美貴じゅん子がデビュー25周年記念パーティーを開催。「これからがまた新たないちからの始まりだと思って頑張ります」
昨年歌手デビュー25周年を迎えた美貴じゅん子が、1月29日に東京・ホテル椿山荘東京にて「美貴じゅん子 デビュー25周年記念パーティー」を開催した。
壮大なイントロが流れると深紅の着物に身を包んだ美貴が登場。パーティーは昨年4月に発売されたデビュー25周年記念曲「土下座」で幕開けとなった。
「皆様に見守っていただきながらパーティーを行えることに感無量です。精いっぱい歌います。ぜひ楽しんでいってください」とあいさつすると、「土下座」のカップリング曲「風に誘われて」を歌唱した。
トークではMCに宮本隆治を迎え、自身の生い立ちやテイチクレコードからデビューした当時の話、銀座で仲居をしていた苦節時代のエピソードなどを当時の写真とともに振り返った。
カバーコーナーでは、美貴が初めて買ったレコードだという小林幸子の「おもいで酒」やかぐや姫の「神田川」、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」、久保田早紀(現・久米小百合)の「異邦人」など誰もが知っている名曲をカバー。当時の記憶を一つひとつ辿るように歌い上げた。
美貴は「この曲を作った先生のもとで勉強したい」と、18歳の時に作曲家の聖川湧氏のもとへ「弟子にしてください」と何回も訪ね、弟子入りした。
「レッスンは厳しくて、泣きながら帰ったこともある」と懐古しながら語り、歌手になるきっかけとなった聖川氏が作曲を手がけた「流恋草」を、当時のことを思い出し目に涙を浮かべながら熱唱。大きな拍手に包まれた。
中盤では、美貴が芸能界の父として慕う新川二朗も応援に駆けつけ、「頑張り屋で、みんなに愛される子。これからも頑張ってご両親に孝行してほしい」と語ると自身の60周年記念曲『天・地・人』を披露し、美貴へ力強いエールを送った。
また客席には新川の他にも多くの歌手仲間が駆けつけていた。細川たかしが客席からサプライズ登場し、「浪花節だよ人生は」を美貴とともに熱唱した際には、会場の熱気もピークに。そして、大切な歌手仲間として紹介された水森かおりもステージに上がり、新人時代の美貴と水森の写真が映し出されると「やだ~!」と、二人は当時と変わらずはしゃぎながらも、美貴の復帰に水森は「どうしたかなとずっと心配していた。去年再会できて本当にうれしかった」と喜びを伝えた。
さらに、美貴の復帰にこの人なくしては語れないデビュー25周年記念曲「土下座」の作曲を手がけた岡千秋氏もステージに。ともに「浪花恋しぐれ」をデュエットし、曲中の岡の「酒や!酒買うてこい!」とおなじみのセリフが発せられると、会場からはそれに応えるように大きな拍手が湧き起こった。
「今日こうして皆様に見守っていただきながら歌えたのは、先輩方、歌手仲間のみんな、先生方。そしていつも応援してくださった皆様のおかげです。今まで25年ずっと走り抜けてきたわけではなかったので、25周年と言ってもまだまだ未熟ですが、これからがまた新たないちからの始まりだと思って、またここから精進していきたいと思います。これからもたくさんの方に歌を届け、愛される歌手になりたいと思います。今日ここへ来てくださった皆様、これまでたくさん支えてくださった皆様へ向けて歌います」
25周年記念曲「土下座」を再び歌い、最後はキム・ヨンジャの「陽は昇る」を熱唱し幕を閉じた。
M2 風に誘われて
M3 19の春(カバー)
M4 おもいで酒(カバー)
M5 神田川(カバー)
M6 木綿のハンカチーフ(カバー)
M7 異邦人(カバー)
M8 流恋草(カバー)
M9 ほおずき
M10 幸福(しあわせ)だより
M11 捨てられて(カバー)
M12 恋の奴隷(カバー)
M13 花(カバー)
M14 天・地・人(新川二朗)
M15 浪花節だよ人生は(with 細川たかし)
M16 浪花恋しぐれ(with 岡 千秋)
M17 潮騒-しおさい-
M18 バラの香水
M19 土下座
M20 陽は昇る(カバー)
Now on sale!!
2021年4月21日発売
美貴じゅん子「土下座」
「土下座」
作詞:柳田直史 作曲:岡千秋 編曲:坂本昌之
c/w「風にさそわれて」
作詞:柳田直史 作曲:岡千秋 編曲:坂本昌之
テイチクエンタテインメント TECA-21020 1,350円(税込)
CHECK!!
美貴じゅん子テイチクエンタテインメントサイト
美貴じゅん子オフィシャルブログ
この記事へのコメントはありません。