山口ひろみがバースデー当日にファンに囲まれ『163フェス Vol.2 〜誕生日はあなたと〜』開催！ひと足早く7月発売の新曲「恋問海岸」を初披露

2024.06.02News

山口ひろみが、49歳の誕生日である6月2日に、東京・築地にあるライブハウス、BLUE MOOD（ブルームード）で『163フェス Vol.2 〜誕生日はあなたと〜』を開催。7月17日にリリースされる新曲「恋問海岸」を、いち早くファンへお披露目した。

今年歌手生活23年目を迎える山口だが、誕生日当日にライブを行うのは初めて。長きにわたり応援し支えてくれるファンへ感謝を込めて、演歌・歌謡曲から歌謡浪曲、ミュージカルナンバーまで全13曲、選りすぐりのセットリストによるパワフルなライブを繰り広げた。

昨年発売した最新曲「三井の晩鐘」で登場した山口は「今日は、皆様とやっと一緒に誕生日を過ごさせていただけるということで本当にうれしく思っております。え、何歳になったかわからない？ 19歳はちょっと苦しいかな…（笑）」と、軽快なトークでオープニングから会場を盛り上げた。
5枚目のシングル「知床番屋」で大きな”ひろみコール”を浴び笑顔を見せると、つづけて「誕生日が来ますと、母が生んで大切に育ててくれたから、いまの私があるんだなと思います。私もこうして目ぶたを閉じれば、母の面影が浮かんでまいります」と、23歳のときに天国へ旅立った母への思いを込めて「瞼の母」を歌い上げ、ファンの心をつかんだ。

▲前半の最後は、防災士や食育防災アドバイザーの資格を持つ山口が作詞に参加した「しょくいくぼうさいのうた」。今回は介護予防Ver.を客席と一緒に踊りながら披露した。山口はボランティアで介護予防体操のインストラクターも務めているという

後半は、ピアノ、ギター、サックスのバンドを迎え、山口も美しいドレスに衣装チェンジ。カバー曲を中心に、まずは朱里エイコの「ジェット最終便」や渡辺真知子「迷い道」などを軽やかな歌声で届けた。

そして、昨年師匠である北島三郎のもとを巣立ち移籍したテイチクレコードのヒット曲である矢吹健の「あなたのブルース」、6年間内弟子として修行していた時代の思い出の曲で「（北島）先生がお前にピッタリだ」と選んでくれたという北島の「兄弟仁義」、天国の母が大好きだったという一曲「すずめの涙」を熱唱。ジャジーにアレンジされた名曲の数々を楽しそうに、情熱的に歌い、会場を次々と山口の色に染めていった。

▲今年創立90周年を迎えた老舗・テイチクを代表する一曲「あなたのブルース」。「どうしても今日歌いたかった」と語り、華麗なサックスの演奏をバックに熱唱した

昭和を彷彿させるノスタルジックな空気感に包まれた後、会場に響き渡ったのは1970年代のベトナム戦争末期を舞台にした世界的なミュージカル『ミス・サイゴン』の代表的なナンバー「命をあげよう」。山口ののびやかで表情豊かな歌唱に、観客は静かに聴き入った。

▲「私は戦争を知らない世代ですけれども、いまもまだ各地で戦争が起こっています。人を大切にすることが、戦争がなくなることに繋がっていくのかなと思ったりしています」と思いのうちを語った

パワフルに歌い続けた本編を笑顔で終え、アンコールでは新曲「恋問海岸」、そしてカップリング曲「人生こぶし」を、7月17日のリリースに先駆けてファンへお披露目した。

「この曲は北海道の白糠町に実在する海岸を舞台にした作品。ワンコーラス目は『笑われたってかまわない』。愛する人には相手がいるのに、それでも私は命がけであなたを愛しています、という一途な女性の心を描いた作品です。本当に素晴らしい曲をいただきました。この曲は”来る”と思っています。何が来る？紅白があちらから歩いて”来る”！」

▲「恋問海岸」は人気マンガを実写化した映画『ゴールデンカムイ』（2024年）のロケ地としても知られる白糠町の、太平洋を一望できるカップルに人気の観光スポットでもある

温かい大きな拍手の中、山口は晴れやかな笑顔で新たな一年のスタートを切った。
なお、7月24日には東京・なかのZERO 小ホールで開催される『東京演歌ライブなかの Vol.231 ～夏盛り！歌謡パレード!!～』に、新曲を引っさげて出演予定となっている。

◾️セットリスト
M1 三井の晩鐘
M2 知床番屋
M3 瞼の母
M4 しょくいくぼうさいのうた
M5 ジェット最終便
M6 迷い道〜9月の雨
M7 あなたのブルース
M8 兄弟仁義
M9 すずめの涙
M10 命をあげよう
M11 愛の水中花
Enc. 人生こぶし
Enc. 恋問海岸

山口さんのニューオリジナルグッズに注目！！

TEAM163（チームひろみ）のロゴが入っているハンドタオルとフェイスタオルが、この日ライブ会場で発売となりました。このグッズのデザインは、東京・調布にある就労継続支援B型事業所（※）のNPO法人ファーストステップさんで働く方々が描かれたもの。山口さんは「皆さんの絵がとても素敵だったことと、こちらの事業所は障がいを持っていても”好きなことを仕事にする”のを支援していることに感銘を受け」、今回のコラボグッズが実現したとのことです。3年前にご結婚されたご主人は介護職（相談支援専門員）に就かれており、また山口さん自身も防災士や食育防災アドバイザーだけでなく、さまざまな資格の勉強を重ねて取得され、ボランティア活動にも積極的に参加されています。
「一枚売れるごとに、その売上の一部はNPO法人ファーストステップさんに届きます。利用者の皆さんが”好きなことを仕事にする”お手伝いができれば、と思っています」と山口さん。ライブ会場などで見かけられた方はぜひ✅してみてくださいね！
※一般企業などで雇用契約を結んで働くことが難しい方に対して、就労の機会や生産活動の場を提供するサービス。働くために必要な知識やスキルを身につけられるよう訓練をしたり、支援を受けたりすることができる