三山ひろしが六役に挑戦し 『ひとり大忠臣蔵』を熱演! さらに来年1月発売の新曲「恋…情念」も初披露!!
三山ひろしが、12月19日、東京・明治座で『三山ひろしスペシャルコンサート2023 〜挑戦!ひとり大忠臣蔵〜』を行った。
今年デビュー15周年の節目を迎え、さらに年末の『第74回 NHK紅白歌合戦』へ9年連続9回目の出場も決まっており、現在の演歌・歌謡界を牽引する存在のひとりとして大活躍中の三山。この公演は、明治座の150周年を記念する公演として催され、第一部は「ひろしのHAPPY忘年会」と題し、にぎやかにクリスマスソングからスタートした。そして、先日『第56回 日本作詩大賞』を受賞した15周年記念曲第二弾「北海港節」をはじめとする代表曲の数々、GSやフォークソングの名曲メドレーなどを熱唱し、会場に詰めかけた1300名ものファンをおおいに楽しませた。
さらに、2024年1月10日に発売される新曲「恋・・・情念」をコンサート初お披露目。いまかいまかと待ち望んでいた客席からは熱烈な拍手が送られた。
第二部では、三山がひとり六役を演じ分け、今年生誕100周年を迎えた三波春夫が心血を注ぎ創作した『新・ひとり大忠臣蔵』に挑戦。三波の息女であり三波流流主・三波美夕紀氏の指導のもと習得した、長編歌謡浪曲に殺陣を融合させた唯一無二のステージをおよそ1時間20分にわたりノンストップで繰り広げ、ファンの心を熱くさせた。
表情も台詞も見事なまでに完璧。ひとり六役を演じきり、安堵したように最後は満面の笑みを浮かべた三山。明日への弾みをつけ、初日の幕を下ろした。
紅白歌合戦を目前に控え、今年最後となる大きな舞台での精魂こもったこのコンサートは、21日まで3公演行われる。
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開演前の記者会見で、三山は「気合いを入れて練習を重ねてきましたが緊張しております。覚悟を決めて舞台に臨むという意味では、忠臣蔵の赤穂義士たちと通じるものがあるかなと思っています。三波さんは『歌う学者』と呼ばれていたほどつねに研鑽を積まれていた方。三波さんの本を読ませていただいて、芸に対する姿勢というのは本当に素晴らしいと思います。三波さんの『歌芸の天地』という本を頂戴しまして、この本が歌い手としての道標のような気がして、道に迷いそうなときはいつも開いて何度も読み返しています」と、三波への思いを話した。
美夕紀氏は、「高知で普通のお家に生まれた三山さんが、明治座の大きな舞台で長編歌謡浪曲という三波春夫が作ったジャンルに食らいつくように演技をして、これほど芸の域に達するまでに研究なさって今日の披露になったんだなと、三山さんの半生を思うような舞台になっていてすごいなと感動しています。三波春夫生誕100年のこの年のこの月に、大忠臣蔵をやってくださるというご縁も強く感じます」と、三山の芸、そして巡り合わせに感慨もひとしおの様子で語った。
また、三山は今年デビュー15年目を迎えたが、この「大忠臣蔵」を発表したときの三波もちょうど歌謡生活15年目だったという、より深い縁を感じるエピソードも披露した。
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「今年は皆様の応援のおかげでいい花が咲きまして、いいかたちで15年目を迎えることができて幸せな、まさしく”らんまん”な一年になりました」
今年は3月に日本の文化・芸能の保存や向上に寄与した人物を表彰する『第44回松尾芸能賞』優秀賞、先日の『第56回 日本作詩大賞』受賞、年末の紅白出場、また、ふるさとの高知県が物語の舞台となったNHKの朝ドラ『らんまん』に出演するなど、三山にとってこれまで以上に充実した一年であり、記念すべき15周年という節目となった。
実直に芸と向き合い続けてきた三山は、来年はどんな進化を遂げるだろうか。大勢の三山ファンとともに、楽しみにそのときを待ちたい。
NEW RELEASE!!
2024年1月10日発売
三山ひろし「恋・・・情念」
「恋・・・情念」
作詞:原文彦 作曲:弦哲也 編曲:猪股義周
c/w「雲」
作詞:日野浦かなで 作曲:弦哲也 編曲:猪股義周
日本クラウン CRCN-8623 1,500円(税込)
CHECK!!
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