香西かおりが築地本願寺で新曲「恋街しぐれ」の作詞者・里村龍一さんに献花し感謝の思いと新曲発売を報告
香西かおりが、新曲「恋街しぐれ」を発売するのに先がけて、3月15日、昨年10月5日にアルコール性肝硬変のため都内の自宅で死去した同曲の作詞を手がけた里村龍一氏(享年72)の遺骨が安置されている東京・築地の築地本願寺・納骨堂を訪れ、献花した。
この日は、里村夫人・綾子さんと香西の恩師である作曲家・聖川湧氏も同席し、3人で納骨堂に花を手向けた。
「自分の周年には里村先生と聖川先生に作品を書いていただきたいと思っていて、残念ながら里村先生が生きていらっしゃるときには間に合わなかったのですが、何とか私の周年には滑り込みセーフで発売することができました。これが遺作じゃなければよかった。先生には生きていてほしかった……。でも、里村先生の奥さまから『先生から私に対しての思いだから』といってこの詞をいただき、35周年記念曲として発売できるのは何よりもうれしいです」(香西)
納骨堂を訪れた香西は「会いに来たよ~!」と、故人をに声をかけたそうで、「先生は豪快でヒグマのような大きな方でしたが、すごく繊細な部分があってやさしい先生でした」と故人をしのんだ。
初心にかえり放つ新曲は ”The 香西演歌”
新曲「恋街しぐれ」は、1988年5月25日発売の香西のデビュー曲「雨酒場」を作詞した、香西を知り尽くした作家陣によって誕生した作品で、里村氏にとっての遺作。”The 香西演歌”ともいえる作品で、もう一度初心にかえり新たな一歩を踏み出す。
「悲しみを、悲しいだけじゃなくてどこかほっとするメロディーに乗せて伝えられる、そんな香西かおりのメジャー演歌が誕生したのが非常にうれしいです。ファンの皆さんもきっと待っていてくださったのではないかと思います。35年はあっという間でした。こんなに長くやれている自分を想像していなかったので、それは幸せだったなと……。今日まで支えていただいた皆さんには、改めて感謝しています。よくレッスン終わりに聖川先生と里村先生と食事をしながら、そんな会話の中からたくさんの歌が生まれて、そういう幸せな時間や景色が思い浮かびます」(香西)
その後、浅草のCDショップ・音のヨーロー堂に移動し、新曲発売記念生配信ミニライブを開催。「このステージに上がるのは、2016年以来、6年ぶり。今日はわずかな時間ですが、ともにリラックスして最後まで楽しんでいってください」と笑顔であいさつすると、デビュー曲「雨酒場」をはじめ、代表曲から「無言坂」「酒のやど」、そして新曲「恋街しぐれ」の全4曲を熱唱した。
「この模様は、世界に配信されているんですか? すごいですねえ。ここにいらっしゃった皆さんはわずかですけれど、この画面から向こうにいらっしゃる人たちにも精いっぱいの思いと歌が伝わるといいなと思います。これからもコツコツと、あせることなく、元気にいい歌を皆さまにお届けできるよう頑張って歌っていきたいです」(香西)
デビュー35周年という輝かしいアニバーサリーイヤーにいただいた素晴らしい記念曲とともに、さらなる活躍に意欲を燃やした。
NEW RELEASE!!
2022年3月16日発売
香西かおり「恋街しぐれ」
「恋街しぐれ」
作詞:里村龍一 作曲:聖川湧 編曲:石倉重信
c/w「黄昏~夢隣り」
作詞:里村龍一 作曲:聖川湧 編曲:石倉重信
ユニバーサルミュージック UPCY-5105 1,350円(税込)
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