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【ライブレポート】「“暑さ”を“熱さ”に変えて!」吉永加世子が恒例のSUMMER LIVEを開催!

今年2月に発売された「夜汽車」とともに日本全国を駆け巡っている吉永加世子が、8月24日、東京・六本木バードランドで、恒例のSUMER LIVEを開催した。回を重ねるごとに席が埋まるのが早くなっているという大人気のライブ。ツイキャスプレミアでも生配信され、全国のファンから多くのコメントが寄せられた。

 

夏らしい曲をお届け! 吉永加世子ワールド全開のライブ

オープニングは夏らしく、情熱的なラテン・ナンバー「燃えつきて」。続いて、“吉幾三の女唄を歌い繋ぐ”吉永の代表曲としてYouTubeの再生回数が50万回を超えた「サヨナラTokyo」で、観客のハートを魅了した。

「2024年のサマーライブが始まりました。毎年来ていただいている方、デビュー当時から来ていただいている方、また初参加の方もたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。今夜はゆっくりと吉永加世子ワールドを楽しんでいただきたいなと思っております」

あいさつもそこそこに、吉永は大橋純子の「たそがれマイ・ラブ」と髙橋真梨子の「はがゆい唇」と、日本を代表する女性シンガーの曲を色っぽくカバー。衣装は、シルバーのセットアップ。「今日の私、宇宙人みたいでしょ(笑)? どこの星から来たんだっていう感じ」と笑いを誘う吉永だが、長身で手足の長いプロポーション抜群の吉永ならではの大胆な着こなしは、観客の目を惹きつけていた。

次に「夏っぽい元気のいい曲を用意させていただきました」と、オールディーズ・ナンバーをメドレーで披露。吉永のライブではおなじみのK.Yバンドが、軽快な演奏で吉永の歌をバックアップする。3曲目の「キッスは目にして」では、男性コーラスパートをサックスの小林氏が歌うというレアな演出があり、客席があっと驚いたと同時に、吉永自身が歌いながら吹き出してしまうという楽しいハプニングとなった。

「ネガティブな考えになることもあったり、台風などの自然災害で悲しい思いをすることもありますが、それでもポジティブに、何でも前向きに捉えていきたいです。そして夏だからこそ“暑さ”を“熱さ”に変えて、吉永加世子魂を皆さんにお届けしたいなと思っています。“この曲を聴くとパワーが出るぞ”という一曲、とても懐かしい曲なんですけれど、魂を込めて精いっぱい歌わせていただきます」

そう話すと、浅倉未稀の代表曲「ヒーロー」を熱唱した。

「今日は、宮土理さんがいらっしゃっています。吉幾三師匠の大ファンでいらして、それからのご縁で応援していただいています」。吉永の紹介で、うつみ宮土理が客席からステージへ。「今日はすごくご自分に合う歌を選んでいるわね。『ヒーロー』なんてピッタリ。弘田三枝子さんの歌(VACATION)もいいと思うわ。ピカピカしちゃって…ほんとに宇宙人みたい(笑)。でもあなた、美しいわねえ」などと感想を話し、吉永とほのぼのとしたトークを繰り広げ会場を沸かせた。

皆さんへ愛と感謝の気持ちを込めて…“夜汽車”で走り続けたい

ファンなら誰でも知っている「夜汽車」のサビで親指、人差し指、小指を立てる振り付けは、“I LOVE YOU”を表わす世界共通のハンドサインだ。「デビューしてから30年間、いろいろな方に支えていただいたので、歌で愛をお届けしたい。そして皆様からもパワフルな愛をいただきたいので、愛のレスポンスをさせていただきます!」と、来場者全員とハンドサインを振り合って「夜汽車」をパワフルに歌い上げた。

吉永は今夏、師匠である吉幾三と弟弟子の真田ナオキとともに、吉の故郷・青森県五所川原の“立佞武多”に参加。その楽しかった祭りの雰囲気を少しでも味わってほしいと、吉の楽曲「立佞武多」を初めてカバーした。

開演直後に、客席のファンからプレゼントされた粋な法被を羽織り、吉永が太鼓を叩きながら“ヤテマレー ヤテマレー”とパンチの効いたかけ声を響かせると、来場者も“ヤテマレー ヤテマレー”とこたえる。スクリーンには立佞武多の山車に乗る吉ファミリーの姿が映し出され、お祭りムードを高めた。

祭りの後の静けさを感じさせるような雰囲気の中、「木蘭の涙」などしっとりと聴かせるナンバーでファンの心をつかむと、「今日が楽しみで楽しみで、夢の中でまで『夜汽車』を歌っていたくらい(笑)。今年は2月21日に『夜汽車』を発売して、2月23日にはデビュー30周年のディナーショーにたくさんの方にお集まりいただきました。私は本当に幸せで、夜汽車を走らせていただいています。“かよ列車”はもっともっと燃料を、そして肥やしをん蓄えて、まだまだ走り続けたいと思いますので、皆さん応援をよろしくお願いします」と、改めてあいさつ。最後は、来場者へ感謝の気持ちを込めて「永遠に輝いて」を披露し、吉永は笑顔でステージを後にした。

鳴りやまない拍手はアンコールの手拍子に変わり、吉永が再びステージに登場。「夏~!!」と叫び、松任谷由実の「真夏の夜の夢」を歌いながら会場をラウンド。そのまま再び「夜汽車」を歌い、30周年を彩る熱いサマーライブは惜しまれながら幕を閉じた。

 

◾️セットリスト
M1 燃えつきて
M2 サヨナラTokyo
M3 たそがれマイ・ラブ
M4 はがゆい唇
M5 オールディーズメドレー
① VACATION
② 月影のナポリ
③ キッスは目にして
M6 ヒーロー
M7 夜汽車
M8 五月雨
M9 立佞武多
M10 木蘭の涙
M11 時代
M12 曼珠沙華
M13 永遠に輝いて
Enc. 真夏の夜の夢
Enc. 夜汽車

(取材・文/夏見幸恵 撮影/カラフル編集部)

 

NEW RELEASE!!

2024年2月21日発売
吉永加世子「夜汽車」

「夜汽車」
作詞・作曲:吉幾三 編曲:野村豊
c/w「五月雨」
作詞・作曲:吉幾三 編曲:野村豊
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91548 1,500円(税込)

 

CHECK!!

吉永加世子オフィシャルサイト
吉永加世子公式X
吉永加世子Instagram
吉永加世子公式YouTubeチャンネル「かよちゃんネル」

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