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木村徹二がセカンドコンサート開催。”時代をつくる男”の魅力がみだれ咲き!

木村徹二が、11月29日、東京・なかのZERO 大ホールにて、『木村徹二LIVEⅡ~時代をつくる男。テツジ自信有り!』を開催した。

昨年は、同会場の小ホールでデビューして初のワンマンコンサートを行い大成功を収めたが、今年はその倍以上の動員が可能な大ホールにステップアップ。開演前に記者会見に応じた木村は、「場所に恥じないように一生懸命歌って、全国から来ていただく皆さんにいいおみやげを持って帰っていただければと思います」と語り、また「今日に合わせて体調を整えてきました。お客様もそうだと思う。皆さん万全な体調で来てくださると思うので、僕も含めて全員が楽しい一日になればいいなと思います」と、熱く意気込んだ。

新しい演歌を作り出していく。それが継ぐ者の使命

木村は黒いラメが散りばめられたスーツで登場し、大きな「アイアン!」「てっちゃん!」といった熱烈なコールを浴びながら、三味線の音色とともに最新曲「みだれ咲き」でコンサートをスタートさせた。

「今日を今か今かと待ちわびて、この日を迎えることができました。僕も楽しみにしてきましたが、皆さんも今日に合わせて(体調を整えて)来てくださったんだろうと、感謝の気持ちをまず最初に伝えられればと思います。ありがとうございます! またこの景色を見ると独特な緊張感というか……ふだんのコンサートでは味わえない高揚感を楽しみに変えて最後まで歌っていきたいと思いますので、最後まで楽しんでいただければうれしいです」

この場に駆けつけてくれた全ての人への感謝を笑顔で語りかけると、オリジナル曲から「つむじ風」「最後の酒」とファン人気の高いカップリング曲を届けた。

続けて、「まだ2年しかやっておりませんけれども、この仕事の大変さを非常に痛感しまして、これを42年続けた父のすごさというのを改めて、いまも一緒になるたびに思います。かっこいいなと」と前置きし、父・鳥羽一郎と叔父である山川豊の「兄弟船」「アメリカ橋」「夜桜」「カサブランカ・グッパイ」などの名曲の数々を、リスペクトを込め歌い上げた。

「継ぐという言い方が合っているかわかりませんが、演歌は日本の文化、伝統芸能みたいなものに近いと思っているので、絶対になくしてはいけないと思います。そのためには知っていただく機会を活用しながら、新しい演歌を作り出していかないといけない。それは僕一人の力では無理ですから、兄やスタッフさんたちと力を合わせて歌謡界を少しでも盛り上げていければ、継ぐ者としての使命なのかなと思います」

中盤には実兄・木村竜蔵氏がゲストとして登壇し、この日誕生日を迎えた竜蔵氏を祝福。そして二人で組む竜徹日記の「花が笑う」などを歌唱し、漫才コンビのようなトークで会場を和ませた

 

『時代をつくる男、テツジ』、最後まで自信を持って歌う

前半を最高の盛り上がりの中折り返し、後半はスクリーンで公開された木村のインタビュー映像で幕開け。そして、鮮やかなブルーのスーツ姿でおもむろにステージに現れると、木村はピアノの前に腰を下ろし初めてだというピアノ弾き語りを披露した。河島英五の「時代おくれ」をワンコーラス見事に演奏しながら歌唱すると、ステージセンターへ。大きく胸を張り歌う木村の姿を、観客は静かに見守っていた。

木村にとっての挑戦はまだ続く。「いままであまり歌ってこなかった80年代の曲、女性アイドルの歌を数曲歌いたいと思います」と、中森明菜の「DESIRE-情熱-」、松田聖子の「SWEET MEMORIES」といった、昭和音楽史に残る1980年代の女性アイドルのヒット曲を熱唱。三曲をノンストップで歌い切りファンを喜ばせた。

木村が曲名を告げた瞬間、会場からどよめきとともに期待が込められた大きな歓声が沸き起こった。そのとき、”してやったり”というように、木村が小さく笑みを浮かべたように見えた

歌い終えると「本当に……いろいろな声が出せる男です(笑)」。軽妙なトークにまた爆笑が

ここからは、二日前にリリースされたカバーアルバム『ザ・カバーⅡ~海とか山とか旅とか酒とか~』より、選りすぐりの昭和歌謡5曲を情感たっぷりに聴かせた。

ニューアルバムの選曲について、開演前の記者会見でも「兄とスタッフの皆さんが選んでくれました」。聴いたことはあっても歌えない曲などもあったそうで「新鮮な”木村徹二”を感じることのできる魅力的なアルバムかな」と話していた

ラストは、もちろん「みだれ咲き」。「この曲だけは写真も、動画撮影もOKですって!撮ったら必ず拡散してください」と呼びかけ、11月29日、今日のワンマンコンサート。すごいタイトルですよ。『時代をつくる男、テツジ自信有り!』って言ってるんですから。自信を持って、最後の最後まで歌いたいと思います」と、再び三味線の音色に導かれ歌い上げ、本編を締めくくった。

アンコールでは、優秀新人賞を受賞した昨年末の日本レコード大賞で着用した真っ白なスーツに身を包み、歌い継いでいる父・鳥羽の名曲の中でも人気の「ハマナスの眠り唄」、そしてデビュー曲にして木村の代表曲になりつつある「二代目」で、最高潮の盛り上がりの中幕を閉じた。

 

記者会見では今後の目標をガツンと宣言

開演前に、プロデューサーを務める兄・木村竜蔵氏と記者会見に出席。記者からの質問に笑顔で応じた。この日初挑戦となったピアノの弾き語りについて「お客様の前ではやったことはありませんが、演歌を歌う前は動画で公開していたことも」と木村が明かすと、竜蔵氏はその腕前を聞かれ「完璧ですね」。報道陣を笑いに誘った。また、「いま男性の演歌歌手にはキラキラした方が多いので、彼は少し泥臭い、男っぽい感じを出していきたい」とプロデューサーとしての思いを語った。

「演歌界自体をもう少しアップデートしたい。演歌が残っていくために必要な手段として、彼は必要かなと思う。僕らが小さい頃の紅白といえば、最後に北島三郎さんが出てくる、という画を観て育ってきているので、ああいう時代をもう一回作れたら。その時代を作ってほしいと思って彼をデビューさせました」(竜蔵氏)

そして、今後の目標について木村は「海外にも演歌が好きな方がたくさんいらっしゃるので、海外の人たちに聴いてほしいという思いもある。ゆくゆくは海外でできたら最高ですね」。「カーネギー」と竜蔵氏がボソッとつぶやくと、「ひとりカーネギーで(笑)」とすかさず切り返し、息の合ったかけ合いで再び報道陣を笑わせた。

また、「父も叔父も出演していたので小さい頃から観ていました。年始に学校で”お父さんカッコよかった”と言われるのがすごくうれしかった。僕もそのステージに立てたらうれしいですし、欲を言えば全員揃って出られたらこんな最高なことはないかなと思います」と、年末の大舞台への思いも告白した。

いつか、演歌界で咲きほこる大輪の花に……。”時代をつくる男”木村徹二から目が離せそうにない。

◾️セットリスト
M1 みだれ咲き
M2 つむじ風
M3 最後の酒
M4 兄弟船
M5 アメリカ橋
M6 鯱
M7 夜桜
M8 北斗星
M9 カサブランカ・グッパイ
M10 花が笑う(竜徹日記)
M11 誰かのヒーロー(木村竜蔵)
M12 時代おくれ
M13 DESIRE-情熱-
M14 SWEET MEMORIES
M15 セーラー服と機関銃
M16 北の旅人
M17 北酒場
M18 みちのくひとり旅
M19 津軽恋女
M20 山河
M21 夢の花道
M22 男の拳
M23 みだれ咲き
Enc. ハマナスの眠り唄
Enc. 二代目

 

NEW RELEASE!!

2024年11月27日発売
木村徹二『ザ・カバーⅡ~海とか山とか旅とか酒とか~』

【収録曲】
M1 アメリカ橋
M2 石狩挽歌
M3 北酒場
M4 みちのくひとり旅
M5 氷雨
M6 酔歌
M7 北の旅人
M8 津軽恋女
M9 北の鴎唄
M10 玄海ブルース
M11 旅の終りに
M12  山河
日本クラウン CRCN-20493 3,000円(税込)

 

CHECK!!

2024年7月9日発売
木村徹二「みだれ咲き」【特別盤】

「みだれ咲き」
作詞・作曲:木村竜蔵 編曲:遠山敦
c/w「男の拳」

作詞・作曲:木村竜蔵 編曲:遠山敦
c/w「ハマナスの眠り唄(アコースティックver.)」
作詞:内館牧子 作曲:三木たかし 編曲:矢田部正
日本クラウン CRCN-8668 1,500円(税込)
配信はこちら▶︎https://lnk.to/midarezaki_sp

2024年2月28日発売
木村徹二「みだれ咲き」

「みだれ咲き」
作詞・作曲:木村竜蔵 編曲:遠山敦
c/w「最後の酒」

作詞・作曲:木村竜蔵 編曲:遠山敦
日本クラウン CRCN-8639 1,500円(税込)

 

木村徹二日本クラウンアーティストサイト
木村徹二公式X
木村徹二Instagram
木村徹二公式YouTubeチャンネル

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