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松井誠が一人4役を手がける特別舞台公演で島津悦子、大空亜由美、津吹みゆが豪華競演!

10月19日、大衆娯楽劇の人気俳優・松井誠が脚本・演出・振付・出演を手がける「錦秋 浅草特別公演」が、東京・浅草公会堂で行われた。演歌歌手の島津悦子、大空亜由美、津吹みゆが出演し、歌、芝居、日本舞踊にと挑戦。松井や松井一座(「劇団誠」)と競演し、およそ3時間にわたり豪華な舞台を繰り広げ、観客を魅了した。

島津と松井との共演は、彼女が昨年10月に開催した芝居&歌謡ショー『艶歌華舞台~農業と演歌は日本の宝~』を観劇した松井から「本格時代劇のお芝居をやってみませんか」と声をかけられたのがきっかけだという。

公演前に島津は、「デビュー35周年を迎えた記念の年に本格時代劇のお芝居にチャレンジさせていただけて感謝の思いでいっぱいです。今日は持てる力のすべてをかけて舞台に臨みます」と意欲を見せた。大空は松井との共演は今回はが4度目だといい、「お芝居は3度目になります。私は30周年にふさわしい大役をいただけたのですごく緊張しておりますが頑張って演じたいです。女性でもやらないような役に挑戦しますので、ぜひ笑ってください(笑)」。

左より津吹みゆ、島津悦子、松井誠、大空亜由美。松井は、「歌手の方はひとり舞台ですが、俳優さんがいて所作ごとがあって、時代劇のセリフがあってと皆さんものすごく苦労されたと思います。でも、演歌の人は根性が違いますね。
そんな皆さんと大変素晴らしい舞台ができたと思っています」と話していた。

さらに、「お稽古では先輩方が優しく温かく教えてくださいました。時代劇を演じさせていただけることが幸せで、とてもありがたいです。皆さんと楽しみたいと思います」と、小さいころから時代劇が大好きだという津吹も弾むような笑顔で心境を語った。

公演は三部構成となっており、第一部では松井の構成・演出・振付による「顔見世歌謡舞踏ショー」が行われ、出演者勢ぞろいでの群舞、松井の華麗な口上により開幕。

続いて、デビュー35周年を迎えた島津は発売以降好評を博している「絆~きずな」、大空は「かもめよ泣かないで」、津吹は10月26日に発売となる「おんなの嵯峨野路」と、それぞれ新曲をはじめ舞踊とのコラボで素晴らしい歌声を披露した。

第二部「情けの露~般若の新吉~」(脚本・演出/松井誠)と題した本格時代劇では、島津と松井が夫婦役を熱演。兄弟、親子、夫婦の愛、義理人情などを描いた涙と感動の物語を迫力ある演技で魅せ、観客の心を打った。

そして第三部の「豪華絢爛 艶姿歌謡舞踊撰」(構成・演出・振付/松井誠)では、10caratsレビューショーに始まり、グランドフィナーレまで華やかなステージでファンを楽しませ、大きな拍手喝采の中惜まれながら幕を下ろした。

約2週間にわたり稽古に励んできた島津は、「時代劇のお芝居・群舞は、私にとって何もかもが初めてのことばかりで、初日からさまざまなお稽古が始まり、どんどん進んでいく内容についていくのに必死でした。最年長の私は、若い役者の皆さんにたくさんのパワーをいただきながら何とか頑張ることができました」。また、稽古中日には左足張脛を痛め、全治2週間と診断されたそうで、「松井座長をはじめ、座員の皆さんが『舞台はチームワーク。助け合いましょう』と励ましてくださり、それは生涯忘れることができません」といったエピソードも披露した。

舞台公演を終えて、島津は「松井一座(「劇団誠」)は、人情にあふれる素晴らしい一座です。松井誠さんは、私にとってあこがれの存在、遠い存在の方だと思っていました。そんな方と毎日お会いでき、演技指導や振付のご指導をいただき、同じ舞台に立てたことは本当に幸せです。芸に対しては大変厳しい方ですが、ふだんの松井さんはとてもお茶目で、大変優しい方です」と話していた。

島津は、12月23日に石川・金沢市のホテル日航金沢でデビュー35周年記念クリスマス&バースデー(特別ゲスト・三田明)を開催する。

 

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