大江裕、新曲「十勝秋冬」発表会を開催！「一生に一度しかない”36”歳を大切に過ごしていきたい」

2025.07.23News

大江裕が7月23日、東京・豊洲のラビスタ東京ベイで、この日発売となった新曲「十勝秋冬（とかちしゅうとう）」の発表会を開催した。

新曲「十勝秋冬」は、前作「北海ながれ歌」に続き北海道をテーマにした作品。秋から冬の十勝平野を舞台に、家族の絆と愛を歌った優しい気持ちになる”ふるさと演歌”だ。会場となったラビスタ東京ベイのバンケットルームには多くのメディア関係者が駆けつけ、発表会の前には囲み取材も行われた。

大江は、幼いころより祖父の影響で演歌に親しみ、歌手を目指すように。TBS『さんまのスーパーからくりTV』がきっかけで神様と崇める北島三郎と出会い師事し、2009年「のろま大将」で歌手デビューを果たした。それから17年目を迎えた大江にとって、今年は今まで以上に特別な一年となる。11月には36歳を迎える年男（巳年）であり、”36”という数字は師匠・北島三郎を彷彿する大切な数字。その記念すべき年にリリースした情感豊かな新曲を、選ばれた36名のファンを前に披露し、同曲とともに全国を巡る“感謝36祭（フェスティバル）”に全力を注ぐ決意を表明した。

この日下ろし立ての似顔絵と”36祭”のロゴのあしらわれた衣装をまとい、晴れやかな笑顔を見せる大江

「今年は年男で巳年です。脱皮をする気持ちで、この歌を大切に歌っていきたい。”36”という数字は私の師匠・北島三郎（36）先生でございます。一生に一度しかない年でございますので、大切に過ごしていきたいと思います。”36祭（フェス）”ということで全国を回っていきたいと思っておりますので、皆様よろしくお願いいたします」

師匠・北島三郎の名曲をカバー＆豪華ゲストも登場

ステージへ登場すると、専属バンドの演奏をバックにまずは新曲「十勝秋冬」を1コーラス歌唱。力強くものびやかな大江の歌声に早くも引き込まれ、ファンは静かに耳を傾けた。続いて、「早いもので17年前になります。19歳のときにこの曲でデビューいたしました！」と、自身の原点ともいえるデビュー曲「のろま大将」を熱唱し笑顔を見せた。

そして、恩師・北島三郎の代表曲「函館の女」「与作」「北の漁場」、さらに尺八の音色に導かれ「風雪ながれ旅」のカバーを披露した。師匠への敬愛を込めた歌声に、客席からは大きな拍手が送られた。

師匠の北島は新曲について「なんにも言わない」と多くを語らなかったが、大江は「何も言われないことが一番のご褒美です」とうれしそうに明かした

ここでステージには、祝福に駆けつけていた作曲家の徳久広司氏、作詞家のたきのえいじ氏も登壇。徳久氏は「よく”降りてくる”なんて言いますが、たきのさんの詞を見たときに大江くんが歌っている姿がふっと浮かんできました。大江くんには何作も書いていますが、一番スムーズに出来上がった。騙されたと思って、10回聴いてください。飽きのこない作品ですから」と、「十勝秋冬」の制作秘話や大江への熱いエールを送り、会場は終始温かい雰囲気に包まれた。

写真左より作詞家のたきのえいじ氏、大江、作曲家の徳久広司氏

大江も「初めて徳久先生がギターで歌われるこの曲のデモを聴いたときは、自分の故郷に重なるところが多々あり、思い出しました。レコーディングでは、どのようにして歌ったらいいんだろうと、これまでの作品の中で一番悩みましたね。いままでは勢いでずっと（歌って）きたんです。でも今回はしっとりした曲ですから、張ってはいけないと言われると…。徳久先生に”言葉を大切に優しく歌えばみんなに伝わるから”とアドバイスをいただき、語るようにレコーディングに挑ませていただきました」と、新曲への思いを語った。

後半は、カップリング曲「北の縄のれん」、改めて大江の新たな代表作となる予感が漂う新曲「十勝秋冬」をフルコーラスで披露。デビューして17年、磨き抜かれてきた大江の表現力が光った。

秋から冬の十勝平野を舞台に家族の絆とその愛を歌った作品で、元気いっぱいな曲が多い大江にとってはチャレンジの一曲となる「十勝秋冬」。カップリング曲の「北の縄のれん」は、酒場で交錯する男の悲哀を描いたメジャー演歌となっている

最後には、所属する日本クラウン、そしてクラウンミュージック代表取締役社長・片岡恵介氏が、大江の今後の活躍に期待を込めてあいさつ。発表会は大きな拍手に包まれる中、締めくくられた。

大江は、先日公式YouTubeチャンネル『大江裕のなんか一丁魅せたろかい！』を開設。視聴者から寄せられたコメントや企画を参考にさまざまなチャレンジをすると発表したばかり。「旅に行っているときなどに撮影した裏側などを上げていきますので、僕のいろいろな姿を観ていただきたい。ぜひチャンネル登録をお願いします」と話していた。