【カラフル現場放浪記】LAST FIRST『YOSUKE Birthday Live』at ラドンナ原宿

2025.06.09Special

5月31日、ラドンナ原宿でLAST FIRSTのリーダー・YOSUKEのBirthday Liveが開催された。44歳を迎え、今もなお胸に熱く燃え続ける音楽への愛を持つYOSUKE。その傍らに、運命共同体であるメンバーのOSA、GACKYがいつも笑顔で寄り添う。仲の良い3人の素顔も垣間見ることができた温かいバースデーライブ昼公演の模様を独占レポート！

”静”と”動”が絶妙に交差する多彩なステージ

ライブは、アップテンポなナンバー「ONE LOVE」からスタート。生き生きとした笑顔で歌い上げるメンバーは、拳を力強く突き上げ「YAH YAH YAH」のカバーでさらに勢いを増していった。

「10日遅れですが、今日は僕、YOSUKEの誕生日ということで、皆さんお集まりいただき本当にありがとうございます。いや〜、年は取りたくないですね（笑）」と、率直な思いを交えてファンに感謝を伝えるYOSUKE。そこに、「昔の写真が必要ってことでいろいろ見返してたんですけど、デビュー前からよりたぶんいまの方が若いよ！」と、GACKYが語りかけ、会場がほっこりとした雰囲気に包まれた。かと思えば、「今日はアゲるね！アゲの直也だね！」と、OSAが軽妙にツッコミ、3人のやり取りに笑いが広がった。

MCの和やかさのまま、続けて「Dreaming Okinawa」「We’re young forever」「一期一会」と、ノンストップで3曲を披露。ライブは一気にギアを上げていく。オープニングでは少し緊張気味だった観客の表情も、メンバーのパワフルな歌声が響くごとにほぐれていき、あっという間に温かい躍動感に包まれていった。

初披露となったおそろいのデニムスーツはYOSUKEの友人のファッションデザイナー・motonari ono氏の手によるもの。「僕たちの音楽性を表したようなポップな感じで最高です」と3人。同じ衣装でも、それぞれの魅力が際立つコーディネートに

「一期一会」は、この日初めて披露された新曲だという。この曲は、YOSUKEが若いころから親交のあるJ Soul Brothersの初代ボーカリスト・SASAが提供してくれたという楽曲で、タイトル通り、その瞬間にしか味わえない特別な空気感を会場に運んだ。

「この曲は今度リリースする新曲のCDには入りませんが、皆さんぜひぜひこの曲も覚えてほしいです」（OSA）

そして、これまでとは一転、椅子に腰かけて歌唱した「恋花火」「戦いの日々」では、渋さと艶のあるボーカルが心に深く響いた。それぞれの声質の違いが絶妙にマッチして、LAST FIRSTの真骨頂とも言える素晴らしいハーモニーを生み出した。

「戦いの日々」では「人生は勝ち負けではないですが、戦いの日々。なんか、そういうふうに思った時期があって。オリコンで順位が出るけれど、順位では表せないものがある。本来の自分たちの音楽を求めて歌うことが大事なんじゃないかなって思うことがあります」「10代のころの純粋さを忘れずにいたい」（YOSUKE）と、長い音楽人生で得た信念を明かす場面も

「44歳という年齢で音楽をやっているとは、20年前には思ってなかった。でも、こうやって毎年誕生日にライブをさせていただけるというのは、本当に幸せなこと。10代、20代、30代のときよりも、重く大切に刻んでいます」（YOSUKE）

中盤、OSAが手にして現れたバースデーケーキに、YOSUKEが子どものように輝く笑顔を見せた。そして、年齢を重ねていくことの重み、若いころには感じることのなかった”続けること”の意味を自分自身に問いかけるように、しみじみとファンに語った。

新たな挑戦「DO IT！〜夢恋人」で1位を目指す！

いよいよここで、6月25日にリリースとなるLAST FIRSTの5枚目のシングル「DO IT!〜夢恋人〜」が初披露された。メンバーの熱望により、OSAの地元（兵庫・神戸）の大先輩でもあるケツメイシの大蔵氏が手がけた、韓国の歌謡曲（トロット）をインスパイアした作品。遊び心のある歌詞と、コミカルな振り付けが魅力的だ。LAST FIRSTにとっては初めての振り付けのある楽曲で、「一緒に盛り上がれる振り付けがあるので、皆さんも僕たちと一緒にやってほしい！」と客席に呼びかけ、メンバー自らレクチャー。観客の準備もバッチリだ。

そして、曲が始まるとともに会場の空気は一変。昔懐かしい昭和のディスコさながらの派手さと軽快なビートに乗せて、メンバーは初披露の緊張を感じないほど楽しげに歌い踊り、フロアでは観客が自然と体を動かしながら振り付けに参加。おおいに盛り上がった。

「この曲でオリコン1位を目指したいと思います！」と熱い意気込みを語った

スパニッシュな雰囲気と微かに切なさが漂う、披露された新曲のc/w曲「ココナナ」は、LAST FIRSTが作った楽曲。「この曲で夏を盛り上げたい」（GACKY）

気づけばライブも終盤戦へ。「Rainbow」「カンチョリーッス」、そして本編ラストを飾ったのは、メジャーデビュー曲「応援歌」。クライマックスに向けて、メンバーも観客も一体に。初心を忘れることなく、新曲に向けてまた一歩を踏み出す決意を、歌声と拳に込めて歌い上げた。

「誕生日ライブ、そして今日から新曲のキャンペーンもスタートということで、本当に最高のスタートを切ることができました。ありがとうございます！」

YOSUKEが、感謝の気持ちを込めてあいさつ。その言葉にメンバーも大きくうなずき、アンコールを含め全14曲を熱唱して、笑顔でライブを締めくくった。“大切なファンとともに”誕生日を祝い、最高のスタートを切ったLAST FIRST。これからの展開からますます目が離せない。

今後、ライブをはじめ新曲キャンペーンなど目白押し。LAST FIRSTのスケジュールはオフィシャルサイトでチェック！

◾️1st セットリスト
M1 ONE LOVE
M2 YAH YAH YAH
M3 Dreaming Okinawa
M4 We’re young forever
M5 一期一会
M6 恋花火
M7 戦いの日々
M8 DO IT！〜夢恋人〜
M9 ココナナ
M10 Rainbow
M11 カンチョリーッス
M12 応援歌
Enc. オワリハジマリSabaai音頭
Enc. ラ★フェスタ

▶︎昭和と平成が行き交うパーティーソング！LAST FIRSTが新曲「DO IT！～夢恋人～」を6月25日リリース

NEW RELEASE!!

2025年6月25日発売
LAST FIRST「DO IT！～夢恋人～」
【Type A】

「DO IT！～夢恋人～」
作詞：大蔵　作・編曲：大隅知宇
c/w「ラ★フェスタ」
作詞・作曲：YOSUKE、OSA、GACKY　編曲：海津信志
日本コロムビア　 COCA‐18285　1,500円（税込）

2025年6月25日発売
LAST FIRST「DO IT！～夢恋人～」
【Type B】

「DO IT！～夢恋人～」
作詞：大蔵　作・編曲：大隅知宇
c/w「ココナナ」
作詞・作曲：YOSUKE、OSA、GACKY　編曲：海津信志
日本コロムビア COCA‐18285　1,500円（税込）