• HOME
  • News
  • 神野美伽がジャズ界のトップ・プレイヤーたちと東京コットンクラブで熱いセッション 「目いっぱい歌おう、目いっぱい生きよう!」

神野美伽がジャズ界のトップ・プレイヤーたちと東京コットンクラブで熱いセッション 「目いっぱい歌おう、目いっぱい生きよう!」

昨年デビュー40周年を迎え、今年4月に全編笠置シヅ子の楽曲で構成されたカバーアルバム『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE』をリリースした神野美伽が、”神野美伽&ALL STAR JAZZ BAND LIVE”と銘打ったレコ発ライブを、東京・コットンクラブにて開催した。

(写真/Kumiko Yamada)

この日のライブは1st、2ndステージともにソールドアウトしており、満員のファンで会場は埋め尽くされた。アルバムレコーディングメンバーからクリヤ・マコト (p)竹中俊二 (g)納浩一 (b)大坂昌彦 (ds)ルイス・バジェ (tp)本田雅人 (sax)中川英二郎 (tb)、MAREE ARAKY(Cho)らスター・プレイヤー8名が神野のバックを固めた。
ライブ前、神野は「5年間前に音楽劇で笠置さんを演じ“人間・笠置シヅ子”にどっぷりはまり、念願のカバーアルバムも制作できて、今回はその集大成のような思い入れの強いライブ」と今日のことを語っていた。黒のパンツルックにネクタイというシックな衣装で登場すると、まずは「ジャングル・ブギー」を迫力のあるシャウトでワイルドに歌唱し、一気に会場を盛り上げた。

(写真/Kumiko Yamada)

笠置シヅ子に関しては、NHKの朝ドラでも話題となり知名度も爆発的に上がったが、以前より神野は大リスペクトしており、2019年には音楽劇『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE~ハイヒールとつけまつげ~』でシヅ子役に大抜擢されている。続いて「ややこしい歌です。しんどい歌です」と紹介したのは「買物ブギー」。関西弁でまくし立てるように“体の中に入り込んだ歌”を披露した。2曲目が終わると、先月再婚報道が出たばかりの神野に、会場から咄嗟に「結婚おめでとう!」の声が飛び、神野は驚きながらも「長くなるからまた今度!」と照れくさそうにコメントしていた。

そしてライブ前日、笠置のお墓参りに行ったことを報告すると、テレビで神野が笠置の曲を歌唱した場面を見た一般の方から声をかけられたエピソードを笑いを交えて語った。
続いて、「ジャングル・ブギー」と同年に作られた「大阪ブギウギ」では、観客も手拍子で盛り上げライブに参加。4曲目の「センチメンタル・ダイナ」はウッドベースのソロに神野のボーカルが重なり、これまでとはガラリと変わったスローテンポでじっくり聴かせた。神野が20代のころに故・服部克久のピアノで「蘇州夜曲」を歌った思い出を話すと、クリヤのピアノと神野のボーカルのみのシンプルな編成でしっとりと「蘇州夜曲」を披露。同じ20代に渋谷ジァン・ジァンで淡谷のり子の歌唱を生で聴いた衝撃を語ると、「初トライです」と言いながら淡谷のり子の大ヒット曲「別れのブルース」を歌唱。目を閉じて歌う神野には、当時の淡谷のり子が見えていたに違いない。

(写真/Kumiko Yamada)

そしてライブが佳境に近づき、「どうしても歌っておきたい歌がある」とギター1本をバックに披露したのは、公私ともに親交が深かった八代亜紀の「舟歌」だった。歌い終えて神野は「ここ最近、人は必ず亡くなるんだ、ということを実感することが多かった。だから目いっぱい歌おう、目いっぱい生きようと思います」と、いまの心境を語った。

日本の歌と、ジャズのテイストをミックスして歌うことにここ数年トライしている神野が、続いて披露したのは江利チエミの「さのさ」。笠置の曲に戻り「オールマン・リバップ」「ラッパと娘」では、ホーンセクションとのかけ合いで最高潮に盛り上げ、「ヘイヘイブギー」では”あなたも私も笑って暮そよ“の歌詞と陽気なフレーズで、ハッピーなムードに包まれた。そしてラストには「東京ブギウギ」でにぎやかにフィナーレを飾った。

アンコール含め、合計11曲を熱唱した神野。8月10日と13日には、帝国ホテルで行われる“IMPERIAL JAZZ 2024”への出演も決定している。

 

◾️セットリスト
M1 ジャングル・ブギー
M2 買物ブギー
M3 大阪ブギウギ
M4 センチメンタル・ダイナ
M5 蘇州夜曲
M6 別れのブルース
M7 舟唄
M8 さのさ
M9 オールマン・リバップ
M10 ラッパと娘
M11 ヘイヘイブギー
Enc. 東京ブギウギ

 

INFORMATION

帝国ホテル『インペリアル ジャズ 2024』

●帝国ホテル 大阪
日時:2024年8月10日(土)14:00〜20:00
会場:3階 孔雀の間ほか
料金:SS席 27,000円 S席 22,000円 A席 18,000円
出演予定:加藤登紀子、松崎しげる、神野美伽、ぼんちおさむ、Meri、寺井尚子、ハクエイ・キム、高木里代子、小山太郎、宅間善之、小沼ようすけ、松岡 “matzz” 高廣、菅井信行、神村晃司、朱夏洋子、市岡裕子、石田美智代、佐々木研太、スインギー奥田&ザ・ブルースカイオーケストラ

●帝国ホテル 東京
日時:2024年8月13日(火)14:00〜20:00
会場:本館2階 孔雀の間 ほか
料金:SS席 27,000円 S席 22,000円 A席 18,000円
出演予定:松崎しげる、神野美伽、マリーン、Meri、日野皓正、山下洋輔、寺井尚子、秋満義孝、荒川康男、高木里代子、ハクエイ・キム、小沢咲希、小沼ようすけ、宅間善之、小山太郎、藤田淳之介、松岡 “matzz” 高廣、外山喜雄とデキシーセインツ、スインギー奥田&ザ・ブルースカイオーケストラ

その他、詳細はこちら

 

NEW RELEASE!!

2024年4月17日発売
神野美伽with ALL STAR JAZZ BAND『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE』

【収録曲】
M1 ジャングル・ブギー
M2 ラッパと娘
M3 センチメンタル・ダイナ
M4 ブギウギ時代
M5 買物ブギー
M6 大阪ブギウギ
M7 ホット・チャイナ(SIZUKO!QUEEN OF BOOGIE Ver.)
M8 ヘイヘイブギー
M9 オールマン・リバップ
M10 東京ブギウギ
M11 大空の弟(音楽劇「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE ハイヒールとつけまつげ」LIVE録音)ボーナストラック
ジャケ写:くっきー!(野生爆弾)
キングレコード KICX-1172 3,500円(税込)

2024年3月6日発売
神野美伽「天の意のまま」

「天の意のまま」
作詞:荒木とよひさ 作曲:弦哲也 編曲:猪股義周
c/w「「旅立つ朝」Live Version

作詞:保富康午 作曲:村井邦彦 編曲:クリヤ・マコト
キングレコード KICM-31118 1,500円(税込)

 

CHECK!!

神野美伽オフィシャルサイト
神野美伽公式X
神野美伽Instagram

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。