【Colorful Interview】プレ35周年を飾る第二弾!多岐川舞子 が「凍る月」を11月23日にリリース
多岐川舞子が、11月23日に新曲「凍る月」をリリースする。
1989年に「男灘」でデビューした多岐川。来年迎える35周年に向けての第二弾作品である「凍る月」は、「望郷みさき」「信濃川」といったヒット作品を多岐川に提供してきた作曲家・弦哲也氏が18年ぶりに書き下ろした、ワルツのリズムに乗せた抒情的な一曲だ。
また、弦氏が自ら作詞も手がけており、恋に破れた女性の切ない心情を寒々しい冬の空に浮かぶ月になぞらえた作品になっている。
「35周年に向けてお力を」。自ら弦氏に直訴し完成した作品に感激
新曲「凍る月」はどのような作品でしょうか。
多岐川 来年のデビュー35周年へ向かうプレ35周年記念曲第二弾になります。前作の「晩夏の岬」がとてもスピーディーで挑戦的な歌でしたので、今回の作品はゆったりとしたワルツ調の中に女性の悲哀を感じる、抒情的な作品になりました。ギターの音色も、揺らぎがあってとても好きなところです。
今回は作詞・作曲ともに巨匠・弦哲也先生による作品ですね。18年ぶりに多岐川さんへ楽曲を書き下ろされたそうですが、まず今作を初めて聴かれたときの第一印象はいかがでしたか。
多岐川 じつは、弦先生のもとに「来年の35周年に向けて、ぜひお力を貸してほしい」と自ら頼みにうかがいまして、その際にいろいろなお話をさせていただきました。弦先生が「舞子がひとりで寂しくひとすじの涙を流すような、そういう女性像で書いてみるね」とおっしゃってくださり、大変感謝いたしました。そして初めて聴いたとき、本当にイメージ通りの作品を作ってくださったんだなぁ、とうれしく思いました。
弦先生が描かれた詞についてはいかがですか。
多岐川 それが、今回の作品は、まずはメロディーを作っていただいてからと考えていたところ、先生からいただいたメロディーになんと弦先生の書かれた詞がついていて、「まさか」と! そのお気持ちが本当にうれしくて、先生が思い描いた「凍る月」の世界をぜひ歌わせてほしい、と強く思いました。メロディーラインに沿って女性の心情をうまく引き立てている、そんな印象を持ちました。
レコーディングの際はどのような雰囲気でしたか。
多岐川 おそらくこれまでの歌手人生で一番スムーズに終わってしまったレコーディングでした。2回か3回歌っただけでOKが出て、拍子抜けして「本当にこれでいいんですか?」と聞いた覚えがあります(笑)。とってもなじみやすかったので、歌いやすかったんだと思います。でも歌うときは、ゆったりとした中に緩急をつけないと一本調子になってしまうので、歌詞の意味をかみしめて、メリハリをつけられるように気をつけました。
弦先生からはレコーディングの際に何かアドバイスなどはありましたか?
多岐川 途中で言葉を二度繰り返す部分 ”バカね、バカね私って”の2回目の部分を最初は引いて歌っていたのですが、先生からは「前に出して歌ってほしい」と言われたので、そこは意識して歌っています。皆様も歌っていただく際には、とにかく柔らかく歌いすぎると一本調子になるので、メリハリや訴えかけるポイントをきちんと作っていただければと思います。
恋に敗れた女性の心情を、タイトルにもなっている「凍る月」と表現されていますが、実際に歌われてみてそこに込められた思いなどどのように解釈されましたか。
多岐川 月にはいろんな表情があって、昼の顔ではない夜の顔というのが女性の心情になぞらえられるといいますか……。楽しいときに見る月、悲しいときに見る月、それぞれに表情が違うなと感じたことは私もあります。この歌の主人公の女性は、恋に破れて見上げた月が凍っているように見えたということで、その悲しみはどれだけのものなのかと想像させられますね。
心に響く歌が歌える歌手に。これからも目標を追いかけて
今年もあと数ヶ月で終わりますが、今年の活動を振り返られていかがでしたか。
多岐川 そうですね。ひとつも動けなかったころに比べれば、今年はライブやイベントをさせていただく機会も増えてきました。まだまだ本格的ではないですが、今年はバースデーイベントもさせていただけますし、来年は35周年という大きな節目ですので、たくさんの皆さんにお会いできますように、そして楽しい未来が待っていることを祈って、心を奮い立たせていきたいなと思っています!
来年の35周年を前に、いまの率直なお気持ちとファンの皆さんへの思い、抱負など意気込みをお聞かせください。
多岐川 35周年まで歌わせていただけたのも、本当に応援してくださったファンの皆様あってのことだと思っております。心に響く歌が歌える歌手になりたい、というのをこれからも目標に頑張ってまいります。
ありがとうございました。最後に、カラフル読者、ファンの皆さんへメッセージをいただけますでしょうか。
多岐川 来年、35周年を迎える5月には35周年記念企画の第三弾となる楽曲をリリースする予定です。前作、今作、そして次作とそれぞれに異なる個性を持った楽曲で、多岐川舞子の35周年という大きなひとつの「家」を立てるような気持ちでこの企画を進めています。一つひとつの楽曲へかける思いももちろん強いものがありますが、大きな節目に向けて来年、さらにその先に向けて歌っていきますので、皆様も引き続き声援のほどどうぞよろしくお願いいたします。
NEW RELEASE!!
2022年11月23日発売
多岐川舞子「凍る月」
「凍る月」
作詞・作曲:弦哲也 編曲:猪股義周
c/w「哀愁日本海」
作詞:かず翼 作曲:弦哲也 編曲:前田俊明
日本コロムビア COCA-18048 1,400円(税込)
CHECK!!
多岐川舞子オフィシャルサイト
多岐川舞子オフィシャルブログ
多岐川舞子公式Twitter
多岐川舞子公式YouTubeチャンネル
この記事へのコメントはありません。