【カラフル現場放浪記】北川大介　新曲「人生花結び」披露ランチショー

2024.02.11News

昨年歌手生活25周年を迎えた北川大介が、1月31日に新曲「人生花結び」を発売したのを記念して、2月10日、東京・マリーグラン赤坂で新曲披露ランチショーを行った。

北川は、大学卒業後アメリカへ単身ゴルフ留学。帰国後はトーナメントプロを目指していたがケガのため断念し、歌手の道へ。”ムード歌謡の父”として日本歌謡史に名を残す作曲家・中川博之氏に見出され、1998年「前橋ブルース」でデビューした。昨年6月には、25周年を記念した東京・浅草花劇場で『愛を届けて25年北川大介コンサート〜俺のMy Way〜』を開催。25年の間に発表してきた代表曲の数々や、デビュー当時からの秘蔵映像も公開し、盛況を博した。

昨年25周年記念曲として発表した前作「家族」を歌いながら北川が2階の扉より登場

「25年は、25年かかりました（笑）。時はうそをつかないことを信じて歩いてきました。この25年間、ちゃんと歩いてきたという結果が出ると信じております。活躍している立派な後輩もたくさん出てきましたが、負けてはいられません。40年50年という先輩もたくさんいらっしゃるので、少しでも近づけるようにしっかりと足跡を残していきたいと思っています」

大きな拍手と黄色い声援をうけ、さっそくファン待望の新曲「人生花結び」からショーは幕を開けた。このショーは、北川の師匠である中川博之氏の夫人であり、作詞家として活躍する髙畠じゅん子氏のプロデュースによるもの。髙畠氏はデビュー前より北川を見守り、今回の新曲「人生花結び」はもちろん、これまで数々の名曲を提供してきた。

次曲を北川が紹介するたびに「おぉーっ！」「大ちゃーん！」と歓声が上がった

北川は髙畠氏、担当プロデューサー・日本クラウンの栗田氏をステージへ招き、新曲制作のエピソードを披露。髙畠氏は「家族、人生、これからの未来。過去はどうしたって戻りませんから、それはちょっと置いておいてこれから前向きに考えて生きていこうという思いを込めてこの作品を作りました」と、作品へ込めた思いを話した。

巨匠・中川博之氏夫人で作詞家の髙畠じゅん子氏

髙畠氏は、タイトルのアイデアを書き留めておくノートを持っており、その中からまずタイトルを決め作品づくりに入るという。今回、花をモチーフにした素晴らしい作品が完成し、2曲のどちらを表題曲にするかで北川とバトルがあったそうで、北川が「僕が詞の内容を気に入ってしまった」ため、「人生花結び」に決定。髙畠氏は「押し切られました」と、会場の笑いを誘った。

栗田プロデューサーは、「北川さんが（新曲に）本当に力を入れて熱を持ってくださっているので、皆さんにこの一年応援していただけたらと思います。”花結び”のように、何度でもヒットしてもらいたい」と、温かいエールを送った。

前半は、数ある髙畠氏作詞によるオリジナル曲の中からセカンドシングル「おまえだけなのさ」や「舞子」、2009年に『第51回輝く！日本レコード大賞』の優秀作品賞を受賞した「おまえを連れて」などを歌唱。さらに、客席をラウンドしながら「人生花結び」の作曲を手がけた叶弦大氏による「アカシアの女」「想い出はマロニエ」「水芭蕉」と、ファンの人気も高い”花シリーズ”でファンと温かい交流のひと時を過ごした。

後半は、師匠・中川氏の数あるムード歌謡のヒット曲の中から「ラブユー東京」「足手まとい」、髙畠氏の「愛をありがとう」「My way」、そして新曲のカップリング曲に収録された「千日紅の愛」などを情感たっぷりに歌い上げ、歌手生活25年の貫禄を見せつけた。

「千日紅の愛」のモチーフになっている千日紅は、「ピンクの花。花言葉は”永遠の愛、永久の愛”。出逢った絆、愛は最後まで永遠に貫けるんだという花言葉から、髙畠先生が作ってくださいました」（北川）

そしてアンコールでは、再び新曲「人生花結び」を熱唱し、ひときわ大きな拍手に包まれた。

「たくさん歌ってくださると、とてもうれしいです。結婚式や金婚式などお祝いの席で歌われたらジンときそうですよね。まだお嫁に行かれていない方ばかりだと思いますけど…これから行かれる方はどれくらいいますか？（笑）」

いつもの人懐っこい笑顔を浮かべ会場を沸かせたが、最後は「人生はいいことばかりではないですが、つらいこと悲しいこと、それを乗り越えて初めて人は幸せをつかむんだと、初めて詞を読んだとき感動しました。そして詞をじゃましない綺麗なメロディー、編曲はおしゃれで…。歌いやすくて、何回聴いても飽きない最高の作品です。命を懸けて歌っていきたいと思います」。力強い言葉で締めくくった。

会場には歌仲間のハン・ジナさんも応援に駆けつけ新曲発売を祝福した

■セットリスト
M1　家族
M2　人生花結び
M3　千日紅の愛
M4　おまえだけなのさ
M5　おもいやり
M6　舞子
M7　波止場北ホテル
M8　おまえが港
M9　アカシアの女
M10　想い出はマロニエ
Ｍ11　水芭蕉
M12　おまえを連れて
M13　ラブユー東京
M14　足手まとい
M15　ひとり占め
M16　愛をありがとう
M17　家族
M18　My way
M19　おもいで
M20　千日紅の愛
Enc. 人生花結び