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【ライブレポート】二見颯一が愛を込めて届けた歌世界。ひと足早い『Valentine Concert』を開催!

2月11日、東京・日本橋三井ホールにて、二見颯一『Valentine Concert』が開催された。

バレンタインを直前に控え二見からファンへ向けた歌のプレゼントとして行われたライブ。多くのファンが駆けつけ、会場は開演前より熱気に包まれていた。

MCを務めるケイナが元気よく開演を告げると、二見が「夜空の星」のロックバージョンを歌いながら会場中ほどの扉より登場し、開演早々会場のテンションが急上昇した。笑顔で客席をラウンドしステージへ上がると、つんくが手がけたという二見のオリジナル曲「本気(マジ)すぎてギラギラ」を、勢いはそのままに歌唱。「日本橋三井ホールにこだまする”やまびこボイス”二見颯一です!」とあいさつすると、さっそくオリジナルコーナーへ突入した。

この日は、ロックバンドとアコースティックバンド、総勢10名のメンバーが厚い、熱いサウンドで最後まで二見を後方より支えていた。前半のオリジナルコーナーでは、アコースティックバンドとともにデビュー曲「哀愁峠」や「罪の恋」、列車シリーズとして人気を博した「0時の終列車」「君恋列車」を伸びやかに歌い上げ、温もりに包まれた二見ワールドへ誘った。

二見といえば!の長編歌謡浪曲、およそ6分にわたる『元禄名槍譜 俵星玄蕃』。しなやかな二見の一挙手一投足にファンは釘付けに

中盤は、再びロックバンドの迫力ある演奏で「さそり座の女」「ルビーの指環」などを披露。そして、スペシャルシークレットゲストとして招いた事務所の大先輩でもある松村和子と、”もんたよしのり with 大橋純子”名義で1983年に大ヒットした楽曲「夏女ソニア」をデュエット。二見の選曲でこの曲を歌うことになったと話し、松村は「もんたさんの声って独特で、ハスキーに聴こえるけどめちゃめちゃ高くて。もんたさんのキーに二見くんは今日初めて挑戦するということで、もう2度と歌えないかもしれない?(笑)。今日のための楽曲です」と、二見を優しくリードしつつ楽しそうに歌い上げた。

1980年「帰ってこいよ」でデビューして今年45周年を迎える松村和子。「いろいろな歌を歌われてビックリしました。私も二見くんも民謡出身で、私も水森先生に曲を書いていただいたりしているので、共通するところがすごくあるなと。でも二人で歌うのは初めてね。こないだ食事に行きましたが、二見くんよく食べる! まだ育ち盛りってかんじ。若いね〜」と話し会場を盛り上げた

もんたよしのりと同じキーで熱唱した二見。いつも以上に澄んだ高音を披露しファンの心を鷲掴みにした

二見が作詞を手がけた「ドリームトレイン」。そのことが明かされると会場からは大きな歓声が上がった

後半には、トム・ジョーンズの「I’ll Never Fall In Love Again」を英語で、チョー・ヨンピルの「その冬の喫茶店」を日本語詞と韓国語も交えカバー。ワールドワイドな進出を目指す二見の本気を垣間見る外国語曲のカバーコーナーでファンを魅了した。

「今年は昭和100年。時代を語り継ぐ方々もだんだんと少なくなってくる。そんな時代ですけれども、やはり歌というものは我々のように新しい歌手が出るたびに歌い継がれていくわけです。新人歌手もみんな頑張っています

二見の芯(コア)である演歌からは三波春夫「雪の渡り鳥」や森昌子の「越冬つばめ」、そしてギターの伴奏で春日八郎の「別れの一本杉」の三曲を届けた。

「二見颯一の演歌の世界はいかがでしたか? さぁ、皆さんお待ちかねの新曲です。コンサートで生演奏だけで新曲を披露するのは今日が初めてで、僕も本当にワクワクしております。二見颯一の新たな世界となりました。『泣けばいい』聴いてください」

「泣けばいい」のアレンジも務める丸山貴幸氏のピアノに乗せ、ひと言ひと言語るように丁寧に歌い上げた

最後に、しっとりと心を込めて「泣けばいい」を歌い、二見はステージを後にした。しかし、熱気が冷めやらぬ会場からはアンコールを求める手拍子が大きく鳴り響く。そこへ二見が再登場すると、手拍子が喜びの拍手へ変わった。

フレッシュなMCで会場を沸かせたケイナは「めだかの兄妹」の大ヒットで知られる女性3人組ユニット・わらべの元メンバー倉沢淳美の長女で2023年より本格的に芸能活動をスタートした才女だ

「二見颯一のたくさんの世界をお届けできたかな。こうしてステージに立つと、歌をやっていてよかったなと思います。たくさんの皆様に支えられてコンサートを終えることができました。ありがとうございました。最後は、せっかくですからバンドの皆さん、全員集合~!

錚々たるメンバーと、そして会場いっぱいのファンと一体となって「星降る街角」を熱唱。笑顔とアットホームなムードに包まれたコンサートは幕を下ろした。
まだスタートしたばかりの二見颯一の2025年。デビュー7年目を迎える今年もどれほどの成長を遂げるのか、二見の未来から目が離せない。

 

■セットリスト
M1 夜空の星
M2 本気(マジ)でギラギラ
M3 哀愁峠
M4 罪の恋
M5 0時の終列車
M6 君恋列車
M7 元禄名槍譜 俵星玄蕃
M8 さそり座の女
M9 夏女ソニア feat.松村和子
M10 ルビーの指環
M11 ドリームトレイン
M12 I’ll Never Fall In Love Again
M13 その冬の喫茶店
M14 雪の渡り鳥
M15 別れの一本杉
M16 越冬つばめ
M17 泣けばいい
Enc. 星降る街角

 

NEW RELEASE!!

2024年8月7日発売
二見颯一「泣けばいい」

「泣けばいい」
作詞:石原信一 作曲:堀内孝雄 編曲:丸山貴幸

c/w「花唄」
作詞:もりちよこ 作曲:大谷明裕 編曲:竹内弘一
日本クラウン CRCN-8677 1,500円(税込)

 

CHECK!!

2024年6月4日発売
二見颯一 カバー作品集『やまびこソングス』

【収録曲】
M1 ラブユー東京
M2 哀愁列車
M3 バスストップ
M4 宗右衛門町ブルース
M5 祝い船
M6 神田川
M7 足手まとい
M8 赤いランプの終列車
M9 メモリーグラス
M10 カスバの女
M11 小樽のひとよ
M12 情炎
日本クラウン CRCN-20486 3,000円(税込)

 

二見颯一オフィシャルサイト
二見颯一オフィシャルブログ
二見颯一公式X
二見颯一Instagram
二見颯一公式YouTubeチャンネル

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