力車「俺らしく…」
<追走盤C>

「俺らしく…」
作詞:山本譲二 作曲:徳久広司 編曲:矢田部正
c/w「群雄召魂歌」
作詞:藤原優樹 作・編曲:近藤圭一
c/w「人は花」
作詞:田井裕一 作曲:木村竜蔵 編曲:遠山 敦
テイチクエンタテインメント TECA-25043 1,650円(税込)
2025年2月12日発売
東京力車「俺らしく…」
<Type-A>

「俺らしく…」
作詞:山本譲二 作曲:徳久広司 編曲:矢田部正
c/w「ぷちょへんざじゃぱん!!<東京力車 feat.石橋軍団>」
作詞・作曲:GA-HA- 編曲:NOBUHIKO SATO
c/w「ミスターランナー」
作詞:武田鉄矢 作曲:千葉和臣 編曲:周防泰臣
テイチクエンタテインメント TECA-25003 1,650円(税込)
2025年2月12日発売
東京力車「俺らしく…」
<Type-B>

「俺らしく…」
作詞:山本譲二 作曲:徳久広司 編曲:矢田部正
c/w「ぷちょへんざじゃぱん!!<東京力車 feat.石橋軍団>」
作詞・作曲:GA-HA- 編曲:NOBUHIKO SATO
c/w「ゴールめざして」
作詞・作曲:合田道人 編曲: 呉井辰吉(SUPA LOVE)
テイチクエンタテインメント TECA-25004 1,650円(税込)


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