チョン・テフが日本メジャーデビュー10周年記念ライブ『Jouful World 2023』開催。「感無量で胸がいっぱい」
チョン・テフが、3月1日、東京・築地にあるBLUE MOODで日本メジャーデビュー10周年を記念した『Joyful world 2023 10th Anniversary Live』を開催した。
テフは、韓国ソウル出身で1996年に韓国で5人組のダンスユニット「shadows」としてデビュー。2006年に来日し、2013年に芸名を現在のチョン・テフに改名。「サソリの涙」で日本メジャーデビューを果たした。
それから10年。関西を拠点に、甘い歌声とファッショナブルなスタイルで女性ファンを魅了しているテフが、2月に大阪、そしてこの日の東京と2カ所で10周年記念シングル「止まない雨」を引っさげ、豪華生バンドの演奏によるライブを行い、これまでに発表してきたオリジナル曲を中心に全17曲を熱唱。駆けつけたファンに感謝の思いを歌声に乗せ届けた。
ステージは、歌手・チョン・テフの出発点となったデビュー曲「サソリの涙」で開幕した。
「たくさんの皆さんにお越しいただきまして、本当に感無量、胸がいっぱいです。いままで数え切れないくらいのステージに立ちましたが、今日のステージは何より緊張しています。皆様があまりにも美人すぎて…(笑)。皆様の応援のおかげで日本デビュー10周年を迎えることができました。あっという間でした。思いもよらなかったコロナ禍で、皆様の前で歌うことができなくてつらいこともたくさんありましたけれども、皆さんから温かいお言葉をいただきここまで来ることができました。改めて、皆様に感謝の気持ちを申し上げます」
デビュー当時は日本語が下手で、ステージが終わった後に怒られたというエピソードも告白したテフ。10年という歳月の中で努力を重ね、いまでは自分の思いを日本語で上手に話せるようになった。ファンは、テフに大きな拍手を送った。
続く「冷たい雨」では、ドラマチックで力強いテフの歌唱にファンのボルテージも急上昇。さらに、前半は「帰れないふたり」やセカンドシングルの「ガラスの蟻地獄」など、切なくも情熱的なラブソングをテフならではの表現力で聴かせた。
後半は、1986年に発売され荻野目洋子が歌いヒットした「六本木純情派」のカバーからにぎやかにスタート。「時間が経つのは早いです。歳とるのも早いし(笑)。こうしてやっと皆様の前で歌うことができて本当にうれしいです。これからも皆様とたくさん楽しみながらステージを作っていきたいなと思います」と話し、ファンからの人気の高いバラード曲の「合鍵迷子」や男性の秘めた燃えるような恋心を歌った「愛の銀河」といった代表曲の数々をたっぷりと歌い上げた。
そして、「『冷たい雨』『銀のロザリオ』『止まない雨』と偶然にも雨の曲三部作をいただいて、最近は雨男と言われています(笑)」などと笑顔を見せながら、最後に叶わぬ愛と哀愁漂う男心を情熱的に歌い上げる10周年記念曲「止まない雨」を披露し、ステージを後にした。
鳴り止まないアンコールに応え、ステージへ再登場したテフは、「本日皆様のエネルギー、パワーをいただいたぶん、また頑張っていきたいと思います。日本と韓国合わせて34年、歌わせていただいております。韓国では味わったことのない、日本のファンの皆様のおかげでこうして幸せな日々を過ごしております。その感謝の気持ち、歌えることがうれしいという気持ちを届けたいと、(歌手デビュー)25周年の記念として作曲した作品があります」と話すと、自身が作曲に挑戦した「ステージ」、そして故郷・韓国の人気ドラマ『太陽の末裔』主題歌「愛そう」を韓国語で歌唱し、最後までファンを楽しませた。
◾️セットリスト
M1 サソリの涙
M2 冷たい雨
M3 ゆずれない愛
M4 帰れないふたり
M5 レイン・ストーリー
M6 ガラスの蟻地獄
M7 Autumn Leaves
M8 甘い束縛
M9 あの日のワイン
M10 六本木純情派
M11 一秒の薔薇
M12 合鍵迷子
M13 愛の銀河
M14 銀のロザリオ
M15 止まない雨
Enc. ステージ
Enc. 愛そう
NEW RELEASE!!
2023年1月4日発売
チョン・テフ「止まない雨」
「止まない雨」
作詞:円香乃 作曲:徳久広司 編曲:伊戸のりお
c/w「一秒の薔薇」
作詞:円香乃 作曲:徳久広司 編曲:伊戸のりお
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91476 1,400円(税込)
この記事へのコメントはありません。